Eurasia Unit for Border Research (Japan)

Home > What's New Archives > メーファールアン大学(タイ・チェンライ)社会インノベーション・スクールとの協定締結

What's New Archives

Back to List

2016.09.05

メーファールアン大学(タイ・チェンライ)社会インノベーション・スクールとの協定締結

DSC_0356.JPGメーファールアン大学(タイ・チェンライ)社会インノベーション・スクールとの協定締結

 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)はこの度、タイ北部のチェンライ市にあるメーファールアン大学の社会インノベーション・スクールとボーダースタディーズの研究協力に関わる協定を締結しました。これはスクールのディーンでもあるシリポーン・ワッチャルク教授の要請によるもので、タイのボーダースタディーズ・ネットワークの構築を支援するものです。教授はその強いイニシャティブにより、チェンライなど4つの大学とすでに協定を締結しており、今後の展開が期待されます。世界のボーダースタディーズ・コミュニティでは日本とインドがアジア地域で主導的役割を果たしていますが、東南アジアからの新たなイニシアチブは祝福されることでしょう。

 UBRJとの協定に基づき、来年の5月にタイのネットワークとの協力による現地でのシンポジウム開催が早くも議題に上りました。また来年7月に予定されているボーダースタディーズのサマースクールへのタイからの若手研究者の参加について話し合われました。

 セレモニーの後、UBRJの岩下明裕が基調講演を行い、200名の参加者(うち180名が学生)の前で世界とユーラシアのボーダーの経験と研究蓄積を紹介し、ボーダーもつ2面、紛争と協力のそれを、領土問題とツーリズムを代表させて分析し、ボーダーが有するインノベ―ティブなものを一緒に創りあげていこうと訴えました。

(文責:岩下 明裕)


DSC_0347.JPGDSC_0361.JPG