CONTENTS

2015年度センター主催共催の研究会・セミナー一覧


4 月

4月20日
UBRJセミナー
日 程: 2015年4月20日(月)16時~17時半
会 場:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401室)
報告者:  ヴィクトル・ラーリン(Prof. Viktor LARIN)
(ロシア科学アカデミー極 東支部歴史学・人類学・民族学研究所・所長/極東連邦大学・教授)
報告タイトル: Тихоокеанская Россия в контексте интересов и политики России в АТР в начал е 21 века (21世紀初頭の太平洋ロシアとアジア・太平洋地域におけるロシア の利益と政治)
報告言語: ロシア語(通訳なし)
  参加自由
連絡先: ウルフ(urufu[at]slav.hokudai.ac.jp)、地田 (tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp)([at]を@にかえてご連絡ください。)
4月27日
SRCセミナー
「ディスカッション! GIS(地理情報システム)を人文・社会科学研究に活用するには?」
講 師: 古川泰人 (北海道大学大学院農学研究院・学術研究員)
コメンテーター: 滝口良 (北海道大学大学院文学研究科・共同研究員)
司 会: 井上岳彦 (北海道大学大学院文学研究科・専門研究員)
日 程: 2015年4月27日(月)15:00-16:30
場 所:スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
  参加自由
連絡先: 井上岳彦 inouetkhk@gmail.com

5月

5月6日
日本と東欧・スラブユーラシア関係史研究会 第一回会合
昨年度から準備していました標記の研究会を今年度から立ち上げることになりま した。
研究会の趣旨はSRCホームページに掲載しましたので、そちらをご覧くだ さい。
http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jp/seminors/src/pdf/Japan_and_EasternEurope.pdf
日 時:2015年5月6日(水)午後2-5時
場 所:早稲田大学早稲田キャンパス3号館909室
報告者:

長與進 「『チェコスロヴァキア日刊新聞』における日本報道について、」   

家田裕子「雑誌New Europeについて」

連絡先: 家田修 ieda@slav.hokudai.ac.jp 電話:090-2813-4907

5月7日

「福島チェルノブイリ研究会」第一回全体会合

新規の科研費研究「被災者参画による原子力災害研究と市民復興モデルの構築: チェルノブイリから福島へ 」(基盤研究A、家田修研究代表、2015―2017年)が
今年度から出発します。これは2012年度に始まった科研費研究「大規模環境汚染 事故による地域の崩壊と復興:チェルノブィル、アイカ、フクシマ」を継承し、
発展させたものです。全国の11の大学から19名の研究者が参加しています。

 

その第一回の会合が下記のように開催されます。

日 時:2015年5月7日(木)午後1-4時
場 所: ハロー会議室八重洲フィナンシャルビルB会議室     
東京都中央区日本橋3-4-13       
東京駅 八重洲中央口 徒歩2分      
東京メトロ銀座線 日本橋駅 B3出口 徒歩3分     
東京メトロ銀座線 京橋駅 7番出口 徒歩4分
http://www.hello-mr.net/detail/?obj=103

会合では今後の研究計画についての討議を行います。 また、研究会の発足にあたって「ブレインストーミング用の話題提供トーク」と して、広島市立大学の太田育子教授に同著「人権から考える311原発事故災害: 『被曝を最大擁護する権利』のために」(『世界の眺めかた:理論と地域からみ る国際関係』広島市大学国際学部叢書6、2014年)を基に、議論の話題を提供し ていただく予定です。

 

この研究の目的は以下の通りです。 「福島原発事故による原子力災害は被災地域を根本的に変容させている。未曾有 の原子力災害が地域の住民、社会、文化、自然環境にどのような影響を与えてい るのか?これは日本国の学知として把握・解明し、世界に向けて発信されなけれ ばならないものであろう。本研究では、2012年に始まった科研費基盤研究で得ら れた知見を出発点とし、文理にわたる関連分野での研究実績を発展的に継承し、 調査研究方法の刷新を図ることにより、原子力災害を総合的・体系的に解明する。 さらにその解明によって得られる全体像を基に、原子力災害以外の災害も射程に いれた復興のあり方を人間復興モデルとして構築する。」(科研費の申請書より)

