11. 社会との連携
地域社会との関係では、まず公開講座と北海道スラブ研究会がとりあげられる。公開講
座は毎年、5〜6月に7回の講
演で組
まれてきた。センター所員3人と外部の講師4人である。受講生は平均85名程度である(参考文献4)。テーマによって受講者数は変動するが、これまでみて
きたような内外の活発な研究活動からすれば、この「社会に向かって開いた」部分は少し小さいかもしれない。おそらく、大学を取り囲む地域社会は、センター
の研究成果にもっと接したいという期待をもっているであろう。
社会との連携をもう少し広くとった場合、センターの存在と活動状況についてホットなニュースをもっと知りたいという一般研究者の強い要望は、アンケート
調査からも窺えるところであり、情報ネットワークの一層の充実が望まれる。
ただし、この「社会との連携」をもっと充実させていくには、事務局体制も含めて、さらに一層の人的配慮が必要となるであろう。