スラブ研究センターニュース 季刊 2008 年春号 No.113 index

研究の最前線


2008 年度夏期国際シンポジウム準備進む

スラブ研究センター主催の夏期シンポジウムは、センターが改修工事で閉鎖されるため、 北海道大学学術交流会館でおこなわれます。今回のシンポジウムは、G8 北海道洞爺湖サミッ トの期間中に予測される交通混雑を避けるため、例年より早い6 月26 日から27 日に予定さ れています。交通機関やホテルの予約を早めになさってください(ウェブサイトの宿泊施設 一覧を御参照ください)。

今回のテーマは「北東アジアの冷戦」で、日本、ロシア、アメリカ、韓国、中国、オース トラリアの第一線で活躍する学者の新しい研究が報告されます。リーダーシップ、日ソ関係、 多面的アプローチ、国際冷戦史研究の新動向、冷戦の終結、冷戦期の北東アジアでの同盟関 係などのパネルが予定されています。

中心的に論議されるのは、北東アジアにおいて冷戦は本当に終結したのか、1991 年には何 が終わり、何が終わらなかったのか、といった問題です。新しい研究成果が披露され、議場 内外で活発な議論が交わされることが大いに期待されます。

[ウルフ]

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