スラブ・ユーラシア研究センター 2016 夏期国際シンポジウム

ロシア極北:
競合するフロンティア

日 時: 2016年7月7・8日

会場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 大会議室 (403室)

Language: English
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 7月6日(水) 若手研究者セミナー 
16:30-18:15  
司会:

パミ・アールト(タンペレ大学 フィンランド)

ユッシ・フオタリ(ヘルシンキ大学フィンランド)

「ロシア北極域における石油・ガス企業:環境責任と社会的責任の対立か?」

大石侑香(日本学術振興会)

「オビ川下流とその支流における消えゆく『白い魚』と残された『黒い魚』」

鍛治広真(東京大学)

「エヴェン語における語幹交代と接尾辞の異形態について」

孫名蕊 (上海外国語大学)

「ロシア極北地域の環境問題とその解決」

 


 

 Program

 7月7日(木)
10:00-12:00 セッション1: 氷を石油に代える: 極北地域の経済と発展
司会:

田畑伸一郎 (SRC)

報告者:

ラッシ・ヘイニネン (ラップランド大学、フィンランド)

「『厄介な』問題を抱えた世界における資源地政学、環境、安全保障とレジリエンスの連鎖」

本村 真澄 (JOGMEC)

「ロシア北極域における石油・天然ガス開発の展望」

劉 旭 (中国人民大学中国)

「中国の北政策とその中露関係に対する合意」 

   
討論者: パミ・アールト(タンペレ大学 フィンランド)
 
12:00-13:00 昼食
   
13:00-15:00 セッション2: 極北地域の人々:地域国国境を超えた観点から
司 会: 池 炫周・直美(北海道大学)
報告者:

アルバハン・マゴメドフ(ウリヤノフスク国立大学、ロシア)

「ロシア・ナショナリズムと北極のアボリジニ:先住民共同体に対して増してゆく圧力(北コーカサス地域との比較を踏まえつつ)」 

後藤 正憲 (SRC)

「チャンネルを開く――ロシア極北先住民のローカルなアントレプレナーシップ」

トビアス・ホルツレーナー(マルティン・ルター大学ハレ・ヴィッテンベルク、ドイツ)

「流動する世界における狩猟民と商人:北東ロシアの海洋人類学に向けて」

討論者: 高倉 浩樹(東北大学)
 
15:00-15:30 休憩
   
15:30-17:30 セッション3:  新たな北東航路:北アジアにおける自然輸送貿易
司 会: 安達 祐子(上智大学)
報告者:

古市正彦 (京都大学)

「NSR・SCR組合せコンテナ輸送によるQuick Deliveryシナリオ」

ダリア・グリツェンコ(ヘルシンキ大学フィンランド)

「北極海の港湾開発に関する構造的アプローチ:サベッタ港のケース」

大塚夏彦(北日本港湾コンサルタント)

「北極海航路の現在そして未来」

討論者: ヴェリ=ペッカ・ティンキネン(ヘルシンキ大学フィンランド)     
北川 弘光 ( 海洋政策研究財団 )
 
18:15- 歓迎会(アスペンホテル)
 
  7月8日(金)
10:00-12:00 セッション4: 北極を売る:ベンチャー事業と環境への配慮の不安定な共存
司 会: ディビット・ウルフ(SRC)
報告者:

ヴェリ=ペッカ・ティンキネン(ヘルシンキ大学フィンランド)

「ロシア極北における地域エネルギー政策は環境に優しいか?アルハンゲリスク とカレリアの発電事業をめぐって」

徳永 昌弘(関西大学) 

「ロシア北極圏の環境:言説分析」 

エイニ・ハーヤ, ハンナ・メキネン (トゥルク大学フィンランド)

「フィンランド海運・海洋中小企業のロシア極北認識」

討論者: 片山 博文 (桜美林大学)
12:00-13:00 昼食
13:00-15:00 セッション5:  北へ向かうロシア外交:二国間主義と多国間主義
司 会: 兵頭 慎治(防衛研究所)
報告者:

アレクサンドル・セルグーニン(サンクトペテルブルグ国立大学ロシア)  

「ウクライナ・シリア危機後のロシアの北極戦略」 

パーヴェル・バ―エフ(オスロ国際平和研究所ノルウェー)

「北極域におけるロシア軍事・安全保障政策・プログラムの持続可能性についての考察」

大西 富士夫(日本大学)

「高まる懸念-北極協調体制とその諸課題」

討論者: 岩下 明裕(SRC)
15:00-15:30 休憩
15:30-17:30 セッション 6:  ロシア極北の文学的視覚的政治的イメージ
司 会: 佐々木 史郎(国立アイヌ文化博物館(仮称)設立準備室)
報告者:

オットー・ボーレ (ライデン大学オランダ)

「19世紀末ロシアのイマジネーションにみる極北:ボリソフ、ブリューソフ、バリモント(1890-1917)」 

ドミトリー・バラノフ(ロシア人類学博物館ロシア)

「イヴァン・ビリービンの作品にみるロシア北方のイメージ」

セルゲイ・メドヴェージェフ(モスクワ高等経済学院ロシア)

「ロシア政治における象徴的資源としての極北遺産」

討論者: 越野 剛 (SRC)
 


組織委員会:
田畑伸一郎、高橋沙奈美、加藤美保子、菊田悠 、後藤正憲

 

 

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