2023.10.05
イベント
【公開講座(10/16, 20, 23, 27, 30, 11/6, 10)】2023年度 公開講座「どうなる? どうする? 日露関係」
2022年2月24日にロシアがウクライナへの全面軍事侵攻を開始したことにより、世界は変わってしまいました。日本とロシアの関係も大きな影響を受け、ウクライナ戦争の前と後とで、様相が一変しています。日本は、主要先進国から成るG7の一員として、ロシアの侵略行為を非難し、経済制裁を発動しています。対するロシアの側も、日本を含む先進諸国を「非友好国」と位置付け、敵対的な姿勢を強めています。しかし、日露関係がウクライナ戦争の前は順調だったかというと、決してそうではありません。対露関係を改善して北方領土問題を解決し、平和条約を締結しようという安倍晋三政権の試みが頓挫したことは、同政権の末期には明白でした。ちなみに、安倍政権は経済協力を対露関係改善の切り札にしようとしましたが、実はその間も両国間の経済関係は停滞し、頭打ちの傾向が生じていました。ウクライナでの戦火は、いつかは止むはずです。しかし、仮にその障害がなくなったとしても、日露関係の根本的な難しさは、おそらくはより増幅された形で、残ると考えざるをえません。混沌とする世界の中で、我が国は北の隣国とどう向き合っていけばいいのでしょうか?今回の公開講座では、このように我が国にとっての重大な課題となっている日露関係を、国際関係、外交、軍事、貿易、エネルギー、漁業、文化の各専門家が、それぞれの立場から読み解き、未来への指針を示すことを目指します。
- 期間
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2023年10月16日(月)~11月10日(金) (毎週 月曜日・金曜日 18:00~20:00)
- 開講日程
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講義は全てオンラインで配信します。オンライン講義の講師は会場にはおりませんのでご注意ください。
第1回 10/16(月)(ハイブリッド講義)
「日露ビジネスは退くも残るも茨の道」
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 教授 服部 倫卓
第2回 10/20(金)(ハイブリッド講義)
「重大な岐路に立たされる日露漁業外交」
北海学園大学地域経済学科 教授 濱田 武士
第3回 10/23(月)(オンライン講義)
「日露文化交流 ―アートを通じた国際理解と地域創生」
早稲田大学教育学部 教授 鴻野 わか菜
第4回 10/27(金)(オンライン講義)
「ロシアから見た極東の軍事的位置付け ―2030年代の極東ロシア軍を考える」
東京大学先端科学技術研究センター 専任講師 小泉 悠
第5回 10/30(月)(オンライン講義)
「 日露関係の現在位置 ―安倍・プーチン交渉が残したもの」
朝日新聞論説委員 駒木 明義
第6回 11/6(月)(ハイブリッド講義)
「国際関係と地政治のなかの日露関係」
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 教授 岩下 明裕
第7回 11/10(金)(オンライン講義)
「日露エネルギー協力の再評価と見直し ―ウクライナ危機とカーボンニュートラルの試練」
エネルギー・金属鉱物資源機構調査部調査課長 原田 大輔
- 会場
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ハイブリッド講義:スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)、Zoomウェビナー
・会場は先着で60名まで
・ウェビナーは各回について個別にお申し込みください。(先着1,000名まで)オンライン講義:Zoomウェビナー、スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)
・ウェビナーは各回について個別にお申し込みください。(先着1,000名まで)
・会場は先着で60名まで。会場のスラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)はオンラインでの視聴となります。
(オンライン講義の講師は会場にはおりませんのでご注意ください)
- 受講資格
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どなたでも受講できます。
- 申込要領
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・対面形式:事前申し込み不要
・オンライン形式:オンライン参加登録 各講演日当日まで
・講演のタイトルが登録ページへのリンクになっておりますので、それぞれの講演ごとに参加のご登録をお願いいたします。
- 受講料
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今回はオンラインと対面のハイブリッドでの開催につき、参加費は無料となっております。
- その他
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1)都合により、日程などの一部は変更になる場合があります。
2)本講座で得られた個人情報については、本学の行事等の案内以外には利用しません。
- 主催
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北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC)
国際的な生存戦略研究プラットフォームの構築
- 後援
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札幌市教育委員会、地域研究コンソーシアム
※今回は昨年同様、道民カレッジの連携講座ではありません。また、北大エルムカードへの捺印も行いませんのでご了承ください。
