スラブ研究センターニュース 季刊 2012 年冬号No.128 index

研究の最前線

スラブ諸語研究国際会議「スラブ諸語における文法化と語彙化」開催される

講演会のようす
 2011 年11 月11 日(金)~ 13 日(日)まで、スラブ研究センターにて上記国際シンポジウムが開かれました。 このシンポジウムは、センターと国際スラヴィスト会議スラブ諸語文法構造研究部会(以後「部会」)の共催で、2011 年度の北海道大学総 長室経費を中心に、本学GCOE「境界研究の拠点形成 スラブ・ユーラシアと世界」、新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」第6 班、 日本西スラヴ学研究会、日本スラヴィスト協会の後援をうけて組織されたものです。 当シンポジウムの主眼は、今日の言語学で盛んに議論されている「文法化」と「語彙化」という側面に焦点をあて、スラブ諸語の文法構造の変化のパターンを、共時的、通時的、複 数言語の比較対照、言語接触論、言語類型論といった様々な方法で分析し、論じるものでした。
 シンポジウムには、上記部会の委員を中心に、世界15 ヵ国から参加した25 人の報告者による合計6 つのセッションと、2 本の基調講演、1 つのテーマセッションがおこなわれました。 これは、本邦初となる本格的なスラブ語研究の国際シンポジウムで、ユーリー・アプレシャン、エレーナ・パードゥチェヴァ、ヴィクトル・フラコフスキーといったスラブ諸語文法研究会 のいわば「銀河系軍団」と日本人研究者が交流、意見交換する大変貴重な機会にもなりました。今後のさらなる交流、そして共同研究への発展が期待されます。
報告者を中心とした集合写真
11 日の第1 部は、国内外からの公募による研究報告で、日本からの参加者を中心に査読を経て選ばれた7 人の研究者が報告しました。12 日と13 日は、部会のメンバーによる定例研 究集会がおこなわれました。尚、定例研究会に先立ち、日本のスラブ語研究を長年にわたって牽引してこられた佐藤純一名誉組織委員長(東京大)から、日本のスラブ語研究の歴史と 課題についての特別講演があり、また12 日には三谷惠子先生(京都大)、13 日には服部文昭先生(同)が基調講演をおこないました。 シンポジウム後の14 日は、小樽近郊に遠足に行きました。遠足では、越野剛氏(センター)の見事なガイドと解説に、どの参加者も興味深く耳を傾け、北海道の文化と歴史に興味津々 といった様子でした。 このシンポジウムの報告論集は、プレドラグ・ピペル(ベオグラード大)、アンドリイ・ダニレンコ(ペイス大)、野町素己(センター)を編集委員とし、ドイツのOtto Sagner 社から 出版を目指し作業を進めています。 シンポジウムの組織にあたり、関係者の方々に大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。報告者は以下の通りです。
[野町]
Eleonora Shii-Iovkova (Kanda International University of Foreign Studies, Japan) “Grammaticalization and the Bulgarian -l Participle: Semantic-Functional Shift from Tens Aspect to Modality”
Jan Ivar Bjørnflaten (University of Oslo, Norway) “Construction-Induced Grammaticalization: Agreement Loss and Decategorialization of Predicative Participles in Old Church Slavic”
Маруяма Юкико (Токийский университет иностранных языков, Япония) “Употребление дуальных форм в житийных текстах старорусского периода: грамматические и лексические факторы”
Судзуки Рина (Медицинский университет Саппоро, Япония) “Русские предлоги и предложные единицы” Канэко Юрико (Университет Иватэ, Япония) “Функционирование аспектуальных доминант в по- вествовательных текстах: на материале русского и японского языков”
Romuald Huszcza (University of Warsaw / Jagiellonian University in Cracow, Poland) “Grammaticalization of Honorifics in West Slavic Languages”
Andriy Danylenko (Pace University, USA) “Ukrainian in the Language Map of Europe”Mitani Keiko (Kyoto University, Japan) “On MIMO: A Consideration on Lexicalization in Slavic”
Борис Норман (Белорусский государственный университеть) “Развитие притяжательных место- имений 3-го лица в славянских языках в свете процессов грамматикализации”
