スラブ研究センターでは、1994年から3度にわたって点検評価を実施し、その報告書を刊行してきました。このうち、1994年 と1996年の2回は自己点検評価を中心とするものであり、それに第三者による評価が補足的に加えられています。1997年の点検評価の場合は、合計6人 の外部評価委員による評価報告集という形をとりました。

今回(1999年度)の場合、5人の外部評価委員に点検評価作業を委嘱し、より徹底した外部評価作業を目指しています。本アンケートは、この外 部委員による評価作業の参考資料の1つとするために実施したもので、旧ソ連・東欧地域研究者を対象として、センターの活動や将来のあり方について様々な側 面から質問いたしました(アンケート文については付録資料を参照して下さい)。

アンケートの実施時期と対象者は、以下の通りとなっています。

また、研究者を対象とした以上のアンケートとは別に、様々な分野(経済実務、行政、文化交流、ジャーナリズム、NGO、シンクタンク、翻訳・通 訳等)で旧 ソ連・東欧地域と関わりをもって活動されている方々を対象に、スラブ研究センターの活動についての意見を伺うためのアンケートも実施いたしました。
内容は、 1) センターの活動がどのように見えているか(または見えていないか)、 2)その活動についての批判・評価、3)今後のセンターの活動に対する要望・提案、などについて自由な形式で回答してもらうというものでした。
各分野のバランスを考慮して選んだ合計40名にアンケートを送付いたしましたが、回答数は8名(回答率20%)にとどまり、必ずしも期待されたような結果 となりませんでした。数は少ないですが、それらの回答結果も参考資料として、この報告集に掲載し てあります。