日本ロシア・東欧研究連絡協議会

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ICCEES Newsletter
(国際中東欧研究学会)

東アジア・スラブ学会長サミット(2月22日)

松里公孝(SRC)

 第1回東アジア学会後、日中韓のスラブ学会の指導者が一堂に会して東アジアのスラブ・ユーラシア研究コミュニティが直面する諸問題を議論しました。中国からは全中国ロシア東欧中央アジア研究協会(CAEERCAS)のLi Jingjie会長とFeng Shaolei副会長が、韓国からは韓国スラブ研究協会(KASS)のPark Soo-Heon会長、Shin Boem Shik事務局長、Kim Taehwan社会科学部門学術責任者が出席しました。日本からは、残念ながら袴田茂樹JCREES会長は訪韓できませんでしたが、宇多文雄副会長と松里(JCREES日本代表)が出席し、D・ウルフ教授がオブザーバーとして参加しました。

 スラブ研究の地域コミュニティは英語圏、ヨーロッパ、旧ソ連にはあるのに、東アジアに だけはなく、そのためアジアのスラブ研究者は損をしてきました。このような状況を何とかせねばという思いは3国共通であり、今回のサミット開催に至りました。サミットは、東アジア学会の定例化、第2回は札幌で開催すること、CAEERCASのICCEESへの加盟支持、韓国がICCEESの執行委員会に席を持つべきこと、2010年ICCEESストックホルム大会で多数のパネルをアジアから組織すること、2015年ICCEES世界大会のアジア招致問題などを論じ、宇多副会長が「皆、やる気だなあ」と感心するほどの熱気に溢れた議論が展開されました。その後、一致点を文書化しようということで、2ヵ月近い慎重な意見交換がなされ、ほぼ文案が準備されました。

「スラブ研究センターニュース」113号(2008/5)から転載

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