スラブ研究センターニュース 季刊 2010 年春号 No.121 index

人事の動き


越野剛氏の就任

センターでは、共同研究・共同利用拠点の認定(2010 ~ 2014 年度) に伴い、4 月1 日付で越野剛さんを助教として採用しました。

越野剛氏
越野剛氏

越野さんは1972 年生まれ。北海道大学を卒業後、1994 年に同大 学大学院文学研究科修士課程に入学、ロシア文学を専攻しました。 1996 年に博士課程に進学し、2003 年3 月に単位取得退学。在ベラルー シ日本大使館専門調査員、スラブ研究センターCOE 非常勤研究員、 日本学術振興会特別研究員などを務め、2009 年からセンターの特任 研究員に赴任していました。

研究分野はロシア・ベラルーシ文学で、チェルノブイリ原発事故 を題材にした文学作品、歴史小説とナショナルヒストリー、ソ連時 代の学校における子供文化といったテーマについて研究を発表してきました。今後もこうし た研究を発展させていくことが期待されますが、助教就任後の課題はドストエフスキー文学 における病気のイメージについて博士論文を早く完成させることのようです。

[編集部]

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