国 際 学 術 研 究

◆ 新規−「脱共産主義諸国におけるリージョンおよびサブリージョン政治」 ◆

今年度より国際学術研究「脱共産主義諸国におけるリージョンおよびサブリージョン政治」(松里公孝代表、平成11-13年度)が始まります。これには、小森田秋夫(東大)、下斗米伸夫(法政大)、仙石学(西南学院大)、石田信一(跡見大)、そしてスラ研から家田修と宇山智彦の諸学兄が参加します。テーマは重点領域研究(平成7-9年度)下でいくつかの班に分かれて探求されていたものの継続であり、メンバーも、ことフィールドワークに関しては強者揃いですから、おそらく生産性の高いプロジェクトになるでしょう。

3月18日(木)には、仙石学氏(1998年ポーランド地方制度改革について)と松里(トランスカルパチア州政について)を報告者として、プレ研究会が開催されました。これに基づく報告論文集(第1号)は、連休明けには出版されます。[松里]

◆ 新規−「旧ソ連東欧諸国における農村経済構造の変容」 ◆

「旧ソ連東欧諸国における農村経済構造の変容」を研究課題とする国際学術研究がセンターの家田を研究代表者として今年度から始まります。研究分担者はセンターの山村、林の専任研究員と北大経済学部の吉野悦雄教授(センター評議員を兼任)です。総勢で4名の小規模な研究組織ですが、農業経済の専門家を中心とする編成になっており、密度の高い研究成果を目指しています。林専任研究員は農政というやや新しい分野に挑みます。他の研究参加者にとっても、従来の地域別の研究成果や研究方法を国際比較という新しい土俵で練り直すことにもなり、どのような成果が生まれるか楽しみです。

研究の概要は「旧ソ連東欧地域は政治的な体制転換以降、それまでの集団的な農業経営の解体再編を行っている。その結果、地域によって個人経営が優勢となっている場合、集団経営が名称を変えただけで依然として優勢な場合等、様々である。本研究では経営形態、農家経済、地域経済および地域農政という視点から、ロシア・東欧農業の変容の実態を調査・分析し、新たに生まれつつある農村経済構造を解明することが目的とされる。」であります。

現地の研究者は研究組織に入っていませんが、この研究では現地調査が主体となりますので、緊密な協力体制をとる予定です。なお家田は今年度、この研究を主として現地で推進するため、札幌のほうは留守がちになりますが、従来のアドレスでの電子メール交信は継続しておこなえるように措置をとります。なお、3月25日には柘植徳雄(東北大)、林忠行(センター)両氏を報告者として準備研究会が開催されました。

本研究に関して何かご意見やご要望がございましたら、是非ともお聞かせください。[家田]

◆ 経過報告−「ロシアの地域間の資金循環」 ◆

国際学術研究「ロシアの地域間の資金循環」は、1998年度に開始され、3年間続けられる予定です。これは、1995〜1997年度に行われた重点領域研究「スラブ・ユーラシアの変動」のなかの計画研究「経済構造と経済循環の変化に関する実証的分析」を継続、発展させるものと位置付けられ、メンバーも前回のメンバーに若干名を加えた陣容となっています。2つの研究の間の最大の違いは、前回の重点領域研究では、ロシア全体としてのマクロ経済の変化を分析したのに対し、今回の国際学術研究では、そこにロシアの地域という要素を加味して分析しようとしていることにあります。ロシアの地域の間を資金(国家、銀行、企業等の資金)がどのように循環しているかを把握することが目標に掲げられています。

1998年度は、8〜9月にメンバー7人が3つのグループに分かれて、ロシアの11の経済地区から1つずつ選んだ地域を訪問しました。具体的には、私と上垣彰(西南学院大、以下敬称略)がイワノヴォ州、ロストフ州、スヴェルドロフスク州を、久保庭真彰(一橋大)と石川健(島根大)がボロクダ州、サンクト・ペテルブルク市、ニジェゴロド州、タタルスタン共和国を、田畑理一(大阪市大)、佐藤智秋(愛媛大)、堀江典生(富山大)がヴォロネジ州、ノヴォシビルスク州、イルクーツク州、ハバロフスク地方を回りました。各地域では、統計委員会、行政府などの役所や科学アカデミー等の研究所を訪問し、話を聞きました。また、統計資料等の入手可能性を調べ、実際に収集を行いました。

それぞれの地域には3〜4日しか滞在していませんので、今回の訪問で各地域についてよく分かるようになったなどということはあり得ないわけですが、それでも、いくつかの地域を回ってその雰囲気を肌で感じて、モスクワとの違い等に思いをめぐらせたことは有意義であり、スタートとしてはよかったのではないかと思っています。また、統計委員会については、モスクワでの適切な手配のおかげで、各地域で予想以上に親切な対応を受けました。こちらの問題意識をはっきりさせて、モスクワ等で十分準備すれば、各地域の統計データの収集・分析に関してかなりの成果を上げられそうだという感触が得られ、このことが1998年度の渡航の最大の成果だと思われました。

1998年度の研究成果の一部は、1999年1月のセンター冬期シンポでの2つの報告、田畑伸一郎・佐藤智秋・石川健「地域における統計作成の実状:物価統計と就業統計を中心に」、田畑理一・堀江典生「地域の産業構造と生活水準:ヴォロネジとノヴォシビルスクを中心として」のなかで発表されました。これは近々『スラブ研究センター研究報告シリーズ』にまとめられます。

