体制移行期ロシアの食料市場 - 需要と輸入の分析を中心として -

スラブ研究 No.46 Copyright (C) 1999 by Slavic Research Center ,Hokkaido University.
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体制移行期ロシアの食料市場
- 需要と輸入の分析を中心として -

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山　村　理　人

1. 需要分析

(1）ソ連崩壊後の食料消費の動向

(2）消費者の購買力

(3)『家計調査』データに基づく畜産物需要関数の推定

（i）過去の計測例

（ii）使用するデータについて

（iii）所得と消費の相関

（iv）弾性値の推計結果

（v）消費パターンの収斂と過渡期における弾性値の低下

(4) 今後の需要の伸びの見通し

（i）畜産物

2. 輸入の分析

(1) 畜産物の輸入急増について

（i）原料豚肉

（ii）肉加工品の輸入

（iii）「ブッシュの腿肉」

（v）乳製品

(2) 輸入増大の背景：価格要因

（ii）牛肉と豚肉

（iii）乳製品

(3) 価格競争力は何故失われたのか

（i）為替レート

（ii）生産の効率とコスト

(4) 政府の貿易政策

Summary in English

表1 一人当たり食料品消費の推移

表２　消費者の購買力の変化

表３　農業企業における畜産物のコストと販売価格の指数（1991=1）

表４畜産物需要関数の推計

（1）地域（連邦構成体）別集計データによる推計

（2）所得階層別データによる推計（1995年、27連邦構成体・10所得階層）

表５　家計の食料バランス　（一戸当たり平均、kg）

（1）肉・肉製品

（2）牛乳・乳製品

表６　１人当たりＧＤＰ水準と肉消費量の国際比較

表７　経済回復と畜産物消費の変化

表８　ロシアの畜産物および穀物輸入数量（単位：千トン）

表９　畜産品の輸入品依存率

表10　輸入価格・国内価格・為替レート

表11　米国とロシア：ブロイラー生産の比較（1995年末）

図１　実質所得と肉消費

図２　実質所得と牛乳消費

引用文献・一覧