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2017年11月28日

【主催】NIHUセミナー/UBRJ「バレエ『まりも』とソ連のバレエ普及政策「デカーダ」」

NIHU/UBRJセミナー開催のお知らせ

 

延期になっておりましたセミナーの開催日が決定されましたのでお知らせします。

日時:2017年10月30日(月)16:30-18:00
11月28日(火)16:30-18:00

題目:バレエ『まりも』とソ連のバレエ普及政策「デカーダ」

報告者:斎藤慶子

(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター学術研究員)

会場:スラブ・ユーラシア研究センター 大会議室(4階403号室)

 

バレエ『まりも』(石井歓作曲)は、1962年6月7,8,9日に東京文化会館で初演されました。ソヴィエトのバレエ教師たちがチャイコフスキー記念東京バレエ学校(1960–1964)の生徒たちのために振付けた、プロローグ・エピローグ付3幕7場のグランド・バレエです。このバレエの創作のために、バレエ教師たちは阿寒湖や旭川に赴いてアイヌ民族の音楽や舞踊を取材しました。教師たちの指導、生徒たちの熱演、その年の芸術祭賞(文部大臣賞)を受賞した優れた作品は、日本のバレエ界に新しい水準を打ち出したと言われています。本報告では、このような企画が、じつはソ連国内のバレエ普及政策と密接な関係にあったことをご紹介します。

 

※本報告は、提出中の学位請求論文「チャイコフスキー記念東京バレエ学校(1960–64)とソヴィエト・バレエ政策」から内容の一部を報告するものです。

 

連絡先:斎藤 saitok*slav.hokudai.ac.jp (*をアットマークに換えて送信してください)

 

(文責:斎藤慶子)