スラブ研究センターニュース 季刊 2011 年春号No.125 index

みせらねあ 


センター外国人研究員ミハイル・ヴィソコフ氏が全ロシア地域・郷土史研究賞を受賞

 
 新しいコメンタリーを付した チェーホフ『サハリン島』の出版が、第8 回全ロシア地域・郷土史研究賞「マーラヤ・ロージナ」を受賞しました。
 詳しくは以下のサイトをご覧ください(ロシア語)。
[越野]

http://fapmc.ru/material/rubrics/71/item1281.html
チェーホフ『サハリン島』

センターの役割分担

 2011 年度のセンター研究部専任教員の役割分担は、下記の通りです。[望月]

センター長.... 望月
副セン ター...... 田畑
【学内委員会等
   教育研究評議会、部局長等連絡会議
   教務委員会............
   図書館委員会.................................
   情報ネットワークシステム学内共同利用委員会...
   競争的資金にかかわる委員会....................
   創成研究機構運営委員会/連絡会議...............
   社会科学実験研究センター運営委員.................
   アイヌ・先住民研究センター運営委員会..............
   オホーツク環境研究ネットワーク........................
   全学運用教員審査会委員.............................
   北方圏フィールドセンター委員..........................
   情報基盤センター協議員..............................
   利益相反委員会..........................................
   知財法委員会...........................................
   情報セキュリティ委員会................................
望月
望月
兎内
山村
家田
望月
望月
岩下
田畑
望月
山村
山村
家田
家田
松里
【学外委員等】
国立大学附置研究所・センター長会議.................
国立大学共同利用共同研究拠点協議会幹事......
JCREES 日本代表..........................................
JCREES 事務局長...........................................
地域研究コンソーシアム理事........................
地域研究コンソーシアム運営委員...................
京都大学地域研究統合情報センター拠点運営委員
京都大学東南アジア研究所拠点運営委員..
望月
望月
松里
望月
望月
家田/野町
岩下
家田
          東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所拠点運営委員    岩下


【センター内部の分 担】
      大学院講座主任・教務委員 会.............................. 宇山
            入試............................
.................................... 山村
            将来構想..................
........... 田畑/松里/宇山/岩下
            総合特別演習担当...
............ 岩下(前期)/家田(後期)
            全学教育科目責任者..........
............................... 宇山
            全学教育科目総合講義....................
.................... 池
            全学教育科目演習........................
.................... 宇山
            点検評価.................................
............... 松里/田畑
            夏期シンポ(7 月)......................
............ ウルフ/岩下
            冬期シンポ(1 月)............................................. 宇山
            GCOE 冬期シンポ(11 月) ................................. 岩下
            図書................................................................ 家田
           情 報................................................................. 岩下
           予算................................................................. 田畑
           外国人プログラムFVFP ...................................... 家田
                     Astafieva(2011.6.1-10.31)...................... 長縄
                     Kamusella(2011.6.1-10.31) ................... 野町
                      Kuzio(2011.11.1-2012.3.31) .................. 松里
                      Levinton(2011.6.1-10.31) ...................... 望月
                      Shakhnazaryan(2011.11.1-2012.3.31) ... 松里
                      Shishkin(2011.11.1-2012.3.31) ............ ウルフ
             鈴川・中村基金................................................. 野町
             日本人客員研究員............................................ 山村
             公開講座......................................................... 長縄
             専任研究員セミナー........................................... 家田
             諸研究会幹事................................................... 野町

       雑誌編集委員会.............. 宇山/長縄/野町(望月)/松里/ ウルフ         
            欧文雑誌................................... 松里/野町/ウルフ
             和文雑誌........................................................ 長縄
             スラブ・ユーラシア叢書..................................... 田畑
             ニューズレター和文.............................. 家田/(望月)
             ニューズレター欧文............................ ウルフ/(岩下)


 人物往来

 ニュース124 号以降のセンター訪問者(客員、道央圏を除く)は以下の通りです(敬称略)。
[望月/大須賀]

