1999年度点検評価報告書 外部評価委員会報告

11. 社会との連携

 地域社会との関係では、まず公開講座北海道スラブ研究会がとりあげられる。公開講 座は毎年、5〜6月に7回の講 演で組 まれてきた。センター所員3人と外部の講師4人である。受講生は平均85名程度である(参考文献4)。テーマによって受講者数は変動するが、これまでみて きたような内外の活発な研究活動からすれば、この「社会に向かって開いた」部分は少し小さいかもしれない。おそらく、大学を取り囲む地域社会は、センター の研究成果にもっと接したいという期待をもっているであろう。
 社会との連携をもう少し広くとった場合、センターの存在と活動状況についてホットなニュースをもっと知りたいという一般研究者の強い要望は、アンケート 調査からも窺えるところであり、情報ネットワークの一層の充実が望まれる。
 ただし、この「社会との連携」をもっと充実させていくには、事務局体制も含めて、さらに一層の人的配慮が必要となるであろう。