センター長交代の挨拶

mochizuki     望 月哲男


 数々の輝かしい足跡を残して7月末に任期満了を迎えた岩下明裕元センター長の後を継い で、望月哲男がほぼ15年ぶり、2度目のセンター長を勤めさせていただきます。働き盛りの世代にちょっとだけ息抜きをしてもらいながら、新世代のエースに 引き継ぐまでの時間を稼ぐための、旧世代人によるワンポイントリリーフという発想です。
 このあわただしい時期にと危ぶまれるところも多いのですが、幸い目下のセンターは、岩下教授をリーダーとするGCOEプログラム「境界研究の拠点形 成」、田畑教授がリードする新学術研究「ユーラシア地域大国の比較研究」、松里教授・家田教授・ウルフ教授のインターナショナル・トレーニング・プログラ ム、さらに宇 山教授がリードする大学院教育(スラブ社会文化論講座)と、取り組むべき問題、進むべき方向性が決まっており、若手の同僚や研究員諸氏も含めて、俊足の精 鋭がそろっています。センター長はただ馬車が空中分解しないように心がけながら、はるかスラブの草原でも思い浮かべていればよいでしょう。
 とはいえ、われわれの小さな組織が共同利用・共同研究拠点としてそれなりに機能し、日本と世界のスラブ・ユーラシア研究に貢献していくためには、周囲の 皆さま のご支援、ご協力が必須です。どうかこれからも、研究交流の場としてのセンターをご贔屓くださるよう、よろしくお願い申し上げます。




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