スラブ研究センターニュース 季刊 2008 年春号 No.113 index
2 年近くにわたって、COE 研究員として、後に非常勤研究員 としてセンターで活躍してきた赤尾光春氏が大阪大学人間科学 研究科の特任助教として転出するのに伴い、非常勤研究員の公 募がおこなわれました。2 月1 日の締切りまでに7 名の応募が あり、慎重な選考を経て、北海道大学大学院文学研究科博士課 程の木山克彦氏が採用されました。
木山克彦氏
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木山氏は、1975 年7 月20 日生まれ、筑波大学を卒業した後、 2001 年に北大大学院文学研究科の修士課程に入学、北東アジア 地域の考古学を専攻しました。2003 年に博士課程に進学、2008 年3 月には加藤博文准教授の指導下で博士号を取得し、3 月17 日付でセンターに赴任しました。
木山氏は、紀元前後から12 世紀代にかけて、北海道、サハ リン、ロシア極東に生起した続縄文文化、オホーツク文化、靺 鞨文化、アムール女真文化、渤海、金などについて活発に論考を発表してきました。センター では、考古学的資料と東洋史・民俗誌研究を結合して、総合的な北東アジア史を構築すること をめざすようです。