研 究 の 最 前 線

◆ 新センター長 林忠行教授の挨拶 ◆

昨年、スラブ研究センターは40周年を迎えました。その記念行事として開催された「ラウンドテーブル」で、草創期に活躍された諸先輩のお話をうかがい、センターが現在にいたるまでには、多くの人びとのご苦労とご努力があったことを、あらためて心に刻むことができました。
この10年間にセンターの研究対象であるスラブ地域は大きな変動を経験しましたが、その間にセンター自身も大きな飛躍を遂げました。1990年に全国共同利用施設となり、昨年には文部省による「卓越した研究拠点(COE)プログラム」のなかの「中核的研究機関支援プログラム」の対象に指定され、またセンターの研究員を中心とする重点領域研究「スラブ・ユーラシアの変動−自存と共存の条件」(領域代表:皆川修吾教授)も発足しました。
しかしこの10年間には、こうしたセンターの発展の基礎を築き、センターの「顔」として国内外で活躍された先輩研究員がつぎつぎと転出・退官され、センターの構成員も大幅に入れ替わることになりました。この40年間に培われてきたセンターの良き伝統はこれからも引き継がれていくことに変わりはありませんが、同時に、現在の研究員には、新しい環境のもとで新しいセンターの姿を創造するという重い課題が課されることになったといえます。
さしあたり、この2年間での課題としては重点領域研究の遂行がありますが、それ以上に同研究が終了する1998年以降のセンターの新しい目標の設定が重要であり、また大学院問題や図書管理をめぐる問題も懸案として残されています。さらに、最近のセンターの点検評価作業などをとおして、センターの研究活動が専門的に分化し、学際的地域研究というセンターの理念が研究活動に必ずしも反映されていない、というご批判も出ていますし、新しいメディアによるセンターの情報発信能力の向上を求める声も国外から寄せられています。こうした課題にひとつひとつ取り組みながら、私たちは新しいセンター像を創り上げていかなくてはなりません。
2年間の「見習い期間」を終えたばかりの私にとって、センター長として研究員、事務職員、非常勤研究員、各種の臨時傭人等を加えると30人もの人びとが働く現在のセンターで、多方面にわたる仕事の調整をしながら、うえで述べたような課題に取り組むことは、きわめて大きな重荷といわざるをえません。しかし、前・元センター長3名を含む研究スタッフの多くは、センター全体の業務に精通しており、これまでどおりのチームワークで、センターは新しい課題に取り組むことができると信じております。
もとより、微力ながら全力で与えられた役割を果たしていく覚悟ではありますが、皆様の一層のご指導とご協力をお願い申しあげます。


◆ 1996年度夏期国際シンポジウムの開催 ◆
本年7月25日(木)〜27日(土)の3日間、センター主催の国際シンポジウムが開催されます。今回は、「中東欧地域の新国際秩序」というテーマで、この地域の共産党政権崩壊以後の国際関係を多角的に検討することを目的としています。また、それに加えて、センターの外国人研究員による独立したセッションと、ロシア大統領選挙についてのラウンドテーブルなども企画中です。プログラムは次号のニュースに掲載されます。なお、外国からの参加予定者(センター外国人研究員は除く)はつぎのとおりです。[林]
ラスロー・チャバ (市場調査研究所、ハンガリー)
ペルッティ・ヨエンニエミ (平和・紛争研究センター、フィンランド)
アンジェイ・ルドカ (東西研究所・ワルシャワセンター、ポーランド)
イヴォ・サムソン (国際関係研究所、スロヴァキア)
ヴィタリイ・ジュールキン (ロシア科学アカデミーヨーロッパ研究所、ロシア)
イジー・シェジヴィー (カレル大学政治学研究所、チェコ)

◆ 1995年度冬期研究報告会終わる/
1995年度夏期国際シンポジウム報告集刊行される ◆
前回のニュースでお知らせしましたが、センター恒例の冬期研究報告会が開催されました。昨年度からスタートした重点領域研究の全体研究集会と連携する形でおこなわれたため、4日間にわたって多彩なプログラムが組まれ、道内外から多数の方が参加しました。報告集の編集は現在進行中です。
1995年度夏期国際シンポジウム報告集の編集と印刷が終わりました。COE非常勤研究員の藤田智子さんにより精力的に編集作業の実質的部分が進められ、大変立派な報告集となりました。これは重点領域研究の報告書でもありますので、今後3年間は皆川領域代表が監修者として全体の責任を持つ発行者となります。[家田]

