スラブ研究センターニュース 季刊 2011 年春号No.125 index
2月26日(土)に「ロシアのエネルギーと環境問題の現状」研究会がセンター大会議室で開かれました。この研究会は、環境省地球環境研究総合推進費 (E-0901)「気候変動の国際枠組み交渉に対する主要国の政策決定に関する研究」の助成によるもので、新学術領域研究「比較地域大国論」の第3班「持 続的経済発展の可能性」が共催しました。また、エネルギー問題の専門家であり、 2010年度のセンター外国人研究員である Feng Yujun氏と氏の紹介で北京から来られた CNPC(中国石油天然ガス集団公司)の2人の研究者が参加しました。このため、ロシアのエネルギーと環境問題の現状について、日中の専門家が議論すると いう場になりました(日本語・中国語の逐語通訳が付きました)。研究会では、ロシアの気候変動問題への対応や、ロシア東部地域のエネルギー開発の中国や日 本への影響などをめぐって議論が交わされました。プログラムは以下のとおりでした。
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徳永昌弘(関西大学)「新興国と地球環境問題:ロシアのケース」 |
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司 会: | 上垣彰(西南学院大学) |
討論者: | 片山博文(桜美林大学);服部倫卓(ロシア NIS貿易会) |
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Feng Yujun(中国現代国際問題研究所/センター外国人研究員) 「国際天然ガス市場の変化と中露天然ガス協力の展望」 |
本村真澄( JOGMEC)「北東アジアへのエネルギーフロー」 |
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司 会: |
田畑伸一郎(北海道大学) |
討論者: |
金野雄五(みずほ総合研究所);劉旭(北海道大学) |
研 究会のようす |