1999年度は、センターの夏期国際シンポにおいて、世界各国のロシア地域経済専門家と研究交流を行うことが目玉の1つです。もう1つの目玉としては、日本の地方自治の専門家グループとともに、ノヴォシビルスクにおいて地方財政を中心とするセミナーを開催する計画が進められています。[田畑]

◆ 国際学術及び基盤研究・サハリン大陸棚の『開発と環境』(継続)につい て◆

去る1月30日、紋別市の北海道立オホーツク流氷科学センターにおいて「オホーツク海の開発と環境を考える」をテーマに市民公開セミナーを開催しました。

サハリン州北東部海域では、いよいよ本年7月から解氷期の間、石油開発が行われ、週一回の頻度で原油輸送タンカーがオホーツク海を航行することになります。オホーツクの海を共有している北海道、とくにオホーツク沿岸に住む道民にとって、万が一ナホトカ号のような石油流出事故が発生したら、漁業や環境に与える影響は大きく、死活問題になりかねません。そこで、自然・気象、技術、経済等のそれぞれの専門の立場から、オホーツク海の開発と環境問題について意見を述べ、この海が直面している現実を参加者に理解していただき、オホーツク海の在り方を参加者と共に考えてみようと公開セミナーを企画したわけです。パネラーに大学院工学研究科、低温科学研究所附属流氷研究施設、水産学部、経済界からの専門家に加わってもらいました。地元の人々の関心も非常に高く、85名が参加しました。

多くの質問も寄せられました。例えば、開発によって、海流・潮流・気温・海水・温度にどんな変化が起きるか、原油流出による水産動植物の生態系にどんな変化が予想されるか、過去の教訓から汚染海域の活性化対策にはどんな方法があるのか、結氷期の流出油回収方法はあるのか等です。今後、学界と政府、道庁、地方自治体、NGO、道民とが一体になってオホーツクの海を守るにはどうしたら良いかを研究し、対策をとる必要があることを痛感しました。

また、本年3月15日〜22日までサハリン州国家環境委員会のN.I. オニシェンコ議長およびG.A. コステンコ保安部長を当センターに招いて研究会を開催しました。これまでサハリン州側から情報を得ることはかなり難しく、州国家環境委員会の役割と機能、州行政府およびモスクワの国家環境委員会との関係は理解しにくい部分が多かったわけですが、今回の研究会によってかなり明確になったように思います。[村上]

図 書 室 だ よ り

◆ 最近の収集物から ◆

これまでこの紙面でご紹介してきましたのは、高額のセットものなどが中心でしたが、今回は、それに比べて小物かも知れないが気になる資料をいくつか紹介してみます。

・Slovansky sjezd v Praze roku 1848.: sbirka dokumentu. Edited by Vaclav Zacek and Zdenek Tobolka. Praha: Nakl. Ceskoslovenske akademie ved, 1958. 614 p.

パラツキーの主導で1848年にプラハで開かれたスラブ人会議に関する史料集。会議の開催に至るまでの動き、諸民族の会議に対する態度、会議の進行にかかわる書簡、議事録などが集められている。

・Sabrana dela Vuka Karadzica. Knj. 1-13, 15-21, 36 (1965-1988) セルビアの民俗学者、言語学者の著作集。全巻揃っていませんが未完結と思われる。

各巻の内容は、次の通り。

1. Mala prostonarodnja slaveno-serbska pjesnarica (1814). 1965.
2. Srpski rjecnik (1818) 966.
3. Narodne srpske pripovijetke (1821); Srpske narodne pripovijetke (1853). 1988.
4-7. Srpske narodne pjesme. Knj. 1-4. 1975-1988.
8. Danica 1826, 1827, 1828, 1829, 1834. 1969.
9. Srpske narodne poslovice. 1965.
10. Novi zavjet Gospoda nasega Isusa Hrista. 1974.
11. Srpski rjecnik (1852). In 2 vols. 1986-1987.
12-13. O jeziku i knjizevnosti. 1968-1986.
15-16. Istorijski spisi. 1969.
17. Etnografski spisi. 1972.
18. O Crnoj gori; Razni spisi. 1972.
19. Deutsch-serbisches Worterbuch. 1971.
20. Prepiska. 1. 1811-1821. 1988.
21. Prepiska. 2. 1822-1825. 1988.
36. Bibliografija spisa Vuka Karadzica. 1974.
・Etnohrafichnyi visnyk. Kn.1-7. Kyiv: Ukrains’ka akademiia nauk. 1925-1928. V. Kubijovic編のEncyclopedia of Ukraine. Vol. 1.(Toronto: University of Toronto Press, 1984)の記述によれば、1932年までに全部で10冊出たとのことであるから、センターの蔵書は最後の3冊を欠いていることになる。2冊に合冊製本されており、随所に“Slawischen Seminar der Deutschen Karls=Universitat in Prag”の丸印が見られる。[兎内]