1 月 25 日 森田正信(文部科学省研究振興局)、木野泰宏(同)
2 月 2 日 Gulomjon J. Bobozoda(タジキスタン大使)
2 月 4 日  Evgeny Gontmakher(現代発展研究所、ロシア)
2 月 8 日 伊藤美和子(大阪大他)
2 月 9 日 Kateřina Fialková(チェコ大使)
2 月 10 日  Kuanysh Tastanbekova(筑波大)
2 月 15 日 毛利公美(一橋大)
2 月 18-19 日 石川徹也(東京大)、石川正敏(東京成徳大)、梅川通久 (東京外国語大)、桶谷猪久夫(大阪国際大)、久保正敏(国立民族学博物館)、後藤真(花園大)、 杉本重雄(筑波大)、関野樹(総合地球環境学研究所)、内藤求(ナレッジシナジー)、永田好克(大阪市立大)、原正一郎(京都大)、平松晃一(名古屋 大)、三木理史(奈良大)
2 月 23 日 小椋彩(東京大)
2 月 25 日 加藤達矢(文部科学省研究振興局)
2 月 26 日 Wang Minjan(CNPC、中国)、Wang Haiyan(CNPC、中国)、上垣彰(西南学院大)、片山博文(桜美林大)、金野雄五(みずほ総合研究所)、徳永昌弘(関西大)、西村可明(環日本海 経済研究所)、服部倫卓(ロシアNIS 貿易会)、松本かおり(神戸国際大)、本村真澄(JOGMEC)
2 月 28 日 江村公(京都造形芸術大)
3 月 1 日 今仁直人(一橋大)、貝澤哉(早稲田大)、北見諭(神戸 市外国語大)、坂庭淳史( 早稲田大)、下里俊行(上越教育大)、根村亮(新潟工科学)、室井禎之(早稲田大)、渡辺圭
3 月 2 日 加藤有子(東京大)、横手慎二(慶応大)
3 月 3 日 Jiří Nekvapil( カレル大、チェコ)、塩谷哲史(筑波大)
3 月 5-6 日 岩本和久(稚内北星学園大)、鈴木正美(新潟大)、鳥山 祐介(千葉大)、長谷川章(秋田大)、三浦清美(電通大)
3 月 9 日 橋本順光(大阪大)
3 月 10 日 Dieter Stern( ゲント大、ベルギー)
3 月 11 日 Arvind Gupta( インド防衛問題研究所)、S. S. Parmar( 同)、Rajaram Panda(同)
3 月 13 日 李鐘奭(元韓国統一部長官)、韓恵仁(建国大、韓国)、 洪翼杓(韓国対外経済政策研究所)、白永瑞(延世大、韓国)、木村貴(九州大)、森善宣(佐賀大)
3 月 15 日 Ruslan Baryshev(シベリア連邦大、ロシア)、Dmitrii Brodnikov(メンデレエフ記念チュメニ地方リサーチライブラリー、ロシア)、Petr Bykov(エリツィン記念大統領図書館、ロシア)、Aleksandr Chentsov(同)、Dar’ia Korneeva(同)、Dmitrii Shadrin(プーシキン記念オムスク国立地域リサーチライブラリー、ロシア)、Anatolii Venediktov(エリツィン記念大統領図書館、ロシア)、
Aleksei Vorob’ev(同)、Vasilii Vuss(ロシア連邦大統領府総務局、ロシア)、Andrei Zaitsev(エリツィン記念大統領図書館、ロシア)
3 月 18 日 上垣彰(西南学院大)、仙石学(西南学院大)、月村太郎 (同志社大)、古矢旬(東京大)、渡辺昭子(大阪教育大)
3 月 19-21 日 秋山晋吾(一橋大)、姉川雄大(千葉大)、飯尾唯紀(城 西大)、鈴木広和(大阪大)、戸谷浩(明治学院大)、三苫民雄(愛知産業大)、山本明代(名古屋市 立大)、渡邊昭子(大阪教育大)
3 月 25 日 橋本伸也(関西学院大)
3 月 28 日 Romuald Huszcza(ワルシャワ大、ポーランド)
3 月 29 日 志摩園子(昭和女子大)
 