Розанна Бенаккьо (Падуанский университет, Италия) “Грамматикализация в ситуациях языкового контакта: развитие артикля в резьянском диалекте”
Предраг Пипер (Белградский университет, Сербия) “О грамматикализации сербских фемининативов” Jens Nørgård-Sørensen (University of Copenhagen, Denmark) “Animacy in Russian: A Sub-Gender?”
Ljubomir Popović (University of Belgrade, Serbia) “A Case of Interplay of Discourse and Grammar and Discourse and Lexicon: The Use of Onomatopoeic Interjections in Serbo-Croatian and Other Standard Languages of Štokavian Origin”
Greville Corbett (University of Surrey, UK) “Lexicalization and Paradigmatic Structure: Key Instances in Slavonic”
Руселина Ницолова (Софийский университет им. Св. Климентa Охридского, Болгария) “О взаимо- отношении между формальными и семантическими изменениями при грамматикализации”
Виктор Храковский (Институт лингвистических исследований РАН, Россия) “Статус значений, которые могут выражаться глагольными лексемами и грамматическими морфемами (значения быть и притворяться)”
Ханну Томмола (Университет Тампере, Финляндия) “О показателях недостоверного (ирреального) сравнения”
Ольга Богуславская (Институт русского языка им. В. В. Виноградова РАН, Россия) “Предельность и непредельность русских прилагательных”
Hattori Fumiaki (Kyoto University, Japan) “Grammaticalized or Not: Some Examples from the Early Old Russian Past Tenses”
Елена Падучева (Всероссийский институт научной и технической информации РАН, Россия) “Мо- ментальные глаголы совершенного вида и их стативные корреляты” Elena Petroska (University of Ss. Cyril and Methodius in Skopje, Macedonia) “Evidentiality in Macedonian (Grammaticalization and Lexicalization)”
Номати Мотоки (Центр славянских исследований при Хоккайдском университете, Япония) “Язы- ковой контакт и грамматикализация залоговой конструкции (на материале кашубского и дру- гих славянских языков)”
Юрий Апресян (Институт русского языка им. В.В. Виноградова РАН / Институт проблем передачи информации им. А.А. Харкевича РАН, Россия) “Грамматика в словаре и словарь в грамматике”
Адриан Барентсен (Амстердамский университет, Голландия) “Проблемы описания союза ПОКА”
Игорь Богуславский (Институт проблем передачи информации им. А.А. Харкевича РАН, Россия / Мадридский технический университет, Испания) “О грамматикализации способов разреше- ния синтаксических конфликтов”
Леонид Иомдин (Институт проблем передачи информации им. А.А. Харкевича РАН, Россия) “Микросинтаксис русского языка”