◆ 北大図書館システムの改版とオンライン目録の変更 ◆

北海道大学附属図書館は、新システムを導入し3月1日より運用をはじめました。 それに伴って、オンライン目録検索システムも更新されましたので、お知らせします。 まず、従来は、北大の図書館業務端末専用画面、WEB版の画面、Telnet版の画面という3通りの画面がありましたが、今回はWEB版のみの提供となりました。従って、画面に関しては、附属図書館の端末を使用しても、他大学や研究室や自宅などから接続しても基本的には同じ画面になります。 URLは次の通り
http://www.lib.hokudai.ac.jp/opac/
年末年始や停電時など、停止することがありますが、基本的には24時間運用です。[兎内]

編 集 室 だ よ り

◆ 『スラヴ研究』第46号発行さる ◆

和文レフェリーズ・ジャーナル『スラヴ研究』が発行されました。掲載されているのは、以下の労作です。

東田範子 フォークロアからソヴィエト民族文化へ−「カザフ民族音楽」の成立(1920-1942)−
石 和靜 ロシアの韓国中立化政策−ウィッテの対満州政策との関連で−
宮野 裕 14世紀のストリゴーリニキ「異端」と正統教会
田中良英 18世紀初頭におけるツァーリとエリート−元老院の地位と活動を手がかりとして−
池本今日子 アーヘン会議をめぐるロシア外交−アレクサンドル一世の「神聖同盟」に関する一考察−
塩川伸明 ソ連言語政策史再考
塩原俊彦 ロシアの金融産業グループに関する一考察−企業統合の「連続性」の視角から−
山村理人 体制移行期ロシアの食料市場−需要と輸入の分析を中心として−
大須賀史和 20世紀のロシア、ソヴィエト哲学をめぐって(研究ノート)
光吉淑江 ヤロスラフ・フリツァーク著『ウクライナ史概略−近代ウクライナ民族の形成−』(書評論文)
野部公一 山村理人『ロシアの土地改革:1989〜1996年』を読む(書評論文)
富田 武 塩川氏の書評に答える−1930年代ソ連政治史の解釈をめぐって−

また、このたび、『スラヴ研究』投稿要項が全面的に改訂されました。改訂の趣旨は、レフェリーズ・ジャーナルとしての性格を明確にし、審査の厳格性を期することです。新要項をここに掲載します。

『スラヴ研究』投稿要項

  1. 投稿希望者は、できるだけ早期にその意思を編集者に伝え、登録する。その際、図表、地図の有無について明示する。また「スラブ研究センター出版物の引用注の様式」(別紙)に不服従な事項(例外措置を求める事項)がある場合は、この時点で編集者と調整を行う。
  2. 原稿締切は8月末日とする。
  3. 原稿には論文、資料、研究ノート、書評論文、書評の区別をしるす。
  4. 原稿の量は400字詰め原稿用紙120枚を上限とする。
  5. 原稿は、ワープロ原稿が望ましい。A4用紙に、ゆとりある字数・行数でプリントアウトしたものを送付すること。手書き原稿の場合は、20×20または20×10の原稿用紙を使用すること。
  6. 原稿の1枚目には、表題・執筆者指名・所属機関・職名、および上記それぞれの英訳を記す。所属機関に正式の英語名称がある場合にはそれに従うこと。英語表題は邦題の「直訳」ではなく、英語として通用する題とすること。2枚目には、邦題のみを記し、1行空けて本文を始める(執筆者名等は記さない)。
  7. 節の構成は、序論部分と結論部分を除き、1、2、3とする。節には中見出しを付けるのが望ましい。序論と結論の名称(「はじめに」「序説」「問題設定」「結論」「まとめ」「まとめにかえて」等)の選択は、執筆者の判断に任される。
  8. 注は、文末注ではなく脚注が望ましい。引用注の様式は、「スラブ研究センター出版物の引用注の様式」を遵守すること。
  9. ラテン文字以外の文字を使用する言語を本文・注に表記する場合、ラテン文字に翻字するか否かは、執筆者の判断に任される。ロシア語をラテン文字化する場合は、アメリカ議会図書館(LC)方式に従うこと。それ以外の非ラテン文字言語を翻字する方式は、投稿の段階では執筆者を拘束しない。ただし、掲載が決定された場合には、翻字法の選択につき、執筆者は編集委員会と協議する。
  10. 論文には、英語・露語いずれかでレジメを付す。レジメの分量は、A4版ダブルスペースで5枚以内を原則とする。レジメは、掲載が決定した場合、執筆者の負担でネイティヴ・チェックを受けなければならない。投稿時のネイティヴ・チェックは義務ではないが、外国語があまりにも粗末な場合には審査に否定的に影響する場合がある。資料、研究ノート、書評論文の場合、それに外国語レジメを添付するか否かは、執筆者の判断に任される。書評には外国語レジメは添付しない。
  11. 論文の採否は、2名のレフェリーによる審査を受けて編集委員会が決定する。ただし、明らかに水準が低いと編集委員会が判断した場合は、レフェリー審査に回す以前の段階で掲載を拒否する場合がある。資料、研究ノート、書評論文の審査は、原則としてこの手続きに倣う。書評は、編集委員会の判断で採否を決定することができる。
  12. 執筆者は、レフェリーによる講評を参考にしながら原稿を推敲し、最終稿とする。
  13. 校正については、初校までを執筆者による校正とする。
  14. 編集上の技術的な問題(他の著者との注様式の統一など)に関しては、編集者の判断で原稿を修正する場合がある。

