スラブ・ユーラシア研究センター 2019 冬期国際シンポジウム
国立研究大学高等経済学院HSE(モスクワ)と共催

帝政ロシアの地方再訪:
文学的想像力と地政学

 

日時: 2019年12月12日(木)~13日(金)
会場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC) 4階大会議室(403室)
使用言語: ロシア語、英語(通訳なし)
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 Program

 12月12日(木)
   
13:00-13:15 開会のあいさつ
   
13:15-15:45 第1セッション:想像される地方
 

エカチェリーナ・ボルトゥノヴァ(HSE)

  辺境としての中央ロシア:帝政期における歴史地理の表象モデル

ナタリヤ・ゴルスカヤ(スモレンスク国立大学)

  スモレンスク県貴族の回想にみる19世紀ポーランドとポーランド反乱

セルゲイ・リュビチャンコフスキー(オレンブルグ国立教育大学)

  文民知事の報告書にみるオレンブルグ地方:19世紀末から20世紀初頭

アナトリー・サフチェンコ(ロシア科学アカデミー極東支部歴史・考古学・民族誌研究所)

  ロシア極東の地政学的神話

討論者:

青島陽子(神戸大学)

司 会:

デイヴィド・レインボウ(ヒューストン大学)

 
15:45-16:00 休憩
   
16:00-18:00 第2セッション:宗教的想像力の中の地方
 

ダリウス・スタリューナス(リトアニア歴史研究所)

  心象地理の中の北西地方:帝国官僚と非支配的民族・宗教集団を中心に

長縄宣博(SRC)

  過去から未来へ?蒸気と印刷の時代のザカスピ地方とブハラへの旅

ニコライ・ツィレンピロフ(ナザルバエフ大学)

  シャンバラとしてのモスクワ:あるブリヤート僧の見た1896年の戴冠式

討論者: ロザリヤ・ガリポヴァ(ナザルバエフ大学/ SRC)
司 会: 青島陽子(神戸大学)
 
18:30- レセプション(アスペンホテル)
 
  12月13日(金)
10:00-12:00 第3セッション:変わりゆく文学的想像力
 

エヴゲニー・ドブレンコ(シェフィールド大学/ SRC)

  「善良なロシア人に何で支払おうか」スターリン期の映画にみる民族文化の規範と革命前の過去の生産

エレナ・ペンスカヤ(HSE)

  18世紀末から1830年代のロシア語の旅行記にみえる「帝国の裏庭」の概念 

鳥山祐介(東京大学)

  18世紀末から19世紀初めの文学におけるロシア帝国像

討論者: 安達大輔(SRC)
司 会: 宮川絹代(札幌大学)
12:00-13:30 昼食
13:30-15:30 第4セッション:中央アジアにつきまとう「グレートゲーム」(英語)
 

塩谷哲史(筑波大学)

  ヒヴァにおけるグレートゲームと奴隷制廃止論:19世紀中央アジアにおける英露の競争

小野亮介(早稲田大学)

  1930年代に日本人がどのようにグレートゲームに参入しようとしたか?スルタンベク・バフティヤールの軌跡から

ノズィマ・ダヴレトヴァ(ウズベキスタン世界経済外交大学)

  小さき者のグレートゲーム:ウズベキスタンのカリモフ時代の壮大な幻想

討論者: ディビッド・ウルフ(SRC)
司 会: 長縄宣博(SRC)
15:30-15:45 休憩
15:45-17:45 第5セッション:帝国の黄昏と黎明における地方の想像力
 

ハリト・ドゥンダル・アカルジャ(ナザルバエフ大学)

  第一次世界大戦時のクルド人:オスマン帝国とロシア帝国の狭間で

ヘンナディー・コロリョフ(ウクライナ国立科学アカデミー歴史研究所/ SRC)

  ルーシの土地を求めて:小ロシア運動活動家の描いたウクライナ(1917年から1919年)

デイヴィド・レインボウ(ヒューストン大学)

  向こう岸からの革命:1920年代のシベリア地方主義者

討論者: 宇山智彦(SRC)
司 会: エカチェリーナ・ボルトゥノヴァ(HSE)
 


組織委員会:
長縄宣博、エカチェリーナ・ボルトゥノヴァ、諌早庸一
共催:
HSE国際研究プロジェクト「ロシアの地方史」 [https://www.hse.ru/rrh/]
科研費18H00697「暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み」
科研費19H01243「ロシア・旧ソ連文化におけるメロドラマ的想像力の総合的研究」
後援:
地域研究コンソーシアム(JCAS)

 

 

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