スラブ研究センターニュース 季刊 2007年秋号 No.111 index

研究の最前線


2007 年度冬期国際シンポジウムの開催(前ページ参照)

前号でもお知らせした通り、今年度の冬期国際シンポジウムは、12 月5日~7日に開かれ ます。21 世紀COE の期間中最後の国際シンポジウムとなる今回、ロシア帝国領のアジア地 域というテーマを選んだのは、この間センターがロシア帝国史と、アジア方面の境界地域と いう2つの方向の研究を推進してきたこと、また今年度の外国人研究員にこの分野の専門家 が揃っていることによります。外国人報告者の中には、近年のロシア帝国史研究をリードし てきた人が多く含まれており、既に各方面から期待の声をいただいています。日本人報告者 は中央ユーラシア研究の若手を中心とする構成で、この分野での日本の研究水準の高さをア ピールする機会となるでしょう。各地域の個性と、境界を越えたダイナミズムについて、ロ シア史と東洋史にまたがる刺激的な議論を展開する場を作りたいと考えています。ふるって の参加をお待ちしています。

5日の第1セッションの前には、第5回次世代国際ワークショップも計画されています。 そのプログラムは、11 月後半にウェブサイトで発表される予定です。

[宇山]


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