連絡先: 科研費メンバー以外の方で御出席希望の場合は事前に家田までご連絡ください。
ieda@slav.hokudai.ac.jp 電話090-2813-4907   
5月20日
ユーラシア表象研究会
日 程: 2015年5月20日(水)16時半~18時
場 所:スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告者: イーゴリ・ボトーエフ(ブリヤート国立大学)
題 目: ソ連文学における日露戦争の記憶
要 旨: 日露戦争は、日露関係ばかりではなく、全世界の歴史の中で特別な位置を占め、現在に至るまで社会の動きに非常に大きな影響を与えつつある。この戦争は、歴史上の単なる出来事のレベルを超え、ロシア社会の全階層内の、日本に関するイメージの成立にとって重要な要因となった。このような新イメージを取り込んで書かれた典型的な例としては、 アレクサンドル・ステパーノフ(1892-1965)の『旅順口』、アレクセイ・ノビコフ=プリボイ(1877-1944)の『ツシマ』、 ヴァレンチン・ピークリ(1928-1990)の『オキヌさんの物語』という、三つの歴史小説が取り上げられる。それらの代表的な戦争文学作品は、長期間にわたって、ロシア人の「日本の表象」と「戦争の表象」を形成し、それらの表象を反映していた。
  参加自由
5月25日
ロシア・ビジネスセミナー2015 「ロシア経済の行方 ~経済制裁、原油安、ルーブル安に直面するロシア~」
日 時: 2015年5月25日(月) 15:00~17:00 (開場14:30~) ロシア・ビジネスセミナー2015
場 所: 北海道大学学術交流会館1階小講堂
主 催: 北大スラブ・ユーラシア研究センター,公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター,NPO法人ロシア極東研
・基調講演
(1) 田畑伸一郎・北大スラブ・ユーラシア研究センター長
(2) 本村眞澄・独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構首席研究員
・コメンテーター
(1) 杉山 基・有限会社ファルコンジャパン代表取締役
(2) 高田喜博・公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター上席研究員
・司 会 丹治宏剛・株式会社FECマネージメント代表取締役
  参加自由  


6月

6月4日
ユーラシア表象研究会
報告タイトル:「歴史は条件節を持たない」か? レフ・グルスキイ『ロマン・ アルビトマン ロシア第二代大統領伝』(2009年)をめぐる考察
報告者:梅村 博昭
日 時:2015年6月4日(木)16:30~18:00
場 所:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
要 旨: ロマン・アルビトマンはレフ・グルスキイの筆名で小説を書くほか、アル ビトマン自身がエリツィンの後継大統領だったとする標題の荒唐無稽な偽伝記を書いている。これはSFか?パロディか? 歴史改変小説か? 内容を紹介し、 考察の糸口をいくつか提示したい。
  参加自由
6月6日
研究所一般公開
「もっと楽しく!もっと詳しく! スラブ・ユーラシア展」
日 時:2015年6月6日(土)10:00-17:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター 4階ラウンジ

本年度も、スラブ・ユーラシア研究センターでは、北大祭の期間中に一般向けの研究 所公開を行います。教員による最新の研究成果に関する展示と講演から、スラブ・ ユーラシアのアニメDVD上映やぬり絵コーナーまで、 大人から子供まで楽しめるコンテンツをご用意して、皆様のお越しをお待ちしており ます。

 

パネル展示

  • ウクライナ危機後のロシア経済
  • アラル海災害と復興
  • スラブ・ユーラシアの世界遺産
  • スラブ・ユーラシアのアニメと絵本
  • 特別展示:スラブ・ユーラシア研究センター60年のあゆみ

 

サイエンストーク

  1. 14:00-14:30 
    「20世紀最悪の環境破壊」の教訓―アラ ル海災害から学ぶべきこと  地田徹朗
  2. 15:00-15:30 
    油価下落と制裁―ロシア経済は本当に危機なのか?  田畑 伸一郎

連絡先: 地田 tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp ([at]を@ に変更してご 連絡ください。)

6月13日
ソビエト史研究会2015年度年次研究大会
日 時: 2015年6月13日(土)10:20~18:30
会場: 専修大学サテライトキャンパス スタジオA(定員54人)
(最寄り:小田急線 向ヶ丘遊園駅 徒歩1分)
アクセス地図: http://www.senshu-u.ac.jp/library/00_spdata/satellite/access.pdf
主催: ソビエト史研究会
後援: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
  参加自由、無料
大会プログラム:
10:00  開場
10:20 開会のあいさつ  地田 徹朗(事務局、北海道大学)
10:30~11:45 若手報告 「1920-30年代ソヴィエト・カレリアにおけるフィンランド系移民政策」
報告者:千葉 信人(防衛省)
司 会: 地田 徹朗
11:45~12:45  昼食休憩(各自)
12:45~14:00 自由論題① 「汚れと粛清:コロンタイの1920年代のテクストにみられる党批判」
報告者:北井 聡子(東京大学大学院総合文化研究科・博士課程)
司 会: 油本 真理(立教大学)
14:00~14:05 休 憩
14:05~15:20 自由論題② 「ペテルブルグの福者(ブラージェンナヤ)クセーニヤ:反宗教政策とソヴィエト的「民衆宗教」としての「聖人」崇敬」
報告者:高橋 沙奈美(北海道大学)
司 会: 池田 嘉郎(東京大学)  
15:20~15:30 休 憩
15:30~17:30 パネル「ロシア革命とソ連の世紀」 
趣旨説明 松戸 清裕(北海学園大学)
報 告
「世界戦争から革命へ」 池田 嘉郎(東京大学)
「スターリニズムという文明」 松井 康浩(九州大学)
「冷戦と平和共存」 松戸 清裕(北海学園大学)
「社会主義革命と社会、学知、文化」 浅岡 善治(東北大学)
「帝国的プロセスとしてのロシア・ソ連史」 宇山 智彦(北海道大学)

