スラブ研究センターニュース 季刊 2008 年秋号 No.115 index

学界短信


日本ロシア文学会定例総会開かれる

10 月11 日(土)、12 日(日)の両日、中京大学において日本ロシア文学会第58 回定例総 会・研究発表会がおこなわれた。研究発表会では、文学、言語、文化・芸術・思想などの3 分 野に分かれて合計25 の研究発表がおこなわれたほか、「ロシア文学にとって翻訳とは何か?」 「チェストゥーシカの複合的研究に向けて」の2 つのワークショップが開催された。またトル ストイ生誕180 年を記念して、藤沼貴氏による公開の講演会「トルストイと平和をめぐって」 がおこなわれた。総会では本年度学会賞受賞者として水野晶子さん(名古屋大学)、高橋沙奈 美さん(北海道大学)の2人が表彰された。

今回はロシア・東欧学会、JSSEES、ロシア史研究会との4 学会共同プログラムとして、11 日には「スラブ・ユーラシアの将来を考える:講座『スラブ・ユーラシア学』合評会」、12 日 には共同シンポジウム「ロシア・東欧の歴史と現在」という特別企画が組まれ、学会間の対話 に向けての貴重な機会となった。

来年度のロシア文学会定例総会・研究発表会は10 月24 日(土)、25 日(日)に筑波大学で おこなわれることになった。

[望月]

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