研究の最前線

国際シンポジウム「EU の東方パートナーシップ:成果と展望」の開催

ラドスワフ・ティシュキェヴィッチ(駐日ポーランド共和国大使館参事官)
ポーランドの参加者
 2011 年11 月30 日に、東京の駐日ポーランド共和国大使館の主導により、EU 委員会におけるポーランドの議長国行事として、スラ ブ研究センターで東方パートナーシップのイニシアティヴの促進をテーマとした学術シンポジウムが開催されました。これは議長国と してのポーランドにとって最も重要な出来事の一つであり、EU の議長国としてのポーランドの最優先課題を促進するためのものです。 シンポジウムは、ポーランドをリードするシンクタンクから4 人の専門家を招聘し開催しました。それはベアタ・ヴォイナ氏(ポーランド外交研究所)「東 方パートナーシップ:稼働中の長期的戦略」、カタジナ・ペウチンスカ-ナウェンチ氏(ポーランド東方研究センター)「パートナーシップからビジネスへ:経済プロジェクトとしての 東方パートナーシップ」、ラファウ・サドフスキ氏(ポーランド東方研究センター)「東欧諸国の発展:EU と東方パートナーシップの課題と展望」、アダム・ヴァルツェル氏(ヨーロッ パ戦略センター、デモス・ヨーロッパ、ポーランド)「東方パートナーシップにおける利害関係者としての第三国(ロシア、中国、アメリカ、トルコ等)」です。ポーランドの専門家 たちの報告は、シンポジウムの参加者にとって東方パートナーシップというテーマでの非常に価値のある情報源となったようでした。 シンポジウムはスラブ研究センターとの共催でおこなわれ、きわめて専門的な内容となりました。参加者はおよそ20 人ほどでしたが、主として日本の研究者で、スラブ研究センター で研究をおこなう外国人も参加していました。シンポジウムはとても興味深いディスカッションとポーランドと日本の専門家の間での意見交換で終わりました。日本側からの参加者には、 2011 年の秋にポーランドを訪問したばかりという方もいました。東方パートナーシップのイニシアティヴは日本ではあまり知られていないプロジェクトで す。札幌でのシンポジウムの主な目的は、このプロジェクトのこれまでの発展、最も近い将来への展望、東方パートナーシップの友好国のメンバーである日本との協力関係の可能性を 背景に、日本で東方パートナーシップを促進することです。この主な目的は達成されたように思われます。そしてシンポジウムは、日本において東方パートナーシップが広まるための 「最初の一歩」となりました。札幌を訪問したことはポーランドの専門家たちにとっても、日本において東方パートナーシップを促進するための条件を知り、また日本そのものを知る ためのいい機会にもなりました。 それほど遠くない未来に、東方パートナーシップのイニシアティヴの今後の促進が、日本のこの美しい北方の島で継続されることを願ってやみません。シンポジウムが終わった後、 私は稚内、網走、知床、根室、釧路、ニセコそして小樽を旅しました。北海道が奇跡的なほど素晴らしい日本の一部であることを確信すると同時に、北海道の素晴らしい風景と人々の 優しさに触れる機会を得たのでした。(佐光伸一訳)

研究の最前線

2012 年度「スラブ・ユーラシア地域を中心とした総合的研究」に関する公募結果

12 月10 日の拠点審査委員会において、2012 年度「スラブ・ユーラシア(旧ソ連・東欧) を中心とした総合的研究」に関するプロジェクト型共同研究および共同利用型個人研究に関 する応募者を審査した結果、次の方々にお願いすることに決定いたしました。
[望月]
2012 年度採択者一覧
1. プロジェクト型
申請者氏名 所属機関・職 研究課題名
今西  一 小樽商科大学商学部・教授 北東アジアのコリアン・ディアスポラ
梅津 紀雄 工学院大学・講師 冷戦と音楽:ソ連の文化政策と作曲家表象
小椋  彩 川村学園女子大学・講師 東欧文学における「東」のイメ-ジの形成と変遷:特に「移動の文学」に注目して
永山ゆかり 北海道大学大学院文学研究科・ 助教 北東ユ-ラシア地域における社会主義体制下のライフヒストリ-研究:文化の管理と日常的実践を中心に
2. 共同利用型
申請者氏名 所属機関・職 研究課題名
加藤 久子 在ポ-ランド日本国大使館専門調査員 資源化する「連帯」の記憶:現代ポ-ランド政治のなかの労組「連帯」
坂中 紀夫 神戸市外国語大学大学院・博士課程 自己記述的文芸形式(「自伝・日記」)のロシア的特性
塩谷 哲史 筑波大学人文社会系・助教 帝政末期ロシアのトルキスタン開発政策について:土地整理農業総局の活動を中心に
辻河 典子 東京大学大学院総合文化研究科・博士課程 1910 年代前半のルテニアにおけるギリシア・カトリック派知識人のハンガリ-・ナショナリズム分析
鶴見 太郎 日本学術振興会特別研究員 亡命白系ロシア人としてのシオニスト:白系ロシアとユダヤ・ナショナリストの思想的関係
中澤佳陽子 東京大学大学院人文社会系研究科・研究員 フョ-ドル・ソログ-プとその周辺
中野 幸男 日本学術振興会特別研究員 ヨ-ロッパと亡命ロシア文学の接点:マルク・スロ-ニムについて
白村 直也 東京外国語大学多言語・多文化教育研究センタ-・研究員 現代ロシアの社会福祉・教育政策における手話の位置づけに関する考察
籾山 昌夫 神奈川県立近代美術館・主任学芸員 スラブ・ユ-ラシア美術の日本における受容史について
山下 大吾 京都大学・講師 プ-シキンの作品における西洋古典文学の影響