『スラヴ研究』第47号(2000年3月発行)への投稿も受付中です(担当・宇山)。締め切りは8月末日、11月初旬までには、編集委員会より採否が連絡されます。[松里]

◆ ACTA SLAVICA IAPONICA ◆

今秋発行予定の第17号は、3月末に投稿を締め切りました。10点の応募があり、これからレフェリー審査に入るところです。なお当誌の編集は、5月頃に松里氏にバトンタッチする予定です。[宇山]

誰が 何を どこで

1998年(1〜12月)の専任研究員・客員教授の研究成果、研究余滴のアンケート調査を以下のようにまとめました。(五十音順)[松里]

家田 修 ¶著作 (3)編著 ▼Political Elites in Veszprem County, Hungary (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World, No.17): 245 (Sapporo, 1998) ▼Public Opinion on Local Elites in the Emerging Slavic-Eurasian World - Questionnaire Surveys from Russia, Hungary, Bulgaria and Romania - (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World, No.58): 73(Sapporo, 1998) ▼Local Elites and Politics in the Emerging Slavic-Eurasian World - Questionnaire Surveys in Hungary - (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World, No.59): 165(Sapporo, 1998) ¶学術論文 (1)単著 ▼「東欧・ロシアにおける地方社会の自画像−政治社会学的住民世論調査に基づいて−」(『スラブ・ユーラシアの変動―自存と共存の条件』平成9年度重点領域研究公開シンポジウム報告集、3-13、北海道大学スラブ研究センター、札幌)(1998) ▼「ハンガリーとEU加盟−社会統合の視点から」『東中欧地域国際関係の変動』(「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯62:79-99、北海道大学スラブ研究センター)(1998) ▼「中欧自由貿易協定とスロヴァキア・チェコ経済の現状−中小企業現地調査を基にして−」『東中欧地域国際関係の変動』(「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯62:101-112、北海道大学スラブ研究センター)(1998) ▼「ハンザとハンジャ−ハンガリーによる南スロヴァキア併合と協同組合の統合−」『東欧史研究』20:86-106(1998)

井上紘一 ¶著作 (3)編著 ▼K.Inoue and T.Uyama (eds.): Quest for Models of Coexistence: National and Ethnic Dimensions of Changes in the Slavic Eurasian World, 403, (Slavic Research Center of Hokkaido University, Sapporo) (1998) ▼井上紘一編『民族の共存を求めて』243(「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯52)(北海道大学スラブ研究センター)(1998) ¶学術論文 (1)単著 ▼「共存のモデルを求めて」『民族の共存を求めて(3)』(「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯52:3-15、北海道大学スラブ研究センター)(1998) ¶その他の業績 (1)研究ノート等 ▼「やっと陽の目を見たピウスツキ著作集:第1巻・第2巻が同時刊行」『窓』、107:2-7(1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼International Symposium on the Bubnova Sisters concerning Russo-Japanese Cultural Communications; Moscow, Russia, (organized by the Slavic Research Center of Hokkaido University and the Institute of Slavic Studies, the Russian Academy of Sciences, and held on April 28-29, 1998) における総合司会。 ▼網走の北方文化振興会主催第13回北方民族文化シンポジウム「北方の開発と環境」(平成10年11月11-12日)における運営委員並びに第3部の座長。 ▼1998 Slavic Research Center Summer Symposium on Regions: A Prism to View the Slavic-Eurasian World; Session 4 “Analytical Tools for Regionology” (July 24, 1998) における座長。

上垣 彰 ¶学術論文 (1)単著 ▼ロシアの国際収支表:その特徴と若干の分析、『比較経済体制学会報』、35:67-75、比較経済体制学会(1998) ▼経済のグローバル化、高田和夫編著『国際関係論とは何か−多様化する「場」と「主体」』、25-45(法律文化社)(1998) ▼ルーマニアにおける直接投資、『Discussion Paper Series A』、357:1-24、一橋大学経済研究所(1998) (2)共著 ▼上垣 彰、西村可明、渡辺博史:(調査)中・東欧における外国直接投資(との共著)、『経済研究』、49-4:336-361、一橋大学経済研究所(1998) ¶学会報告 (4)自由論題 ▼“Russian International Financing: From an Analysis of the Balance of Payments Statistics of the Russian Federation”, The AACPCS/ANZA International Conference, Melbourne (July 7, 1998).