◆ 公 開 講 座 ◆
《中央アジアの世界― シルクロードから現代へ―》
スラブ研究センターの公開講座も、今年で11年目を迎えました。旧ソ連にゴルバチョフ政権が誕生し、経済改革を手がけて、その後のソ連型社会主義体制の崩壊のきっかけをつくってから丁度11年目になります。この間、年に1度の公開講座を通じて、皆さんに揺れ動く旧ソ連・東欧の現実の姿を紹介してまいりました。
今回は、少し趣を変えて、センターの研究対象範囲でもあります中央アジアに目を向けることにしました。この地域はシルクロードの要路としてもよく知られています。歴史のロマンに思いをはせながら、現在の中央アジアに住む人々がどんな環境で生活しているのか見ていきます。わが国では意外に知られていない側面にも光を当てていく予定です。
今回の講座では東西の架け橋となったシルクロードから、中央アジアの内部の問題、イスラム圏とのつながりやロシアとの関係、さらには中国をはじめとするアジアとの関係について、民族学、経済学、国際関係などの多彩な専門家を講師として招きました。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。
受講料:5,700円。申し込みはスラブ研究センター事務室まで。[村上]
第1回 5月13日(月) シルクロードの世界 加藤九祚(創価大)
第2回 5月16日(木) 中東と中央アジアをつなぐもの 清水 学(宇都宮大)
第3回 5月20日(月) 中央アジアの高麗人 岡奈津子(アジア経済研)
第4回 5月23日(木) カスピ海の石油・キャビア戦争 村上 隆(センター)
第5回 5月27日(月) カザフスタンの歴史と現在 宇山智彦(センター)
第6回 5月30日(木) 中央アジアの民族問題 小松久男(東大)
第7回 6月 3日(月) アルタイ地方の世直し運動 井上紘一(センター)

◆ 1996・97年度の外国人研究員 ◆
1996年度の外国人研究員としてエヴゲニー・V・アニシモフ(ロシア科学アカデミーロシア史研究所)、ステファン・コトキン(米国プリンストン大学歴史学部)、ノダリ・A・シモニア(ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所)の3氏が6月以降センターに滞在される予定で、目下受入れの準備が進められています。滞在の日程はコトキン、シモニアの両氏が6月初めから10ヵ月、アニシモフ氏は7月から9ヵ月の予定です。
なおCOEに関わる外国人研究員としては、イリーナ・コジェーヴニコワ(ロシア・フリーランス・ジャーナリスト)、ヴィトルト・モラフスキ(ワルシャワ大学社会学研究所)、セルゲイ・アルチューノフ(ロシア科学アカデミー人類学・民族学研究所)の3氏がセンターに滞在される予定で、目下受入れの準備が進行中です。滞在の日程はコジェーヴニコワ氏が6月初めから6ヵ月、モラフスキ氏は7月から3ヵ月、アルチューノフ氏は12月から4ヵ月の予定です。
上記6名の方々はセンターでの研究活動、センター主催の研究会、シンポジウムへの参加のほか、国内各地への研修旅行も計画されています。これらの方々との研究交流に関心のある方は、センターまでご連絡ください。
1997年度の外国人研究員の募集は3月末に締め切られ、48名の応募がありました(4月1日現在)。[井上]

◆ 1996年度COE非常勤研究員について ◆
昨年6月からCOE非常勤研究員制度が発足し、今年の3月31日までの任期で、藤田智子(ロシア文学)、矢田部順二(チェコスロヴァキア対外関係史)、仙石学(中東欧比較政治)の3氏が、それぞれの研究を進めながら共同研究の運営、研究会等の組織、外国人研究員への対応、資料の整理などのセンターの研究活動に参加しました。本年度は、藤田氏と矢田部氏が引き続いて留任し、西南学院大学に就職した仙石氏に替わって、松戸清裕氏が着任しました。任期はいずれも1997年3月31日までです。
松戸清裕(まつど・きよひろ)東京大学大学院人文科学研究科博士課程96年3月単位取得退学。専攻分野:ソ連政治史。[林]

