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日露戦争とサハリン島



編著: 原暉之

2011 年 10月
北海道大学出版会 (出版 社のページへ)
ISBN 978-4-8329-6750-2
定価3800円

目   次


序章
原暉之
日露戦争期サハリン島史研究の概観と課題
1

第1部
境界としてのサハリン島
第1章
天野尚樹
見捨てられた島での戦争−境界の人間/人間の境界−
35
第2章
神長英輔
開かれた海の富と流刑植民地−日露戦争直前のサハリン島漁業−
65
第3章
田村将人
先住民の島・サハリン−樺太アイヌの日露戦争への対処−
97

第4章
越野剛
二〇世紀ロシア文学におけるサハリン島−チェーホフと流刑制度の記憶−
129

第2部
戦争の帰結と新たな国境の創出
第5章
板橋政樹
退去か、それとも残留か−一九〇五年夏、サハリン島民の「選択」−
159
第6章
ヤロスラブ・シュラトフ
ポーツマスにおけるサハリン−副次的戦場から講和の中心問題へ−
189
第7章
塩出浩之
日本領樺太の形成−属領統治と移民社会−
219
第8章
原暉之
日露戦争後ロシア領サハリンの再定義−一九〇五〜一九〇九年−
251

第3部
地域を越える人物と経済交流
第9章
沢田和彦
民俗学者ブロニスワフ・ピウスツキとサハリン島
281
第10章
倉田有佳
ビリチとサハリン島−元流刑囚漁業家にとっての日露戦争−
315
第11章
三木理史
日露戦後の環日本海地域における樺太−新潟県実業視察団を通じた考察−
345

第12章
白木沢旭児
北海道・樺太地域経済の展開−外地性の経済的意義−
367

終章
デイヴィット・ウルフ
(鶴見太郎訳)
サハリン/樺太の一九〇五年、夏−ローカルとグローバルの狭間で−
397


事項索引

1

人名索引

5

付表T
サハリン島の人口構成と人口動態
10

付表U
南サハリン地名対照表
12