スラブ研究センターニュース 季刊 2008 年秋号 No.115 index

研究の最前線


笹川平和財団との共催シンポジウムの開催
「ロシアと米国の新冷戦? ユーラシアの今を読む」

2008 年9 月11 日、センターは東京の日本財団ビルにて、笹川平和財団との共催により、「ロ シアと米国の新冷戦? ユーラシアの今を読む」を開催しました。笹川平和財団との共催は、 2007 年7 月に同じ場所で実施した「上海協力機構:日米欧とのパートナーシップは可能か」 に次ぐものです。今回の企画は、2008 年8 月初頭の南オセチアに対するグルジアの軍事行動、 それに対するロシアの過剰ともいえるグルジア領内への「反撃」をうけ、世界に広まった「米 ロの新冷戦」言説の実相を検討すべく、急遽、組織されました。センターの急な申し出を快 諾いただき、場所と広報を担ってくださった笹川平和財団ならびに担当の小林香織さんには 心よりお礼申し上げます。シンポジウムには120 人を越える参加者が詰めかけ、この問題へ の関心の高さと広がりを改めて痛感しました。今回の催しには特にメディア関係者の参加が 多かったようです。センターとしては、スラブ・ユーラシアにかかわるアクチュアルな問題 に対して、今後とも、内外の様々なシンクタンクなどとの共催により、分析を発信していき たいと思っています。なお、シンポジウムの模様は創刊まもない「スラブ研究センター・レポー ト」にすでに収録されております。

[岩下]

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