ユーラシア世界（全5巻）１.〈東〉と〈西〉

編者：塩川伸明、小松久男、沼野充義、宇山智彦

2012 年 5月
東京大学出版会(出版社のページへ )
ISBN 978-4-13-034281-0
定価：4,500円＋税／xv + 244 + 6頁

序	越境と変容の場としてのユーラシア世界	塩川伸明・小松久男・沼野充義	i

総論	〈東〉と〈西〉―特にロシアと東方との関係について	宇山智彦	1

I　「ユーラシア」という発想
１	ロシア文学における東と西	安岡治子	19

２	思想としての戦間期ユーラシア主義―ロシア思想のグローバル・ヒストリー	浜由樹子	51

３	現代ロシアのユーラシア主義の検証―現実政治の脈絡のなかで	中村裕	73

II　〈周縁〉から見た〈東〉と〈西〉
４	チェコ人のロシア表象と自己表象―中欧から見たロシア	石川達夫	103

５	ツァーリとシャーに仕えたアルメニア人―「言葉の箱」と呼ばれた一族の活動から	前田弘毅	127

６	カザフ知識人にとっての〈東〉と〈西〉―階層的国際秩序の認識と文化的精神性の希求	宇山智彦	153

III　東西接触による文化・社会変容
７	複合する視線―チュヴァシの在来信仰とロシア正教会	後藤正憲	183

８	セルビア語の言語構造に見る〈東〉と〈西〉―中東欧・バルカンにおける言語接触	野町素己	207

	ブックガイド		233

ユーラシア世界（全5巻） １.〈東〉と〈西〉