研究の最前線

2012 年度鈴川・中村基金奨励研究員募集中

 鈴川・中村基金の奨励研究員制度を利用して、これまでに多くの大学院生がスラブ研究センターに滞在し、センターおよび北大附属図書館の文献資料の利用、センターで開催される シンポジウム・研究会への参加、センターのスタッフとの意見交換をおこない、実りのある成果を挙げてきました。  2012 年度も昨年同様に募集をおこないます。募集人数は数名とし、助成対象者は原則として博士後期課程以上の大学院生です。助成期間は1 週間以上3 週間以内です。滞在期間は、 原則として2012 年7 月から2013 年2 月の間。センターの行事をご勘案の上、決めていただければと思います。最終的な日程の調整は、ホスト教員とおこなうことになります。滞在中 に一度、自身の研究について発表することが義務づけられます。  公募締め切りは4 月末です。募集要項・応募用紙をご 希望の方はセンターまでご連絡ください。なお、募集要項・応募用紙はセンターのホームペー ジでも参照およびダウンロードで きます。
[野町]

研究の最前線

ノゴイヴァエヴァ氏の滞在

 クルグズスタン(キルギス)の“Polis Asia” 分析センター長であるエルミラ・ノゴイバエヴァ(Elmira Nogoibaeva)氏が、2012 年1 月17 日から3 月12 日までの予定で、国際交流基金知 的交流フェローシップ事業によりセンターに滞在しています。研究テーマは「クルグズスタンと日本の政治エリートの比較分析」です。同国で活躍中の政治学者で、日本の研究者との 交流が期待されます。
[宇山]

研究の最前線

専任セミナー

専任セミナーが以下のように開催されました。
[家田]
2012 年1 月13 日:田畑伸一郎「2000 年代のロシアの経済発展メカニズムについての再考」
センター外コメンテータ:上垣彰(西南学院大学)
資源大国であるロシア経済は「オランダ病」を患い、原油輸出はかえってロシアにおける国内産業の発展にとって足かせとなっていると理解されてきました。それに対して近年、国 内産業も同時発展している兆候もあり、オランダ病というよりはロシア病であるという見方が出ています。田畑氏はこれに対して統計的な分析だけでなく、政策分析なども用いて、総 合的に見ればロシアは基本的にオランダ病を患っているとする通説擁護の議論をこの論文で展開しました。討論者の上垣氏は田畑氏の議論を踏まえたうえで、ロシア経済の宿痾は何か を問う必要があるのではないか、また他の資源輸出国家との比較も考慮し、全体としてオランダ病とロシア病を統合するようなロシア経済論の仕事を田畑氏に期待するというコメント がなされました。