宇山智彦 ¶著作 (3)編書 ▼K.Inoue and T.Uyama (eds.): Quest for Models of Coexistence: National and Ethnic Dimensions of Changes in the Slavic Eurasian World, 403 (Slavic Research Center, Hokkaido University, Sapporo) (1998) ▼Central Asia in Transition, 74 (Slavic Research Center, Hokkaido University, Sapporo) (1998) ¶学術論文 (1)単著 ▼“Kul’turnaia i politicheskaia deiatel‘nost’ intelligentsii v kontekste stanovleniia kazakhskoi gosudarstvennosti (seredina XIX - nachalo XX v.),” (Qazaq memlekettigining qalyptasu kezengderi men tarikhi taghdyrlary: Khalyqaralyq ghylymi-teoriialyq Marghulan oqulary konferentsiianyng ghylymi zhinaghy, 14-20, Zhezqazghan universiteti, Zhezqazghan) (1998) ▼「地域構造の長期変動と文明史:中央アジアを中心に」、(『スラブ・ユーラシアの変動:自存と共存の条件 平成9年度重点領域研究公開シンポジウム(1998年1月29〜30日)報告集』27-34、北海道大学スラブ研究センター、札幌)(1998) ¶その他の業績 (1)研究ノート等 ▼「中央アジア諸国の動向」、(ユーラシア研究所編『情報総覧:現代のロシア』497-502、大空社、東京)(1998) ▼「中央アジア現状分析の基本的視座:日本の中央アジア研究への提言」、(『中央アジアの社会変容に関する総合的研究』177-205、東北大学学際科学研究センター、仙台)(1998) ▼「中央アジア・コーカサス地方の調査研究のあり方について」、(『中央アジア・コーカサス地方に関する調査研究』1-4、日本国際問題研究所、東京)(1998) ▼「中央アジア諸国の現状を見る基本的視角」、(『中央アジア・コーカサス地方に関する調査研究』5-18、日本国際問題研究所、東京)(1998) (3)翻訳 ▼山内昌之編訳、宇山智彦・帯谷知可・野中進共訳:『史料:スルタンガリエフの夢と現実』、321(東京大学出版会、東京)(1998) (4)その他 ▼「ある学者政治家の肖像:ナガシュバイ・シャイケノフ元カザフスタン副首相」、(『スラブ研究センターニュース』72:15-19)(1998) ▼「黄金のステップは再び輝くか:中央アジア・カザフ草原地域の生存戦略と都市」、(『しゃりばり』193:19-22)(1998) ▼「秋野氏ほか射殺事件と最近のタジキスタン情勢」、(『中東研究』441:17)(1998) ▼「中央アジア「シルクロード鉄道」の夢」、(『しゃりばり』200:15-16)(1998) ▼「カザフ人」、「キルギス人」、(『マイクロソフト・エンカルタ百科事典99』(CD-ROM)マイクロソフト、東京)(1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼“The Geography of Civilizations: A Spatial Analysis of the Kazakh Intelligentsia’s Activities, from the Mid-19th to the Early 20th Century,”1998 Slavic Research Center Summer Symposium “Regions: A Prism to View the Slavic-Eurasian World: Towards a Discipline of ‘Regionology’,” Sapporo (22-24 July 1998) ▼“Change and Continuity in Kazakh Historical Writing,” The Third Annual Workshop on Central Asian Studies , CREECA, University of Wisconsin-Madison, Madison (October 8- October 11, 1998).

柿澤宏昭 ¶学術論文 (1)単著 ▼「ワシントン州における森林施業規制の形成−サケ科魚類生息域保全を目指して−」、『野生生物保護』、3(2):57-72 (2)共著 ▼木平勇吉、柿沢宏昭、土屋俊幸:「ニュージーランドにおける自然資源管理(III)」、『日本林学会論文集』、108 ¶その他の業績 (1)研究ノート等▼「アメリカ合衆国における新しい資源管理の考え方と方向性」、『森林計画研究会会報』、382:33-37 ▼「ロシア極東の森林管理」、『木材情報』、3月号:7-16(1998) ▼「ロシア」、『外材産地環境分析調査事業報告書』、177-290 ▼「アメリカ合衆国における流域保全とNPO」、『流域環境保全と市民参加』、16-28、国土緑化推進機構 ¶学会報告 (3)シンポジウム ▼「北東アジアにおける長期的な森林の保全」、地球環境行動会議北東アジア温暖化対策ワークショップ、東京 (4)自由論題 ▼柿沢宏昭、土屋俊幸、木平勇吉:「ニュージーランドにおける自然資源管理(II)−地方分権化の現状と課題−」、第108回日本林学会大会、東京。

