Eurasia Unit for Border Research (Japan)

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2020年1月9日

鹿児島大学島嶼研シンポジウム「鹿児島で北東アジアを考える」開催

 2019年12月21日、鹿児島大学にて国際島嶼教育研究センターが主催し、NIHU北東アジア地域研究事業・北大スラブ研拠点が共催するシンポジウム「鹿児島で北東アジアを考える」が開催されました。あいにく足元の悪い天気でしたが、40名程度の研究者や市民が参加し、また島嶼研の奄美分室と中継するかたちで報告や議論が行われました。

 第1部は国際関係に焦点をあて、佐橋亮(東京大)、金成浩(琉球大)、宮脇昇(立命館大)といった錚々たるメンバーが北東アジアを理論、歴史、国際関係といった切り口から報告しました。第2部はAssociation for Borderlands Studies日本部会の支援なども受け、ボーダースタディーズになじみの深い島嶼や海がテーマとなりました。キプロス(伊藤頌文報告)、奄美(平井一臣報告)、鬱陵島(福原裕二報告)が事例として取り上げられ、島と海の問題が国際関係、政治、歴史、表象など様々なかたちから議論されました。

 翌22日は、ラサール学園で古代史を専門とする永山修一教諭の案内で知られざる鹿児島の歴史や文化についてフィールドワークを行いました。

 シンポジウムの模様はNIHU北大スラブ研拠点のオンラインジャーナル「北東アジアの現在」で再現される予定です。今回のシンポジウムを主催してくださった河合渓センター長を始めとした島嶼研の皆様に心よりお礼申し上げます。     

(岩下明裕)

 

 

プログラムの詳細は、ポスターPDFでご確認いただけます。