◆ 重点領域市民交流セミナーの開催 ◆
文部省科学研究費重点領域研究「スラブ・ユーラシアの変動」総括班主催による市民交流セミナーが2度にわたって開催されました。第1回目は「小樽から見る日露関係史:過去と未来をつなぐもの」と題され、センターからは地域文化・民族環境部門の専任研究員が参加しました。第2回目は「小樽日露経済研究会議」として催され、センターの生産環境・社会体制部門の専任研究員が参加しました。二つのセミナーの詳細は以下の通りです。
小樽日露シンポジウム「小樽から見る日露関係史:過去と未来をつなぐもの」
日 時: 1996年3月2日(土)14:00〜17:00
場 所: 小樽グランドホテル・クラシック 〒047小樽市色内1-8-25
後 援: 小樽市教育委員会
パネリスト: 報告 西田正信(小樽史談会会長)「小樽日露国境画定交渉」
討論 原暉之(センター)、井上紘一(センター)、秋月俊幸(元北大法学部)、
荒井信雄(道地域総合研)、V・ポポフ(センター外国人研究員/ロシア国
民経済アカデミー)、A・エデムスキー(センターCOE外国人研究員/ロシア
科学アカデミースラブ・バルカン研)
司 会: 望月哲男(センター)
小樽日露経済研究会議
日 時: 1996年3月16日(土)13:00〜18:00 自由討論と総括
    3月17日(日)10:00〜12:00  〃   〃
場 所: 小樽グランドホテル・クラシック
出席者: 荒又重雄(北大経済学部)、望月喜市(北大名誉教授)、青木良英(小
樽市役所)、多賀俊春(小樽市役所)、井上一郎(小樽商工会議所)、山中孝一
(山中電気)、A・アドミジン(札幌学院大学客員研究員/ロシア科学アカデミー
極東支部経済研)、V・ ポポフ、A・エデムスキー、村上隆(センター)、山村
理人(センター)、家田修(センター)
司 会: 皆川修吾(センター)
通 訳: E・W・パルフェーノフ
こうした市民との交流は。地域の関係者や参加者にとっても、またセンターにとっても双方向に学ぶところが大きいと、改めて実感されました。第1回のセミナーは全くの公開でおこなわれ、60名程の市民で会場はあふれ、自由討議では多くの方々の発言がありました。
今後もこうした市民交流セミナーをどしどし企画してゆくつもりですので、皆様の提案をお寄せ下さい。[家田]

◆ ロシア・東欧文献セミナー ◆
去る3月8日、「ロシア・東欧文献コレクションの共同構築と相互利用に関するセミナー」を、ロシア・東欧地域の資料に関心を持つ各地の図書館員の参加を得て開催することができました。
複数の図書館がコレクションの構築などを通じて、協力して利用者の要求に対応することは、資源共有(resource sharring)と呼ばれます。どんな図書館であっても、要求される全ての資料を提供することは不可能ですし、専門的な能力を持つスタッフを養成していくことは容易ではありません。こうしたことを考えますと、図書館間の協力は必然と言えます。実際、共同目録事業や資料の相互貸借という形での相互協力は日常化しているのですが、コレクションの構築の上での協力などに発展している例はそう多くありません。
今回のセミナーは、いわば担当者の初顔合わせの性格をもつもので、次に掲げる方々にそれぞれの図書館でのロシア・東欧関係資料の状況や問題点を報告いただき、質疑と討論をおこないました。
大橋渉氏(元一橋大学附属図書館, 現和光大)、富田健市氏(京大附属図書館)、岩澤聡氏(国立国会図書館)、雪嶋宏一氏(早大図書館)、小西和信氏(学術情報センター)、松田潤(センター)、秋月孝子(センター)。
この他、森俊司氏(札幌大図書館)、田中健太郎氏、宇野弘純氏(ともに北大附属図書館)も、参加くださいました。
このセミナーの概要は、重点領域研究の研究報告輯の一冊として刊行する予定です。[兎内]

