
About 活動内容
文化・言語部門は、人類の生存のためのソフト・パワーとしての文化や言語についての共同研究を組織します。ロシア軍によるウクライナ侵攻により、スラブ・ユーラシア地域の文化や言語の複雑な歴史や現状に大きな注目が集まるとともに、その文化や言語が政治・外交・軍事をはじめとする隣接領域と切り離して論じられないことが改めて浮き彫りになりました。このような社会的課題の理解と解決のために、センターでこれまで培ってきたロシア文化やスラブ言語学、ユーラシア文化財に関する知見を活かしながら、中国文化・演劇、スラブ地域における言語接触、日本の移民問題、東アジアにおけるジェンダーと移民を研究するセンター外の研究者との連携を推進します。そしてマイノリティの表象や記憶の歴史、現在抱えている問題やそれに対する反応、移民・移動、ジェンダーといったトピックを中心に、対象となる地域や専門分野を横断した多角的な分析を行います。これによって、スラブ・ユーラシア地域の文化と言語をその多様性に目を配りながらより高い解像度で映し出すとともに、現在と未来の世界においてそれが果たすことのできる役割について考察します。
Member メンバー紹介
スタッフ
- ・安達 大輔(代表)
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・准教授
- ・野町 素己
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授
- ・ガブランカペタノヴィッチ=レジッチ ヤスミナ
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・助教
- ・菅井 健太
- 北海道大学大学院文学院・准教授
- ・田村 容子
- 北海道大学大学院文学院・准教授
- ・池 直美
- 北海道大学公共政策大学院・教授
- ・ジョナサン・エドワード・ブル
- 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院・講師
News
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2025.02.17
【セミナー 3月11日】北海道スラブ研究会「セルゲイ・プロコフィエフの音楽――東方に縁のある素材たち」
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2025.02.17
【講演会 3月10日】サイモン・モリソン教授講演会
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2025.02.05
【書籍】生存戦略研究(文化・言語部門)の成果刊行 “Different Perspectives in Minority Language Studies: The Case of Slavic Speaking Area”
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2025.01.22
ウクライナ侵攻
【特別連続セミナー 2/14, 2/17】「2.24から3年を経たスラブ・ユーラシア世界」
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2025.01.21
【セミナー 2月4日】International Research Platform for Survival Strategies – Online Seminar “White Enclosures: Racial Capitalism & Coloniality Along the Balkan Route”