左近 毅 ¶著作 (2)共著 ▼奥村剋三、『ロシア文化と近代日本』、241(世界思想社、京都)(1998)¶学術論文 (1)単著 ▼「N.A.バイコフの歩み」、(『むうざ』17:58-66、ロシア・ソヴェート文学研究会、大阪)(1998) ▼「ニコライ・バイコフのハルビン赴任」、(『セーヴェル』7:10-16、ハルビン・ウラジオストクを語る会、大阪)(1998) ▼「川上俊彦のあらまし」、(『セーヴェル』8:44-50、ハルビン・ウラジオストクを語る会、大阪)(1998) ▼「川上俊彦とアンドレイ・コレンコ」、(『セーヴェル』8:44-50、ハルビン・ウラジオストクを語る会、大阪)(1998) ¶その他の業績 (1)研究ノート等 ▼「現代ロシアにおけるアナーキズム」(1)、(『Le Libertaire』252:1、リベルテール舎、東京)(1998) ▼「現代ロシアにおけるアナーキズム」(2)、(『Le Libertaire』254:1-2、リベルテール舎、東京)(1998) ▼「生命の根元を求めて−バイコフの朝鮮人参」、(『ヘテロ』2:47-51、日本キノコ協会、神戸)(1998) (2)書評 ▼笠間啓治著『19世紀ロシア文学とフリ−メ−ソン』、(『ユ−ラシア研究』18:56-57、ユ−ラシア研究所、東京)(1998) (3)翻訳 ▼ヴィクトル・ヴィノクーロフ「日本人のいるハルビン風景」、(『セーヴェル』7:9、ハルビン・ウラジオストクを語る会、大阪)(1998) (4)その他 ▼項目執筆 『哲学・思想事典』1929、(岩波書店、東京)(1998) ▼インタ−ネット出版リレ−エッセイ『バイコフと虎』(1)11:1、http://www2h.biglobe.ne.jp/SEIBUN/essay/essay11.html(成文社、横浜)(1998) ▼インタ−ネット出版リレ−エッセイ『バイコフと虎』(2)14:1-2、http://www2h.biglobe.ne.jp/SEIBUN/essay/essay11.html(成文社、横浜)(1998) ▼インタ−ネット出版リレ−エッセイ『バイコフと虎』(3)3:1-3、http://www2h.biglobe.ne.jp/SEIBUN/essay/essay11.html(成文社、横浜)(1998) ▼インタ−ネット出版リレ−エッセイ『バイコフと虎』(4)4:1-3、http://www2h.biglobe.ne.jp/SEIBUN/essay/essay11.html(成文社、横浜)(1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼「ハルビンのロシア人高等教育機関について」、上智大学ロシア研究シリーズ(10)シンポジウム:ハルピン学院とその周辺、東京、上智大学(1998年3月14日) (4)自由論題 ▼「近代ロシア史研究における満州の位置」、第10回西日本地区ロシア・東欧史研究者集団研究総会、松山、愛媛大学(1998年3月7日) ▼T.Sakon: “Inter-ethnic cultural history of the international city of Harbin, Manchuria in the 1930s-40s”. AACPCS/ANZSA, International Conference on Communist and Post-communist Societies, Melbourne, Australia (July 7-10, 1998). ▼「川上俊彦の周辺」、ロシア・ソヴェート文学研究会、京都(1989年12月19日) ▼「川上俊彦とウラジオストーク = 川上俊彦研究序論」、サントリー文化財団助成研究「ウラジオストーク日本人社会の研究」、大阪(1998)。

田畑伸一郎 ¶学術論文 (1)単著 ▼“Transfers from Federal to Regional Budgets in Russia: A Statistical Analysis,” Post-Soviet Geography and Economics, 39 (8):447-460 (1998) ▼“Investitsionnyi krizis v Rossii,” Voprosy statistiki, (5):31-36 (1998) ▼「ロシアの貿易統計」『比較経済体制学会会報』35:76-82 (1998) ▼「ロシアの体制変換と経済循環の変化」(『スラブ・ユーラシアの変動―自存と共存の条件』平成9年度重点領域研究公開シンポジウム報告集、93-99、北海道大学スラブ研究センター、札幌)(1998) ¶その他の業績 (1)研究ノート等 ▼「CISの経済問題―輸出入課税制度を中心に―」、(『CISの現状と将来の動向』、33-45、日本国際問題研究所、東京)(1998) ▼「マクロ経済の動向」、(『ロシア・CIS諸国における市場経済化の進展と実体経済』、13-29、国際金融情報センター、東京)(1998) ▼「主要経済政策」『季刊ROTOBOエコノミックトレンド』13 (4):9-26 (1998); 14 (1):11-15 (1998); 14 (2):12-15 (1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼「ロシアの体制変換と経済循環の変化」、重点領域研究「スラブ・ユーラシアの変動―自存と共存の条件」公開シンポジウム、札幌(1998年1月29-30日) ▼“Changes in Intergovernmental Transfers between the Center and Regions of Russia,” AACPCS/ANZSA 1998 International Conference on Communist and Post-Communist Societies, Melbourne, Australia (July 7-10, 1998) ▼“Transfers from Federal to Regional Budgets in Russia: A Statistical Survey,” The 30th National Convention of the American Association for the Advancement of Slavic Studies, Boca Raton, Florida, USA (September 24-27, 1998) ▼「ソ連・ロシアの統計制度」、アジア長期経済統計データベース・プロジェクト全体会議、神奈川県三浦郡葉山町(1998年12月23-24日)。

外川継男 ¶著作 (2)共著 ▼「日ソ国交回復40年」、ユーラシア研究所編『情報総覧 現代のロシア』、9-17(大空社)(1998)、 (3)編著 ▼『ロシア地域研究方法論』、上智大学外国語学部ロシア語学科(1998) ¶学術論文 (1)単著 ▼T.Togawa, FUKUZAWA YUKICHI and Russia, “Japanese Slavic & East European Studies,” Japanese Society for Slavic and East European Studies 18:1-10 (1998) ¶その他 (2)書評 ▼T.Bannai et al. eds., Rosia: Sei to Kaosu (Russia: Secredness and Chaos; Collections of Essays on Russian Culture and History), “Japanese Slavic & East European Studies,” 17:111-114 (1996) (4)その他 ▼「日本人のロシア感」、『しゃりばり』、198:41-47(S北海道開発問題研究調査会)(1998)。

兎内勇津流 ¶その他の研究業績 (4)その他 ▼「独露の戦利品図書問題のその後」『カエレントアウェアネス』、221:4-5(1998) ▼「図書館」『情報総覧現代のロシア』、477-478(大空社)(1998)。

