スラブ研究センターニュース 季刊 2009 年夏号 No.118 index

学界短信


比較経済体制学会第49回全国大会開かれる

比較経済体制学会の今年度の全国大会が6月6日~6月7日に国学院大学で開催された。今年の大会では、「独裁体制の経済分析:過去と現在」と「移行 経済体制における政府-企業間関係」の2つが共通論題とされた。前者では、スターリン体制、毛沢東体制、ミャンマー軍政、北朝鮮の現体制についての報告が なされた。さらに、緊急パネル「世界金融危機と移行諸国」が準共通論題として設けられ、金野雄五(みずほ総研)、松沢祐介(西武文理大)、渡辺真理子(ア ジア経済研)、大田英明(愛媛大)の各氏がロシア、中東欧、中国などについて報告をおこなった。総会では役員選挙がおこなわれ、新しい代表幹事に栖原学氏 (日本大)が選出された。また、JCREES(日本ロシア・東欧研究連絡協議会)に再加盟することが了承された。今年度の秋期大会は10月24日に立命館 大学(びわこ・くさつキャンパス)で開催され、来年度の全国大会は2010年6月5~6日に大阪市立大学で開催される予定。

[田畑]

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