研究の最前線

研究会活動

ニュース127 号以降1 月末までの、センターでおこなわれた北海道スラブ研究会、センター セミナー、新学術領域研究会、GCOE 研究会、世界文学研究会、北海道中央ユーラシア研究会、 及び昼食懇談会の活動は以下の通りです。
[大須賀]
10 月 31 日 花松泰倫(センター)「アムール川とオホーツク海の陸海統合管理:北東アジア地 域環境協力の可能性」(GCOE-SRC 研究員セミナー)
11 月 1 日 高橋知之(東京大・院)「若きプレシチェーエフとユートピアの希求:1840 年代 における詩と散文の分析」(鈴川中村研究員セミナー)
11 月 2 日 E. グチノヴァ(国際交流基金フェロー、ロシア)「ソ連の労働キャンプにおける 日本兵捕虜の視覚的記憶(ロシア語)」(センター・セミナー)
11 月 7 日 K. ナドネエヴァ(カルムイク国立大、ロシア)「カルムイキアにおける仏教(ロ シア)」(センター・セミナー)
11 月 10 日 P. ピペル(ベオグラード大、セルビア)「ロシア語とセルビア語の対比研究につ いて(ロシア語)」(センター特別セミナー) G. コーベット(サリー大、英国)“Canonical Typology and Slavonic Lexical Splits”(GCOE-SRC 特別セミナー) 本村真澄(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)「活発化するロシアの北極圏の資源 開発」(センター・セミナー)
11 月 21 日 亀田真澄(学振特別研究員)「共産主義プロパガンダにおける宗教文化の流用:グ ラフ誌『ユーゴスラヴィア』を中心に」(GCOE-SRC 特別セミナー)
11 月 24 日 U. セリテエフ(ユーラシア大・院、カザフスタン)「国会選挙を控えたカザフス タン内政の基本的動向と政党空間(ロシア語)」(センター・セミナー)
11 月 28 日 宇都宮徹壱(写真家・スポーツジャーナリスト)「国境とフットボール」(GCOE-SRC 特別セミナー)
11 月 29 日 I. レインホルド(ラトヴィア大)“Economic Reform after the Financial Crisis in Latvia”(新学術セミナー)
12 月 1 日 井上暁子(センター)「ドイツ/ポーランドのはざまで:20 世紀越境文学の知ら れざる風景」(GCOE-SRC 研究員セミナー)
12 月 3 日 一緒に考えましょう講座「フクシマと私たち」 山口たか(福島の子どもたちを守 る会)「福島の子どもたちと共に生きる」 科研(基盤B)「北海道多文化共生におけるサハリンからの移住者の役割」研究会 藤村久和(北海学園大学名誉教授)「樺太アイヌの引き揚げについて」
12 月 5 日 D. アブラハム(外交問題評議会フェロー/ 東京大)“Perspectives on Natural Resource Security: Rare Metals and the Battle for Resources”(新学術セミナー) 12 月 10 日 SRC プロジェクト型共同研究中間成果発表会 横手慎二(慶応義塾大)「北東ア ジア地域における第一次世界大戦」;等々力政彦(トゥバ民族音楽家)「ロシア連邦・ トゥバ共和国および台湾に保存されているトゥバ古地図のデータ化に向けての基 礎調査」
12 月 12 日 黒田晴之(松山大)「東欧ユダヤ人の音楽クレズマー:異種との接触の合間で」 (GCOE-SRC 特別セミナー)
12 月 14 日 安達大輔(学振特別研究員)「ゴーゴリと写真の記憶」(世界文学研究会)
12 月 15 日 山崎佳代子「桜と詩人ツルニャンスキー:日本古歌とセルビア前衛詩の出会い」(新 学術セミナー)
12 月 16 日 A. カシアノヴァ“Between .ru and .com: Online Self-representation of Russian Defense Companies”(センター・セミナー)
12 月 17-18 日 シンポジウム「帝国日本研究の方法と課題」 石原俊(明治学院大)「小笠原諸島 からみた帝国の構成:日本帝国を中心に」;塩出浩之(琉球大)「ヒトの移動とコ ロニアリズム:帝国日本を中心に」;與那覇潤(愛知県立大) 「荒れ野の六十年 (1894-1953):東アジアの『長い近代』と帝国日本」
12 月 21 日 机文明(法政大・院)「中ソ同盟と対日講和」(鈴川中村研究員セミナー) 麓慎一(新潟大)「ロシア領アメリカ(アラスカ)の売却と千島列島」(客員研究 員セミナー)
1 月 7 日 科研(基盤B)「北海道多文化共生におけるサハリンからの移住者の役割」研究会 中山大将(京都大)「戦後サハリンの人口移動:帝国・国民国家・家族」;玄武岩 (北大・メディア)「『尋ね人』番組のネットワーク-サハリンと故郷を結ぶ『離散 家族捜し放送』」
1 月 10 日 T. コルトン(ハーヴァード大、米国)“Are Cracks Appearing in Putin’s Political System?”(センター・セミナー)
1 月 21 日 B. キム(ソウル大、韓国)“Russia’s Informal Economy and Entrepreneurship”(新 学術セミナー)
1 月 23 日 森口眞衣(北大・文・院)「仏教説話『王舎城の悲劇』の変遷と受容:日本社会と の接点」(世界文学研究会)
[大須賀]

→続きを読む
スラブ研究センターニュース No.128 index