林 忠行 ¶著作 (2)共著 ▼林 忠行、柴 宜弘、中井和夫:『連邦解体の比較研究−ソ連・ユーゴ・チェコ−』、260(分担執筆部分はpp.89-147)(多賀出版)(1998) (3)編著 ▼『東中欧地域国際関係の変動』(文部省科学研究費補助金(国際学術研究)報告書)236(北海道大学スラブ研究センター)(1998)。

原 暉之 ¶著作 ▼『ウラジオストク物語:ロシアとアジアが交わる街』、324-331(三省堂、1998)¶学術論文 ▼「ウラジオストク:ロシア東部辺境の近代史」『地域と地域統合の歴史認識』その2、「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯51:1-152(1998)。

松里公孝 ¶著作 (3)編著 ▼Tret’e zveno gosudarstvennogo stroitel’stva Rossii: podgotovka i realizatsii federal’nogo zakona o obshchikh printsipakh organizatsii mestnogo samoupravleniia (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World, No.73): 214(Sapporo, 1998)   ▼A.B.Shatilov と共編、Regiony Rossii: khronika i rukovoditeli/5/Ryazanskaya, Vladimirskaya i Tul’skaya oblasti (Slavic Research Center Occasional Papers No.63): 276 (Sapporo, 1998) ¶学術論文 (1)単著 ▼「19世紀から20世紀初頭にかけての右岸ウクライナにおけるポーランド・ファクター」『スラヴ研究』46:101-138(1998) ▼「独立ウクライナにおける地方制度建設(1990-1996):ポスト共産主義諸国間の比較の視点から」(財)地方自治研究機構『体制移行諸国における地方制度に関する調査研究 2』:39-89(1998) ▼「ロシア沿海地方における政治と制度:ナズドラチェンコ体制の比較政治学的分析」(財)地方自治研究機構『体制移行諸国における地方制度に関する調査研究 2』:91-130(1998)▼“Raskol KPSS i peregrupirovka eks-nomenklaturnoi elity v Cheliabinskoi, Samarskoi, Ul’ianovskoi, Tambovskoi, Tverskoi oblastiakh Rossii,” A.V.Gaida i V.N.Rudenko (eds.), Federalizm i detsentralizatsiia, (Ekaterinburug, Ural’skoe otdelenie RAN): 127-188 (1998) ▼“Inter-regional Conflicts and the Decline of Tsarism − the Real Reasons for the Food Crisis in Russia after the Autumn of 1916,” Mary Schaeffer Conroy (ed.), Emerging Democracy in Late Imperial Russia, (University Press of Colorado): 243-300 (1998) ▼“The Role of Zemstva in the Creation and Collapse of Tsarism’s War Efforts During World War One,” Jahrbucher fur Geschichte Osteuropas, 46 (3): 321-337 (1998) ▼“Subregional’naya politika Rossii: metodika analiza,” Kimitaka Matsuzato (red.), Tret’e zveno gosudarstvennogo stroitel’stva Rossii: podgotovka i realizatsiia federal’nogo zakona o obshchikh printsipakh organizatsii mestnogo samoupravleniia (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World No.73), (Sappro): 12-35 (1998) ▼“Reformy mestnogo samoupravleniia v Iaponii i Rossii- Sravnitel’nyi ocherk,” Munitsipal’naya vlast’, 2: 54-57 (1998)この論文は、次にも掲載:Kimitaka Matsuzato (ed.), Tret’e zveno gosudarstvennogo stroitel’stva Rossii: podgotovka i realizatsii federal’nogo zakona o obshchikh printsipakh organizatsii mestnogo samoupravleniia (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World No.73), (Sapporo): 200-212 (1998) ▼“Politologicheskaia regionologiia byvshikh sotsstran - dostizheniia i zadachi,” Perestroika i posle: Obshchestvo i gosudarstvo v SSSR, Rossii i novykh nezavisimykh gosudarstvakh 1988-1998 - tezisy dokladov: 40-43 (1998) ¶その他の業績 (2)書評 ▼「梶川伸一著『飢餓の革命 - ロシア十月革命と農民』を読んで」『ロシア史研究』63:57-65(1998) (4)その他 ▼「金融危機に直撃されて」『スラブ研究センターニュース』75:20-25(1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼“Progressive North, Conservative South? Reading the Regional Elite as a Key to Russian Electoral Puzzles,” 1998 Slavic Research Center Summer Symposium “Regions: A Prism to View the Slavic-Eurasian World: Towards a Discipline of ‘Regionology’,” Sapporo (22-24 July 1998) ▼“Local Elites Under Transition: County and City Politics in Russia 1985-1996,” The 30th National Convention of the American Association for the Advancement of Slavic Studies, Boca Raton, Florida (24-27 September 1998) ▼“Politologicheskaia regionologiia byvshikh sotsstran - dostizheniia i zadachi,” Mezhdunarodnyi simpozium k desiatiletiiu M-BIO - IGPI “Perestroika i posle: Obshchestvo i gosudarstvo v SSSR, Rossii i novykh nezavisimykh gosudarstvakh. 1988-1998,” Moscow (22-25 October 1998) ▼“Meso-Elites and Meso-Governments in Post-Communist Countries - A Comparative Analysis,” International Conference “Culture and Modernization in Light of the Central European and Japanese Experience,” Cracow (12-15 December 1998).

