Eurasia Unit for Border Research (Japan)

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2018年10月3日

【開催報告】WSSF福岡 終了

 2018年9月25日から28日にかけて福岡国際会議場で開催された世界社会科学フォーラムが無事終了しました。オープニングは厳重な警備のもと、皇太子殿下のご臨席で始まり、延べで80か国1000名近い参加者がありました。九州大学が数年越しで準備した会議です。 九州大学の企画委員会として早いから参画し、プログラムのアップデートなども手伝ってきましたが、UBRJとの共催では2つのセッションを、九州大学伊都キャンパス完成記念パネルとして組織しました。一つ目は26日の北極関連セッションです。これは北大の北極研究センターとの共催でもあり、北海道大学からは大西富士夫、高橋美野梨、スラブ・ユーラシア研究センターで院生生活を送った劉旭(中国人民大学)に韓国・釜山からはキム・ミンス(北極研究センター)を加えた豪華な顔ぶれを、UBRJの池直美(北海道大学)がモデレーターとして仕切りました。 もう一つのセッションが、今日のボーダースタディーズと題した招待パネルです。これはAssociation for Borderlands Studiesの会長であったマーチン・ファン・デル・フェルデ(ラドバウド大学)、グアダルーペ・コレア=カブレラ(ジョージ・メイソン大学)に、九大ボーダースタディーズで3年活躍したセルゲイ・ゴルノフ(ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所)に岩下が加わり、ミルザ・ラフマン(インド工科大学)、エドワード・ボイル(九州大学)の司会のもと、ラウンドテーブル形式で実施されました。なお、このパネルは新学術領域研究「グローバル関係学」(酒井啓子代表)の公募研究「グローバル関係学における境界化現象の総合的研究」の成果報告の一環でもあります。 個別報告としては、地田徹朗(名古屋外国語大)、ラフマン、ボイル、池らがそれぞれのパネルに参加するとともに、九州大学法学研究院のリサーチアシスタントたちがポスターセッションで活躍しました。                    

 (岩下明裕)