スラブ研究センターニュース 季刊 2010 年春号 No.121 index
3 月9 日( 火) ワシントンDC の東西センターにて“Regional Security and Okinawa in the USJapan Alliance” が開催されました。 このシンポジウムは、東西セン ター、笹川平和財団、GCOE の共 催でおこなわれ、現地シンクタン ク、報道機関、外交関係者を中心 に150 名余りの聴衆で席が埋まり、 日本の安全保障政策の現状と今後 について、活発な議論が交わされ ました。特に第二パネル Okinawa and the U.S.-Japan Alliance は、 GCOE の目的の一つである「境界 地域の声を中央にむけて発信」に沿うものであり、屋良・佐藤両報告とも、日米安保と嘉手 納空軍基地の存在を見すえながら、海兵隊基地の沖縄立地が軍事的な合理性でなく、国民の 目をそらすため本土から離れた地に封じ込めているという政治性を強調し、会場に大きなイ ンパクトを与えました。
会場のようす
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本シンポジウムの記録は現在、翻訳中で、5 月末までには『スラブ研究センター・レポート』 として刊行される予定です。なお、屋良、佐藤両氏の議論については、GCOE のホームペー ジ( 「ボーダースタ ディーズを読む」 、「ライブ・イン・ボーダースタディーズ」 など)で読む ことができます。