ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

構成体(連邦・RS)議会選挙 - 2000年

選挙法 OSCE PEC Rules and Regulations
選挙権/被選挙権 いずれも18歳以上。ただし事前の有権者登録が必要。また、ICTYから有罪判決を受けて服役中の者、ならびに訴追されているが出廷していない者は選挙・被選挙権を持たない。上記無資格者を候補者リストに加えている政党は選挙に参加することができない。また、(1)ボスニア裁判所ならびに構成体裁判所で服役中もしくは訴追されているが出廷していない者で、その罪状が人道法の深刻な違反によるものであり、逮捕前にICTYがその訴状が国際法的水準を充たしていると判断した者、(2)難民・国内避難民が所有する不動産ならびに難民・国内避難民が占拠権を持つ住宅を不法に占拠する者、(3)暫定選挙委員会または選挙異議申立小委員会によって当選無効とされた者、ならびに上級代表により公職追放された者については、被選挙権を持たない。
任期 約2年(2002年総選挙まで)
選挙形式 選挙区分については非拘束名簿式比例代表制・サンラゲ式。補償議席の配分は、以下の手順で行う。(1)独立候補を除いた政党・政党連合の間で、構成体における全得票数をもとに、構成体に割り当てられた全議席数(連邦は28、RSは14)をサンラゲ式で配分する。(2)各政党が前記手続きで得た総議席数から、選挙区選出で獲得した議席数を引き、補償議席制度によって各政党が獲得する議席数を算出する(補償議席数が負の数になった場合には選挙区選出の議席数を保持する)。(3)全議席が配分されるまで、各党が事前に提出した補償議席用候補者リストにしたがって当選者を確定する。
投票率・得票率計算方法  
選挙区 連邦では12の選挙区から105議席が選出され、35議席が補償議席制度で配分される。RSでは6の選挙区から62議席が選出され、21議席が補償議席制度で配分される。
選挙区の定数の範囲 連邦では1選挙区につき4議席~13議席。RSでは1選挙区につき7議席~13議席。
投票方法 政党投票または候補投票。投票者は1政党(リスト)に投票するか、1政党(リスト)内の1名もしくは複数の候補に投票する。同一政党(リスト)の複数の候補に投票がなされている場合、票はその候補が属する政党に投票されたものとしてカウントされ、各選挙区では政党の獲得議席数に応じて、得票数が上位の候補から当選となる。
阻止条項  
少数民族条項