スラブ研究センターニュース 季刊 2011 年夏号No.126 index

編集室だより

『境界を超えるトルストイ』の刊行 

境界を超えるトルストイ
 GCOE プログラム「境界研究の拠点形成」・日本ロシア文学会共同出版の論集
『Лев Толстой: сквозь рубежи и межи
[境界を超えるトルストイ]』
が、2011 年5 月に刊行されました。日本ロシア文学会が、同GCOE プログラムと国際交流基金「知的交流会議助成プログラム」による協力・助成の下、作家レフ・トルストイ没後100 年を記念して、2010 年11 月6 日に熊本学園大学で開催した同名の国際シンポジウムの内容に基づいています。
 ロシア在住20年のトルストイ研究家・佐藤雄亮氏の「トルストイのヒロインたち:超えられない境界」、旧ソ連出身の米国の研究者イネサ・メジボフスカヤ 氏「ユダヤ人居住区を超えた対話:トルストイとユダヤ人問題」、独自の視点からトルストイを論じて韓国で人気のソク・ヨンジュン氏「トルストイと神経科 学」、ロシア文学研究所で20 世紀初頭のジャーナリズムを研究しているアレクサンドル・アレクサンドロフ氏の「トルストイの家出と死:1910 年11月の紙上論争」の4論文と、若手トルストイ研究者ナヂェジダ・ババーエヴァ、気鋭のロシア文学者・乗松亨平両氏のコメントの他、シンポジウム当日の 全体討 論の模様も収録されています。
 本文はこちらからダウンロードで き ます。( 本文ロシア語と英語)
[中村唯史]

編集室だより

『スラヴ研究』

 『スラヴ研究』第59 号(2012 年春刊行予定)の原稿締切は、8 月末です。ホームページに掲載されている投稿規程執筆要領等を熟読のうえ、締 切厳守でご提出ください(事前申し込みは不要です)。規定の分量を大幅に超える投稿も散見されますので、十分に論点を整理して、推敲を重ねた上でご提出い ただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
[長縄]


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