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2018年11月12日

北大出版会企画・北道総合博物館セミナー「ボーダーツーリズムの魅力を語る」開催

 2018年月11月11日(日)13時半から、北海道大学総合博物館「ホール(知の交流)」において、北海道大学出版会主催による「ボーダーツーリズムの魅力を語る―世界の『端っこ』から」と題する一般市民向けのセミナーが開催されました。これは本邦初のボーダーツーリズムに関する著書の刊行をプロモーションするとともに、市民の方々にボーダーツーリズムの魅力を知ってもらおうというものです。

 

 冒頭で本ユニット代表の岩下が趣旨説明をした後、日本の観光業界で著名な伊豆芳人さん(ボーダーツーリズム推進協議会会長)からボーダーツーリズムの魅力と実践についてお話があり、これを受け、国境写真家を自称する斉藤マサヨシさん(稚内在住)がサハリンや北千島などかつての日露(ソ)国境を訪れる楽しみをスライドで報告されました。報告後は岩下も含む3人で鼎談を行い、その面白さを奥深さを様々なエピソードを交えやりとりしました。セミナー終了後は、博物館2Fのボーダーツーリズム展示ブースに参加者を案内し、伊豆会長と斉藤さんが展示解説を行いました。

 

 足元の悪いなか集まった50名を越える参加者からは「ツアー報告会をぜひ開催してほしい」という要望も出ました。推進協議会の事務局を務めるビッグホリデーからは、12月末に予定されている東南アジア三国国境・マラッカを行く旅のご紹介もありました。

 http://borderlands.or.jp/news/images/BTSMalacca.pdf

 

 多くの方々が北と南で展開されている国境の旅に参加されることを願っています。                                                

(岩下明裕)