「ポスト冷戦時代の中露関係と東北アジア
−多様化する国境地域協力」

 

  1. 研究組織
  2. 研究目的
  3. 成果刊行

1.研究組織

研究代表者: 岩 下明裕(北海道大学スラブ研究センター助教授)
海外共同研究者: 歩平  中国黒龍江省社会科学院副院長
コジェヴニコフ, ウラジミール ロシア科学アカデミー極東支部歴史考古民族研究所部長

  

2.研究目的

  1. ポスト冷戦時代の中露関係を分析する鍵は国境地域の動向にある。本研究は国境 地域の構造がリージョンごとに多様化しつつある現況をふまえ、21世紀における中露 間の地域協力の方向を展望する。
  2. 中露国境地域のもっとも重要な争点のひとつであった画定交渉の実態と交渉決着 後の状況を明らかにする。現地調査に基づき、内外でほとんど知られることのなかっ た国境点の係争地を明らかにし、中露がどのような方策でそれらを解決し得たのかを 分析する。
  3. 中露の国境地域の状況を日露のそれと比較し、前者に対する分析から引き出され たレッスンをもとに日露関係の新たな可能性を検討する。

  

3.成果刊行

  1. 中・ロ国境4000キロ  ( 発行元: 角川書店 )

  2. The Sino-Russian “Strategic Partnership”: Current Views from the Border and Beijing

スラブ研究センター