皆川修吾 ¶学術論文 (1)単著  ▼「北太平洋地域における安全保障」、『NIRA』、11(3):24-46(1998) ▼「ロシア政治の読み方−政策決定の仕組み−」、『しゃりばり』、201(11月号):45-56(1998)▼「移行期のロシア議会の機能」、「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯54:56(1998) ¶研究報告書 ▼「スラブ・ユーラシアの変動」、科学研究費重点領域研究研究成果報告書、 340(1998) ¶学会報告 ▼“REGIONAL POLITICAL CLIENTELISM IN THE TRANSITIONAL PERIOD: the cases of Primorskii and Khabarovsk Krais” in the panel, POLITICAL PATRONAGE AND CLIENTELISM IN 20TH CENTURY RUSSIA, International Conference on Communist and Post-communist Societies, Melbourne, Australia, (July 7-12, 1998).

村上 隆 ¶著作 (1)単著 ▼「戦前期日露貿易の統計的分析」、“Discussion Paper”、D98-4、Institute of Economic Research Hitotsubashi University(1998) ¶学術論文 (1)単著 ▼「サハリン大陸棚の石油・天然ガス開発の現況」、『スラブ研究センター研究報告シリーズ』、62:1-20(1998) ¶その他の業績 ▼「ロシアの中央と地方との関係〜沿海地方およびサハリン州のエネルギー部門のケース〜」、(『ロシア・CIS諸国における市場経済化の進展と実態経済』、56-66、国際金融情報センター、東京)(1998) ▼「環日本海経済圏の中の日本とロシア」、『しゃりばり』、200:41-48(1998) ▼国際経済の動き『信濃毎日新聞』(98.1.20) (98.3.17) (98.4.14) (98.5.13) (98.6.9) (98.7.7) (98.8.6) (98.9.30) ▼マルチ時評『読売新聞』(98.6.11) (98.9.10) (98.12.17)。

望月哲男 ¶学術論文 (1)単著 ▼「現代文学におけるロシア論−『空虚なロシア』のイメージをめぐって−」、(『スラブ・ユーラシアの変動−自存と共存の条件−』平成9年度重点領域公開シンポジウム報告集、15-25、スラブ研究センター)(1998) ¶その他の業績 (1)研究ノート等 ▼「ロシア世紀末の自画像4:ロシア論と文学」『しゃりばり』、191:31-38(1998) ▼「ロシア世紀末の自画像5:機械とネジ1」『しゃりばり』、192:33-40(1998) ▼「ロシア世紀末の自画像6:機械とネジ2」『しゃりばり』、193:27-33(1998) ▼「ロシア世紀末の自画像7:アネクドートと新ロシア人」『しゃりばり』、194:25-31(1998) ▼「ロシア世紀末の自画像8:ドストエフスキーと現代」『しゃりばり』、1995:29-35(1998) ▼「ロシア世紀末の自画像9:ボリスとグレープ」『しゃりばり』、196:41-47(1998) ▼「ミハイル・チュラキ『カローン』」、(『ロシア文学の展開』「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯63:93-98、スラブ研究センター)(1998) ▼「ワシーリー・アクショーノフ『肯定的主人公の陰画』」、(『ロシア文学の展開』、99-103)(1998) ▼「ウラジーミル・ソローキン『ドストエフスキー・トリップ』」、(『ロシア文学の展開』、104-107)(1998) (2)書評 ▼「大石雅彦著『聖ペテルブルク』(水声社1996)」『ロシア語ロシア文学研究』、30:148-150(1998) ▼「ロシア・東欧(1998年回顧)」『週刊読書人』1998年12月25日号:4(1998) (3)翻訳 ▼ヴラジーミル・ソローキン著『ロマンI・II』、417、375(国書刊行会、東京)(1998) (4)その他 ▼「ドストエフスキー・トリップ」『ユリイカ』、30-4:284-285(1998) ▼「袋小路はなぜ果てしないか」『ユリイカ』、30-11:278-279(1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼T.Mochizuki: “The pendulum is swinging insensibly and disgustingly: Time in Krotkaia,” The Tenth Conference of The International Society for Dostoevsky, New York, USA, (July 25-AuFive Countries, (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World, No.67): 75 (Sapporo, 1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼「体制転換と所有制度」、土地制度史学会・創立50周年記念大会、東京大学経済学部(1998年11月21-23日)。

山村理人 ¶学術論文 (1)単著 ▼「体制移行期における企業の所有、組織、意志決定構造−ロシアおよび中欧4カ国の比較分析−」、『体制移行期の企業と労働−ロシアと中欧』(「スラブ・ユーラシアの変動」領域研究報告輯68:1-62)(1998)▼『ロシアの畜産物需要及び輸入動向に関する調査報告書』農畜産業振興事業団、1-31)(1998年) ¶その他の業績 (1)研究ノート等 ▼R.Yamamura, Comparative Analysis of Enterprises in Transition: Result of the Survery of Industrial Enterprises in Five Countries, (Occasional Papers on Changes in the Slavic-Eurasian World, No.67): 75 (Sapporo, 1998) ¶学会報告 (2)共通論題 ▼「体制転換と所有制度」、土地制度史学会・創立50周年記念大会、東京大学経済学部(1998年11月21-23日)