スラブ研究センターニュース 季刊 2010 年夏号 No.122 index

グローバルCOE


サマープログラムの開催

GCOE は目的の一つに若手研 究者の育成・教育を掲げており、 7 月27 日~ 8 月4 日にわたり、 2010 年度境界研究夏季教育プ ログラムを開催しました。「境 界研究の東西架け橋」と題され た本教育プログラムでは、日本 の境界問題、旧ソ連(中央アジ ア、コーカサス、極東)におけ る移民問題、ヒマラヤ地域にお ける境界問題、アジアにおける 境界問題(海賊対策や輸出入管 理)をテーマして、それぞれの分野を代表する内外研究者が英語による講義をおこないまし た。履修者も、学内だけでなく、海外10 ヵ国(ロシア、カザフスタン、オーストラリア、中 国、台湾、インド、トルコ、フィンランド、マケドニア、カナダ)からの若手研究者達が含 まれており、連日、講師との間で活発な質疑がおこなわれました。本教育プログラムは、自 らの専門外であった分野・地域の「境界問題」に馴染む機会となりました。また、センター や大学にとっても、英語による教育プログラムのノウハウを蓄積する場ともなりました。

北大総合博物館の前で
北大総合博物館の前で

今後、このような教育プログラムを続けることで、参加する若手研究者を通じて、境界研 究ネットワークが一層拡充することが期待されます。

[藤森]

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