
About 活動内容
ウクライナとの歴史的一体性を標榜して、独裁体制によって開始されたロシアの侵略戦争は、歪んだ歴史観の危険性と、政治が国家と人々の生存をいかに深刻に左右しうるかをまざまざと見せつけています。この部門では、センターが蓄積してきた、帝国史、越境史、新自由主義、権威主義、ポピュリズムなどに関する研究を踏まえながら、スラブ・ユーラシアと中東をはじめとする世界における生存戦略の研究に取り組みます。
歴史に関しては、近代から現在に至る長期・短期の地殻変動、特に帝国のような広域秩序の動揺・崩壊・再生の中で、国家や民族、社会集団がどのように生存または滅亡してきたかを分析します。政治に関しては、民主主義と権威主義、秩序と抵抗、価値観におけるリベラリズムと保守主義といったせめぎあいの中で、政治体制がどのように変動し、その影響を受けながら国家と社会および個人がどのように生存を模索してきたかを分析します。
これらの研究に基づいて、スラブ・ユーラシアおよび世界の危機をいかに解決していくべきか、日本はどのような貢献をなしうるかを考えていきます。
Member メンバー紹介
スタッフ
- ・宇山 智彦(代表)
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授
- ・青島 陽子
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授
- ・仙石 学
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授
- ・長縄 宣博
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授
- ・諫早 庸一
- 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・特任准教授
- ・佐藤 健太郎
- 北海道大学大学院文学院・教授
- ・岡本 亮輔
- 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院・准教授
- ・野田 仁
- 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授との併任
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2025.04.17
【セミナー 6月14日】Survival Strategies Study Seminar
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2025.04.08
お知らせ
【セミナー 4/10】”Siberian indigenous peoples facing environmental changes 17th-20th centuries”
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2025.03.17
お知らせ
【お知らせ:2025年度北海道大学―メルボルン大学合同研究ワークショップファンドに採択されました】
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2025.03.04
【セミナー 3月17日】Survival Strategies Study Seminar
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2025.02.18
【シンポジウム 3月7、11日】HU-UMA Symposium on Post/Imperial Political Ecosystems: How Our World Has Been Shaped