10. 国際交流
外国人研究者を毎年3名ずつ
受け入れている(参考文献
4)。出身
国もテーマもバラエティに富むが、ヒアリングによれば、近年とみに来所の希望が多く、いわゆる「大家」ではなく、中堅や若手にチャンスを与えるように採用
人事で配慮しているとのことであったが、それは今後とも維持さるべき方向であろう。
逆に所員の海外への派遣は、それぞれ比較的短期のケースが中心とはいえ相当回数は多く、1995-98年の4年度で実に90件(年平均22件)にもなっ
ている。ただし、センター運営上の負担の公平性の点で問題はないのであろうか。
また、海外からの短期来学者の受け入れも多く(この4年間で85件、年平均21件)、滞在日数が短いとはいえ,これだけの受け入れは、実際はホスト側と
しては相当な負担であろう。
国際シンポへの参加、外国旅費による在外研究なども加えると、全体として国際交流面でセンターの果たしている役割は、内外において高く評価されていると
ころであり、今後それを継続・発展させていくためには、渉外担当面で多少とも"ゆとり"のある人事がほしいところである。なお"Acta Slavica
Iaponica"の海
外の研
究機関との交換などはむしろもっと拡大してよいのではなかろうか。