CONTENTS

公開講座

平成26年度 公開講座 受付終了しました。


 センターでは1986年以降、札幌市教育委員会との共催で、 札幌地域の社会人を対象にした公開講座を毎年1回、初夏に開催しています。
 今年度は以下により実施致します。



平成26年度 公開講座 「記憶の中のユーラシア」

期間 2014(平成26)年5月12日~6月2日
(毎週 月曜日・金曜日 午後6時00分~午後8時00分)
主催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
後援:札幌市教育委員会、地域研究コンソーシアム
※ 道民カレッジの連携講座です。5回以上の出席で教養コース14単位取得できます。
1.開講にあたって
 ロシアを中心とする旧ソ連・ユーラシア地域の近現代の歴史は、社会主義革命、総力戦争、原発事故などの大変動を経験しました。その衝撃は今を生きる人々の意識や暮らしの中にも響いています。本講座では、記憶をキーワードにしてユーラシアの過去と現在を読み解きます。例えば第二次世界大戦などの過去の出来事が、小説に描かれたり、映画に撮られたりしたとき、それは現在における記憶のひとつの在り方となります。記憶は過去のある時点における事実を反映していることは確かですが、それは必ずしも歴史的事実そのものとはかぎりません。そうしたズレや変容こそが、現在から過去へのまなざしとしての記憶を映し出すものだといえます。記憶を研究するためには、歴史を題材にした文学や映画だけではなく、博物館、記念碑、人々の語り(オーラル・ヒストリー)、観光なども大事な手がかりとなります。ロシアと同じように社会主義革命と総力戦争を体験した中国とベトナムの人々の記憶についても取り上げます。
2.開講日程
第1回 5月12日(月) 未来へ向けた記憶:帝政ロシアをカラーで撮った写真家

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター

教授 望月哲男
第2回 5月16日(金) 中国の革命観光

亜細亜大学

准教授 高山 陽子
第3回 5月19日(月) ベトナム人から見たベトナム戦争の記憶

東京外国語大学

教授 今井 昭夫
第4回 5月23日(金) チェルノブイリ原発事故の記憶と観光地化
株式会社ゲンロン
  上田 洋子
第5回 5月26日(月) ロシア文化の中の対ナポレオン戦争の記憶

千葉大学

准教授 鳥山 祐介
第6回 5月30日(金) 亞港と尼港の旅人たち:ロシアと日本のはざまの記憶

北海道大学
スラブ・ユーラシア研究センター

研究員 井澗 裕
第7回 6月2日(月) 記憶の中の大祖国戦争:ロシアとベラルーシ

北海道大学
スラブ・ユーラシア研究センター

准教授 越野 剛
3.実施会場
   北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W203室(札幌市北区北9条西7丁目) * 案内地図
4.受講資格
18歳以上の方であればどなたでも受講できます。
5. 定員
80 名
6. 申込要領
1) 申込期間:4月7日(月)-5月2目(金) [土・日・祝日を除く]
2) 申込先:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター2階事務室   * 案内地図
  〒060-0809 札幌市北区北9条西7丁目
  Tel 011-706-2388 Fax 011-706-4952
  Email:jimu@slav.hokudai.ac.jp
3) 申込手続: 受講申込書(ダウンロード)に必要事項を明記の上、指定の振込用紙にて受講料をお振り込み後、 受付証明書(E票)を貼り付け、上記申込先宛にご郵送、FAX、又はご持参下さい。
7.受講者証
受講者証は当日受付にてお受取りください。
8.受 講 料
1) 金額 4,500円(全7回分)
2) 納付方法 5月2日(金)までに規定の振込用紙をご利用の上、銀行または郵便局よりお振込み願います。 なお、納入した受講料はお返しできませんので、ご了承願います。
※当日、会場での現金納付は、受け付けておりません。
9.そ の 他
1) 駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用願います。
2) 会場は都合により変更になる場合があります。
3) 本講座で得られた個人情報については、本学の行事等の案内以外には利用しません。

ページの先頭へ