各報告10~15分程度、残り時間質疑応答 (個人報告、パネルの時間が押した場合、最大で18:00まで延長可能とする)
17:30~18:30 総会、閉会のあいさつ
総会進行:日臺 健雄(埼玉学園大学)
19:00~ 懇親会(登戸駅周辺を予定)
連絡先: 地田(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp) ([at]を@に変換の上、メールを送信してください。)

6月15日

スラブ・ユーラシア研究センター・北極域研究センター共催セミナー(使用言語:英語)
日 時: 2015年6月15日(月)午後4時半~6時 スラブ・ユーラシア研究センター・北極域研究センター共催セミナー
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(4階403号室)
Gail Fondahl,
University of Northern British Columbia, Canada
President of the International Arctic Social Sciences Association (IASSA) (2011-2014)
“Indigenous Land Rights in the Russian Federation: A Quarter Century Onward”
共催: 北ユーラシア研究会
  参加自由  
6月22日
鈴川・中村奨励研究員研究報告会
日 時:  2015年6月22日(月)16時~16時30分
場 所:  スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
報告テーマ: 中ソ対立のモンゴル要因
報告者: オユンバートル・ムンヘジン(慶應義塾大学大学院)
  参加自由

6月27日

【主催】UBRJセミナー
「根室からみた北方領土問題―人々の「想い」と「本音」にせまる」
境界研究ユニット(UBRJ)では、DVD『北方領土を望んで―人々の想いは今』の完成を記念し、特別セミナーを開催することになりました。
DVDの特別上映と、根室市役所でリサーチ・インターン、専門調査員として2年連続で短期滞在をしたファベネック・ヤンさんによる報告の二本立てです。
DVDの内容については、監修をした岩下明裕・UBRJユニットリーダーからの解説もいただきます。
北方領土問題について根室市や根室振興局内の人々の想いや本音について知るまたとない機会となりますので、多くの方のご参加をお待ち申し上げております。
日 時: 2015年6月27日(土)15時~17時
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室 (403)
15時~15時45分 DVD『北方領土を望んで―人々の想いは今』上映会  
15時45分~16時 DVDの解説 岩下明裕 (UBRJユニットリーダー/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授)
16時~16時10分 休 憩  
16時10分~17時
報告 「境界地域・根室でフランス人研究者が見た北方領土問題の知られざる側面」  
ファベネック・ヤン(北海道大学大学院文学研究科・博士課程)
  参加自由  


7月

7月9日
第25回 一緒に考えましょう講座 「国際理解と『災後』の教育」
講演内容
「日本からの支援で東南アジア山岳少数民族の村々に建てられた学校との交流活動に、退職の六年前から取り組んできた。現地の子どもたちを励ます取組みを福島県の小さな学校で行なっているなかで、日本大震災、そして原発事故が起きた。今回の震災と原発事故は、戦後七十年に、新な節目として位置づけられるべき日本の教育の大転換点ではないのだろうか? 東南アジアの山奥の山岳少数民族の子どもたちの輝く瞳から、何を学ぶことができる だろう。そこに、これからの新たな日本の教育が向かうべき方向への大きなを示唆が あると考えている。 多くの方々と、日本の子どもたちをよりよく育てる手だてを考える機会となれば幸いである。」
日 時: 2015年7月9日(木)14時~16時30分(のち茶話会)
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室 (403)
講演者: 宍戸 仙助 (認定NPO法人アジア教育友好協会 )
主催者連絡先: スラブ・ユーラシア研究センター 家田研究室 ieda.ieda.ory<at>gmail.com (<at>を@に変えてご連絡下さい。)
  参加自由  
7月12日
スラブ・ユーラシア研究センター プロジェクト型公募研究・報告会
日 時: 2015年7月12日(日) 13:30-16:15
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室 (403)
1. 13:30-14:10 長與進(早稲田大学政治経済学術院)    
「方言と独立言語の狭間でー東部スロバキア「文章語」の試みを例として」
2. 14:10-14:50 下里俊行(上越教育大学大学院)   
 「近代ロシア・プラトニズムに関する学際的研究」
3. 14:55-15:35 永山ゆかり(北海道大学大学院文学研究科)   
 「北東アジア先住民の民族誌再評価」
4. 15:35-16:15 長縄宣博(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)    
「戦間期の国際秩序形成におけるソ連の役割:中央アジアと中東との関係から」
7月13日
UBRJセミナー「東南アジアの境界:タイ北部国境地域から眺める」
"Southeast Asian Borders: Looking at the Thailand's Northern Borderlands"
この度、UBRJではタイのメーファールアン大学の研究者をお招きし、タイから観た東南アジアの境界問題に関するセミナーを開催することになりました。
報告は英語で同時通訳なしではありますが、東南アジアの境界について知る貴重な機会ですので、皆様のご参加をお待ち申し上げております。
日 時: 2015年7月13日(月)16時半~18時
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室 (403)
内 容: 1.メーファールアン大代表者による挨拶
 Dr. Romyen Kosaikanont (Vice President (International Affairs), Mae Fah Luang University)
  "Introduction of Mae FahLuang University"

