スラブ研究センターニュース 季刊 2010 年春号 No.121 index

図書室だより


外国人の見たロシア

オランダのIDC 社が製作・販売するマイクロフィッシュ版のセットRussia through the Eyes of Foreigners は、16 世紀から20 世紀初頭までに単行書として出版された、西欧人によ るロシア紀行・見聞録250 タイトルを収録するもので、マイクロフィッシュ2179 枚から成り ます。テキストは全て英語で、一部、アダム・オレアリウス(1603-1671)、アストルフ・ド・キュ スチーヌ(1790-1857)など、原著はラテン語やフランス語のものについては、その英訳版を 収録しています。原本の大部分は、ロシア国立図書館(サンクト・ペテルブルク、旧サルティ コフ・シチェドリン図書館)のRossica 部門の蔵書を撮影したもの。

地域的には、シベリア、極東、中央アジア、ヴォルガ、ウクライナなど地方のものが多く 含まれていて、たとえば、特定の地方に関する記述を集めて比較したり、年代順に並べたり したい場合、助けとなるように思われます。

センターでは、今年の初めにこれを購入し、現在、附属図書館で整理作業中ですが、まも なく完了する見込みです。

[兎内]

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