◆ 専任研究員セミナー ◆
このところ、研究員がさまざまな仕事に追いまくられて専任研究員セミナーは遅れがちでしたが、1996年に入って3人の研究員が立て続けに報告いたしました。加えて、3人のCOE非常勤研究員もそれぞれ報告しましたから、センターの研究員は大変忙しい思いをしたわけです。
このセミナーは全研究員が事前にペーパーを熟読し、批判的に意見を述べることを前提としていますから、報告する側もコメントする側も負担が大きく、それだけに研究活動の最前線に位置づけられるべき性格のものでしょう。
専任研究員がおこなった報告は以下の通りです。
・ 1月8日 林忠行「“十一月後”のチェコ人政治指導者:“市民フォーラム”を中心に」
  コメンテーター:中村研一(北大法学部)
・ 1月31日 井上紘一「エトノスをめぐる管見あれこれ」
  コメンテーター:岡田宏明(北海学園大)
・ 2月13日 村上隆「ロシアの石油・天然ガス開発にみる資源ナショナリズムの考察」
  コメンテーター:吉田文和(北大経済学部)
 非常勤研究員がおこなった報告は以下の通りです。
・ 2月19日 仙石学「東欧諸国の政党制の形成:比較分析のための試論」
・ 2月26日 矢田部順二
       「“追放”ズデーテン・ドイツ人補償問題をめぐるチェコ-ドイツ関係の現状」
・ 3月4日 藤田智子「ロシア文学におけるスカースの系譜(概論、デモンストレーション
       『ウラル・コモンウェルス』)」[村上]

◆ センター創立40周年記念『講座スラブの世界』全8巻が完結 ◆
昨年(1995年)に迎えたスラブ研究センター創立40周年を記念して、株式会社弘文堂のご協力のもとに『講座スラブの世界』全8巻の刊行が始まったのは一昨年秋でしたが、3月に第8回配本の第1巻『スラブの文化』が刊行され、全8巻が完結しました。ここに編集委員(伊東孝之・木村汎・皆川修吾・望月哲男・原暉之)を代表して、延べ100人を超える執筆者の皆様方ならびに編集を担当された弘文堂編集部の重松英樹氏、鈴木麻由美さんのご尽力、ご配慮に厚くお礼申し上げます。
全8巻の構成は、第1巻『ロシアの文化』(責任編集:川端香男里・中村喜和・望月哲男)、第2巻『スラブの民族』(責任編集:原暉之・山内昌之)、第3巻『スラブの歴史』(責任編集:和田春樹・家田修・松里公孝)、第4巻『スラブの社会』(責任編集:石川晃弘・塩川伸明・松里公孝)、第5巻『スラブの政治』(責任編集:木戸蓊・皆川修吾)、第6巻『スラブの経済』(責任編集:望月喜市・田畑伸一郎・山村理人)、第7巻『スラブの国際関係』(責任編集:伊東孝之・木村汎・林忠行)、第8巻『スラブと日本』(責任編集:原暉之・外川継男)です。
第1巻の目次は次の通りです(第2巻以下の目次については、ニュースNo. 59〜64をご参照下さい)。他の巻と同様、ご愛読をお願いします。[原]
 第1巻『ロシアの文化』(責任編集:川端香男里・中村喜和・望月哲男)
第I部 文化の原像
 1章 スラブ文化とは何か(伊東一郎)
 2章 スラブ人の神話的表象世界―神話と自然観に見るスラブ的なもの―(栗原成郎)
 3章 スラブ文化のなかのイコン(聖像画)(鐸木道剛)
 4章 スラブ文化における土着と影響
 (川端香男里)
第II部 文化のダイナミクス
 5章 ロシア人旧教徒の世界
 (中村喜和)
 6章 ロシア民衆版画の文化史
 (坂内徳明)
 7章 ペテルブルグ文学(望月哲男)
 8章 リアリズムとは何か(西中村浩)
第III部 近代における政治と文化
 9章 亡命と文学―第一次ロシア亡命文
 学をめぐって―(諌早勇一)
10章 社会主義と文学―社会主義リアリズムの消滅―(浦雅春)
11章 ロシア文学における「主流」と「非主流」
     ―文学史の新たな「組み替え」を目指して―(沼野充義)
12章 散文の空間―現代ロシア文学の新しい特徴について―
     (アンドレイ・シニャフスキイ、望月哲男訳)