研究員消息

 ウルフ・ディビッド研究員は1 月30 日~ 2 月8 日の間、新学術領域研究第1 班「国際秩序の再編」に関する研究打合せ及び資料収集のため、ロシアに出張。また、3 月8 ~ 11 日の間、科学研究費研究に関するワークショップ参加及び研究打合せのため、中国に出張。また、3月14 ~ 29 日の間、科学研究費研究に関する資料収集のため、米国に出張。

 松里公孝研究員は2 月14 ~ 22 日の間、新学術領域研究第2 班「エリート、ガバナンス、政治的亀裂、価値」に関するISPA-ECPR Joint Conference にて研究報告及び研究打合せのため、ブラジルに出張。また、2 月22 日~ 3 月3 日の間、科学研究費研究に関わるロシアの民族共存政策についての現地調査のため、ロシアに出張。また、3 月7 ~ 20 日の間、科学研究費研究に関わるインド・ムスリム宗教機構及び地方自治制度の現地調査のため、インドに出張。また、3 月20 ~ 31 の間、科学研究費研究に関わるアルメニア及びナゴルノ・カラバフ国家建設におけるアルメニア使徒教会が果たす役割についての現地調査及び東アジア学会開催 に
ついて研究打合せのため、アルメニア、中国に出張。

 長縄宣博研究員は3 月5 ~ 18 日の間、新学術領域研究第5 班「国家の輪郭と越境」及び科学研究費研究に関わる学会にて研究成果報告及び資料収集のため、ロシア、フィンランドに出張。

 岩下明裕研究員は3 月23 ~ 26 の間、東アジアコミュニティ会議にて研究報告及び研究打合せのため、韓国に出張。また、3 月30 日~ 4 月5 日の間、グローバルCOE プログラム「境界研究の拠点形成」に関するAAS-ICAS Joint Conference 出席のため、米国に出張。

 望月哲男研究員は4 月9 ~ 17 日の間、新学術領域研究第6 班「地域大国の文化的求心力と遠心力」に関わる調査及び協定締結のため、ロシアに出張。




◆ 3・11 大津波で無数の方々が流された。死者、行方不明者数が、日ごとに膨れ上がり、た だただ驚愕しながらニュースを見る毎日。万単位のその数はなんだか抽象的で、亡くなった 一人ひとりに人生があり、嘆き悲しむ親族がいるということにいまひとつ実感がもてず、戸 惑っていたころ、センターで大変なことが起こった。4 月20 日、同僚の山下祥子さんが亡 くなったというのだ! 先週までピンピンしていたのに? 今週3 日間休んでいたのだって ゴールデンウィークに先駆けて旅行にでも出かけたかと思っていたのに。 ◆毎日接していた元気な人がある日突然死ぬ、という体験は私にとって2 度目だ。1 度目は、母親。でも親が 先に亡くなるのは「順番」だし、59 歳という若さだったとはいえ、もう子は成人していた。 しかし山下さんときたら、私よりだいぶ年下の42 歳、お葬式の遺影はピンクの着物を着て 年齢より若く見え、かわいらしく笑っていた。およそ「死」という言葉とは無縁なはずだっ たのに。いままでこれほど人の命の儚さを感じたことはない。 ◆パソコンのハード面、メンテナンス面にとんと疎い私にとって山下さんは頼もしい相談相手だった。何か相談に行くと 安請け合いはせず、しばらく検討した後、的確な答えを返してくれたものだ。また、人から どう思われるかを気にせず常に自分に正直に発言するところ、仕事とプライベートをハッキ リ分けるところが、とても好感が持てた。 ◆ 210 号室のドアに彼女のコンピュータグラフィッ ク作品(ちょっとというか、かなりユニーク)が貼ってあるので、興味のある方はご覧あれ。 ◆・・・とにかく、駆け抜けるように生涯を終えた山下祥子さんのご冥福を切に祈願したい。   (4 ページの「訃報 山下祥子さん」を参照ねがいます。)   [大須賀]

2011 年5月25日発行
編集責任 大須賀みか
編集協力 家田  修
発行者 望月哲男
発行所 北海道大学スラブ研究センター
060-0809  札幌市北区北9条西7丁目
Tel. 011-706-3156, 706-2388
Fax. 011-706-4952
インターネットホームページ:
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp

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