北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 2019年度 夏期国際シンポジウム

民主主義の世界的危機?
権威主義とポピュリズムの台頭と進化

2019年7月4日(木)~5日(金)

会場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC) 4階大会議室 (403室)

使用言語: 英語(通訳なし)
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 7月4日(木)
9:30-9:40 開会の辞
 

 

9:40-12:00 第1セッション:ポピュリズム実証分析のアプローチと展望
報告:

西川賢(津田塾大学)

  アメリカのポピュリスト党は本当にポピュリスティックだったのか

ブルーノ・カスターニョ=シルヴァ(ケルン大学)

  心配しないで、私に似た誰かを見つけるから:代表性の認識とポピュリスト的態度の関係

吉田徹(北海道大学)

  日本にポピュリズムは存在しないのか? 地方政治への制度論アプローチ

   
討論: 稗田健志(大阪市立大学)、グザヴィエ・メレ(早稲田大学)
   
司会: 岩下明裕(SRC)
   
12:00-13:15 昼食
   
13:15-15:15 第2セッション:旧ソ連諸国における権威主義と国内・国際政治
報告:

トーマス・アンブロジオ(ノースダコタ州立大学)

  旧ソ連における世襲の仕込み:パトロン大統領体制のための権威主義的戦略

ジョン・ヘザーショー(エクセター大学)

  トランスナショナルな非市民社会:ユーラシアとその外からの議論の枠組み(アレクサンダー・クーリー[コロンビア大学]との共著)

宇山智彦(SRC)

  中央アジアにおける権威主義とナショナリズム:政治体制と対外関係は相関するのか

   
討論: ティムール・ダダバエフ(筑波大学)
   
司会: 湯浅剛(上智大学)
   
15:15-15:30 休憩
   
15:30-17:30 第3セッション:権威主義の源泉と統治能力
報告:

ロベルト・ステファン・フォア(ケンブリッジ大学)

  権威主義の挑戦:ポスト権威主義諸国における民主主義の正統性

ルーラ・ネズィ(サリー大学)

  権威主義の遺産と政治的態度の形成に対するその影響

加茂具樹(慶應義塾大学)

  模索する中国共産党:一元的な政治と多元化する社会の間の矛盾に囚われる中国共産党

   
討論: 川中豪(アジア経済研究所)
   
司会: ディビッド・ウルフ(SRC)
   
18:00- レセプション(札幌アスペンホテル)
 7月5日(金)

10:15-11:45

第4セッション: ロシア・中国の権威主義体制とその変化
報告:

大串敦(慶應義塾大学)

  ロシア次官の分析:家産エリートかテクノクラートか?

キャサリン・オーウェン(エクセター大学)

  参加型権威主義:ロシアと中国における官僚的変容から市民参加へ

 

討論: 安達祐子(上智大学)
   
司会: 油本真理(法政大学)
 
11:45-13:15 昼食
   
13:15-14:45 第5セッション: 南北アメリカ・中東欧のポピュリズムの比較
報告:

クルト・ヴァイラント(テキサス大学オースティン校)

  民主主義に対するポピュリズムの脅威:比較研究から米国への教訓

村上勇介(京都大学)

  21世紀のラテンアメリカにおける「ポピュリズム」

 

討論:

平田武(東北大学)

 

司会: 林忠行(京都女子大学)
 
14:45-15:00 休憩
   
15:00-17:00 第6セッション:  ポピュリズムと経済政策
報告:

仙石学(SRC)

  ポピュリスト政権と経済:フィデスと法と正義の相違

パヴォル・バボシュ(コメニウス大学)

  中欧における経済ポピュリズム:チェコとスロヴァキアの比較

リチア・チアネッティ(ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校)

  民主主義の空洞化・後退の再読:バルトのプリズムを通して

 

討論:

上垣彰(西南学院大学)

 

司会: 田畑伸一郎(SRC)
 
17:00-17:15 休憩
 
17:15-18:00 総合討論
モデレータ: 宇山智彦(SRC)
   


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共催:
科研費18H03619「権威主義とポピュリズムの台頭に関する比較研究」

科研費16H03575「ポストネオリベラル期における新興民主主義国の経済政策」

後援:
地域研究コンソーシアム(JCAS)

 

組織委員会:
宇山智彦、仙石学、諫早庸一

 

 

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