スラブ研究センターニュース 季刊 2011 年春号No.125 index

研究の最前線

◆ ロシア図書館の代表訪問 ◆

 日露青年交流センターの招聘によるロシアの若手図書館職員の一行が、 3月 15日午前センターを訪問しました。サンクト・ペテルブルグのボリス・エリツィン記念大統領図書館を中心としてモスクワ、オムスク、クラスノヤルスク、 チュメニなど諸地域の図書館代表を交えた 10人のグループで、北大附属図書館とセンター図書室の見学の後、兎内准教授、越野助教をはじめとするセンターの若手職員や学生と対談をおこないました。 上記図書館はロシアのアーカイヴ資料を含む諸資料の電子化を積極的に進めている組織で、代表の肩書にも IT課長とか主任プログラマーなどが混じっていました。この関連で日本の図書館に関しても電子化の状況に深い関心を持っており、日本にあるロシア語資料や 図像資料の電子化にも興味を示していました。電子化情報の国際的な相互利用システムの開発など、われわれとしても興味深いところ。ちなみにサンクト・ペテ ルブルグの同図書館はセンターの若手研究者や院生にも使い勝手がいいと好評のようです。

[望月]

センターの資料を興味深げに見る訪問者
セ ンターの資料を興味深げに見る訪問者


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スラブ研究センターニュース No.125 index