スラブ研究センターニュース 季刊 2009 年秋号 No.119 index

新学術領域研究


新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」 第2回国際シンポジウム

新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」第2回国際シンポジウムは、2009年12月12~13日に法政大学市ヶ谷キャンパスで開催されま す。テーマは「ユーラシア地域大国の政治比較:序章」です。自由化、グローバル化が進行する中で、政治変化のダイナミズム、価値理念の再編、体制移行の実 態を明らかにすると同時に、地域大国の政治比較の方法論を模索するものです。

*この国際シンポジウムは今年度のスラブ研究センター冬期国際シンポジウムを兼ねて開催されます(編集部注)

プログラムの概要

新学術領域研究第2回国際シンポジウム「ユーラシア地域大国の政治比較:中国、ロシア、インド、トルコ」
主催:新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」政治班(第2班)
共催:北海道大学スラブ研究センター、法政大学中国基層政治研究所、北海道大学グローバルCOEプログラム、早稲田大学現代中国研究所
日時:2009年12月12 ~13日
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎S405
使用言語:日本語と英語(同時通訳あり)
12月12日(土)
13:30–13:45 開会式
13:45–15:30 基調講演「地域大国の政治流れをどう捉えるか?」
司会:唐亮
塩川伸明(東京大学)「ペレストロイカ・冷戦終焉・ソ連解体:20年後の地点からのパースペクティヴ」
中兼和津次(青山学院大学)「経済体制移行の比較研究:社会主義国はなぜ資本主義に向かって脱走するのか」
絵所秀紀(法政大学)「インド経済台頭の衝撃:開発の政治経済学の再検討に向けて」
15:45–17:45 ラウンドテーブル「地域大国の政治をどう比較するか?」
司会:毛里和子(早稲田大学)
パネリスト:田畑伸一郎(北海道大学)、近藤則夫(日本貿易振興会アジア経済研究所)、天児慧(早稲田大学)、高原明生(東京大学)、松里公 孝(北海道大学)
18:00–20:00 レセプション
12月13日(日)
10:00–12:00 第1セッション 「近代化と民主主義のためのサブナショナルな単位:ロシア、中国、インドの村社会とNGO」
司会: デヴィッド・ウルフ(北海道大学)
トミーラ・ランキナ(ド・モンフォール大学、イギリス)「ロシアとインドのサブナショナル民主主義を規定する諸要因:分析の予備的枠組み」
田原史起(東京大学)「中国とロシアのコミュニティ・ガヴァナンス:現地調査に基づく比較」
光磊(サンディエゴ大学、アメリカ)「社会紛争と紛争解決の政治学:地方における国家・社会関係の中印比較」
討論: 家田修(北海道大学)
13:15–15:15 第2セッション「偉大さへの鍵。地域大国の宗教政治」
司会: 宇山智彦(北海道大学)
クリストファー・マーシュ(ベイラー大学、アメリカ)「アジア太平洋地域における宗教、文明、国家間紛争」
松里公孝(北海道大学)、澤江史子(東北大学)「非アラブ諸国におけるイスラーム教会論:ロシア、トルコ、中国、アゼルバイジャン」
三輪博樹(中央大学)「題未定」
討論: 飯塚正人(東京外語大学)
15:30–17:30 第3セッション「社会階層の再編と社会的亀裂」
司会: 唐亮(早稲田大学)
ヴァムシ・ヴァクラブハラナム(ハイデラバード大学、インド)「階級は重要か?中国とインドにおける階級構造と不平等の昂進」
林裕明(島根県立大学)「ロシアの中間層-構成と価値観に見る多様性」
園田茂人(東京大学)「中国、インド、ロシアにおける社会的不平等の認識の違い:2008年アジア。バロメーターの比較分析」
討論: 菱田雅晴(法政大学)
17:30–17:40 閉会式
[唐亮(組織委員長)]

→続きを読む
スラブ研究センターニュース No.119 index