みせらねあ

◆Security Challenges in Post-Soviet Spaceの出版◆

Security Challenges in Post-Soviet Space
本年6月に、スラブ研究センターとポーランド国際問題研究所の共同出版で、アダム・エベルハルト、岩下明裕共編の『ポスト・ソヴィエト空間における安全保障の挑戦：欧州とアジアからの展望』（Adam Eberhardt and Akihiro Iwashita, eds., Security Challenges in Post-Soviet Space: European and Asian Perspectives, Warsaw-Sapporo, 2007) が出版されました。この論文集は、国際交流基金などの支援を受けて昨年9月にワルシャワで開催された国際シンポジウムに提出された論文をもとに編集されたものです。シンポジウムの詳細については、本センターニュース前号で岩下明裕が詳しく紹介しているので、ここでは繰り返しません。東中欧、旧ソ連地域、日本、中国、インドの研究者たちがユーラシア地域の広義の意味における安全保障を論じたユニークな論集となりました。

［林］

◆人物往来◆

　ニュース110号以降のセンター訪問者（客員、道内を除く）は以下の通りです（敬称略）。

［松里／大須賀］

8月 4-5 日	パルキン（Aleksei Palkin）（大阪大）、伊賀上菜穂（大阪大）、梅津紀雄（東京国際大）、鈴木正美（新潟大）、長島大輔（東京大・院）、中村唯史（山形大）、半谷史郎、鳳英里子（東京大・院）、宮風耕治、柚木かおり（関西外国語大）、渡邊日日（東京大）
9月 6-8 日	アルネ（Odd Arne）（ロンドン大、英国）、エルドリッヂ（Robert Eldridge）（大阪大）、ラドチェンコ（Sergei Radchenko）（ロンドン経済大、英国）、ヴァシリューク（Svetlana Vassiliouk）（法政大）、泉川泰博（神戸女学院大）、木村汎（拓殖大）、和田春樹（東京大・名）
9月 23 日	北見諭（神戸市外国語大）、下里俊行（上越教育大）、根村亮（新潟工科大）
10 月 3日	ロクサンジッチ（Drago Roksandic）（ザグレブ大、クロアチア）
10 月 22 日	セヴァスチアノフ（Sergei Sevasti'ianov）（ウラジオストク国立経済大、ロシア）

◆研究員消息◆

田畑伸一郎研究員は2007 年7月28 日～8月6日の間、科学研究費研究に関する調査及び資料収集のため、ロシアに出張。また、9月9～ 22 日の間、環オホーツク環境研究に関する調査のためロシアに出張。

松里公孝研究員は8月11 ～ 13 日の間、中国華東師範大学にて研究発表及び打合せのため中国に出張。また、8月15 ～ 30 日の間、科学研究費研究に関する現地調査のためウクライナ、モルドワ、ロシアに出張。また、9月14 ～ 18 日の間、21 世紀COE プログラム「スラブ・ユーラシア学の構築」に関する研究打合せのため、韓国に出張。

ウルフ、ディビッド研究員は8月17 ～ 30 日の間、科学研究費研究に関する資料収集のため、米国に出張。

宇山智彦研究員は8月20 日～9月8日の間、地方史に関する現地調査のため、カザフスタンに出張。

岩下明裕研究員は8月26 日～ 2008 年7月2日の間、米国（ブルッキングス研究所）、中国に出張・研修。

荒井信雄研究員は9月9～ 22 日の間、環オホーツク環境研究に関する調査のためロシアに出張。また、10 月4～ 12 日の間、国後島火山噴出物調査及び研究打合せのため、国後島に出張。

山村理人研究員は9月9～ 22 日の間、環オホーツク環境研究に関する調査のためロシアに出張。

長縄宣博研究員は9月9～ 22 日の間、環オホーツク環境研究に関する調査のためロシアに出張。また、10 月10 ～ 14 日の間、21 世紀COE プログラム「スラブ・ユーラシア学の構築」にかかるハーヴァード大学学長就任式出席及びデーヴィス・センターセミナーにて報告のため、米国に出張。

スラブ研究センターニュース No.111 index