活動内容
原則として月一回研究会を開き、研究発表と討論を行っています。歴史(中世史、近現代史など)、政治、経済、文学、民族問題を中心に、中央ユーラシア研究にかかわるあらゆる分野を対象としています。

研究会改称のご挨拶

当会は2000年4月の発足以来、皆様のご支援のもと「北海道中央アジア研究会」として活動してきましたが、第30回の例会を迎えるに先立ち、「北海道中央ユーラシア研究会」に改称いたしました。メンバーの活動および例会報告の内容が、中央アジアに限らず、コーカサス、ヴォルガ・ウラル、イラン、アフガニスタン、オスマン帝国などに広がってきたためです。当会の関連組織である北海道大学スラブ研究センターに2002年に中央ユーラシア部門が設置されたこと、同センターを拠点に2003年から始まった21世紀COEプログラム「スラブ・ユーラシア学の構築」で、中央ユーラシアが重点的な研究対象の一つとなったことも背景にあります。
 中央ユーラシアは、中央アジアとコーカサスを中心に東西南北に広がる、明確な境界線のない地域ですが、現在の国際政治経済の地殻変動と、歴史研究の新動向の両面から、ますます注目されつつある場所です。この地域の総合的研究を発展させるために、当会としてもさらに充実した活動をしていきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。


2003 12 月  宇山 智彦