◆ スラブ研究センター・ホームページ開設のお知らせ ◆
4月末より、試験的にスラブ研究センター・インターネット・ホームページ(英文および和文)を以下に開設することになりました。
http://133.50.66.111/index-e.html
WWWサーバーの導入とホームページ作成については、昨年夏ごろより準備を進めてきましたが、運営体制がなかなか整わず(特にサーバの管理、ホームページの作成と運用をまかせることができるスタッフの確保)、この時期までずれこむことになりました。本号の仙石氏のエッセイにあるような「パソコン1台導入すればすむ」といった超簡単な問題ではありません。電子メールを管理する「メール・サーバ」についても同様です(これまでのように、北大大型計算機センターのメール・サーバを間借りしていた方が、正直いって、はるかに楽で安心)。大学院生もおらず、事務スタッフが少なく、小人数であまりにも多くの業務を果たさなければならないセンターには「ヒトと時間が足りない」のです。
たとえば、昨年3月からセンター内ではパソコンLANの運用を始めましたが、外部の業者を利用したとはいえ、その構築と運用のために、私個人がどれだけ自分の時間をとられたことか。仙石氏らの「利用者」の方々は、こうした「裏方の苦労」について、どの程度、理解されていたのでしょうか?
今回、開設されるホーム・ページも、「見栄えが悪い」、「手抜きに見える」といった印象を与えるかもしれませんが、手間をかけないようにするためになるべくシンプルなものにしておくつもりです。また予算の関係から、サーバー用にはパソコン用のフリー(無償)・ソフト、LINUXを搭載した安価な機械を使わざるを得ません。
当面は、次のような情報を提供していく予定です。
・センターの紹介(英文および和文)
・センター・ニュースの最新号(英文および和文)
・本年7月開催予定の国際シンポジウム関係のニュース(5月から)
・外国人プログラムの紹介とアプリケーション・フォーム(6月から)
・重点領域ニュース
・スラブ関係のホーム・ページ紹介
(ロシア関係だけでも主なもので30本以上となる。日本の研究者の個人ホーム・ページもできれば、紹介していきます。)
そのほか、余裕があれば、図書情報や紀要の紹介、センターに蓄積されてきた各種情報の公開などを順次行っていきたいと思いますが、くれぐれもあまり大きな期待を持たないように。
センターのホームページをご覧になって、意見をお持ちの方は、担当者
(ry@sv.hines.hokudai.ac.jp または ry@slav.hokudai.ac.jp)の方にお知らせ下さい。
参考にしたいと思います。[山村]

◆ 研究会活動 ◆
ニュース64号以降の北海道スラブ研究会とセンター特別研究会の活動は以下の通りです。[大須賀]
1月24日 V.I. ハルラーモフ(ロシア国立図書館)“Kniga cenzura, i htenie v dorevo-
l[cionnoj Rossii”(特別研究会)
1月27日 上野俊彦(日本国際問題研)、下斗米伸夫(法政大)「95年12月ロシア連邦下院
選挙について」(特別研究会)
2月16日 K. ワルベック(スウェーデン外務省)“Current Relations between Russia and
Northern Europe”(特別研究会)
2月19日 E. エーリッヒ(ハンガリー科学アカデミー世界経済研)
“Economic Transformation in Eastern Europe”(特別研究会)
3月7日 A. カラムルザ(ロシア科学アカデミー哲学研)
“Rossiya v treugolinike :Etnokratiya - Imperiya - Natsiya(特別研究会)
3月18日 岩下明裕(山口女子大)「ロシア国際法学とCIS」
A.B. エデムスキー(ロシア科学アカデミースラブ・バルカン研)
“Russian Perspectives on Yugoslav Crisis”
O.トゥーマ(チェコ科学アカデミー現代史研)
“Problems of 20th Century Czech History”(特別研究会)
3月25日 E.V. グトコーワ(ロシア科学アカデミー極東支部経済研)  “Conversion of
Military-Industry Complex in Russian Far East”(特別研究会)
3月26日 J. スタニシキス(ポーランド科学アカデミー政治学研)
“Discovering Japan When Writing on Post-Communism”(特別研究会)


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