スラブ研究センターニュース 季刊 2011 年冬号No.124 index

図書室だより

松本忠司氏旧蔵資料の受贈

2松本忠司氏は、1929 年に秋田県生まれ、同和鉱業の発電所等に勤務の後、上京して早稲田 大学でロシア文学を学び、1957 年に小樽商科大学に赴任。ロシア語を講じながら、ゴーリキー 研究と演劇に情熱を傾けました。1968 年には教授に昇進し、1992 年に定年退職、その後、病 を得て2002 年に亡くなりました。

センターは、ご遺族より2009 年2 月に蔵書寄贈の話をいただき、北大蔵書と重複を避けて、 図書360 冊、雑誌10 タイトルを寄贈いただきましたので、お知らせします。資料のほとんど は、ロシア文学に関係のロシア語文献で、ゴーリキーに関するものの他、雑誌『諸民族の友好』 の付録の文学作品集を大量に含んでいます。

なお、雑誌は、一部を除いて、この1 月に登録・製本を済ませましたが、図書については、今後、 工藤幸雄氏旧蔵書の整理状況等を見ながら、登録・整理の時期を待つことになります。

[兎内]

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