 Kosaikanont副学長の来日は取りやめとなりました
 Assoc. Prof. Dr. Siriporn Wajjwalku (Dean, School of Social Innovation, Mae Fah Luang University)
  "Introduction to School of Social Innovation, Mae FahLuang University"

2.学術研究報告
 Dr. Wanwalee Inpin (Assistant Dean, School of Social Innovation, Mae Fah Luang University)
  "An Efficiency of Local Administrative Organization in Chiang Rai Province Toward a Mitigation of Earthquake Disaster"
 Asst. Prof. Dr. Yuthpong Chantrawarin (Director of Research Center, School of Social Innovation, Mae Fah Luang University)
  "Footloose Gem Traders and The Grey-shaded Border Space of Mae Sai Border Town"
使用言語: 英語(同時通訳なし)
  事前連絡は不要ですのでご自由にお越しください。
連絡先:  地田 徹朗(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp;北大内内線4809) [at]をアットマークにかえてご入力下さい。
7月21日
SRCセミナー
日 時: 2015年7月21日(火)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告者: Bosya Kornusova (Kalmyk State University, Russia)
題 目: Minority Language Survival in the Globalized World: The Kalmyk Experience
  参加自由


8月

8月1日
International Joint Workshop "社会主義の記憶と現在:宗教・政治・ナショナリズム”
日 時: 2015年8月1日(土) 9:30-13:10 
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
使用言語: 英語・ロシア語 (通訳なし)
9:30-9:35 開会の辞
9:35-10:25 ウルリケ・フーン
“アングラからの出発?ソヴィエト人類学者、終末論的セクトを研究する ”
10:25-11:15 高橋 沙奈美
“ソヴィエト・ロシアの聖人 民衆信仰の伝統と変容”
11:15-11:30 Coffee Break
11:30-12:20 イリーナ・パプコヴァ
“コラボレーター、そして/それとも殉教の教会 ソヴィエトの過去を(誤っ て)記憶するロシア正教”
12:20-13:10 ニコライ・ミトローヒン
“1940-2000年代のロシア正教現代史研究の諸問題”
  参加自由。皆さまのお越しをお待ちしております。
8月1日
UBRJセミナー "Visualizing the Aral Sea crisis and the resurrection of The Small Aral"
旧ソ連領中央アジア、ウズベキスタンとカザフスタンの国境地域にあるアラル海。
かつて世界第4位だった湖は今やかつての10分の1以下にまで表面積が縮小してしまいました。
今回のUBRJセミナーでは、1980年代前半よりアラル海の水中生物相のモニタリングを続け、
アラル海の救済運動を率いてこられたニコライ・アラディン博士(ロシア科学アカデミー動物学研究所)と、 アラディン博士のご子息でプロのビデオカメラマンとしてアラル海の現状の撮影を続けているイヴァン・アラディン(ロシア科学アカデミー図書館)氏をお迎えして、 セミナーを開催することになりました。
アラディン博士は、カザフスタン領小アラル海救済を目的とした堤防建設をペレストロイカの時期から世界中に訴え、実現に尽力した立役者の一人です。
映像は英語/カザフ語、報告はロシア語ですが、必要に応じて司会者が日本語で解説を入れ、質疑応答に露和通訳を入れることは可能です。ご関心ある方はぜひご参加ください。
日 時: 2015年8月1日(土)15時~16時半
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
内 容:  15:00~15:05 ニコライ・アラディン、イヴァン・アラディン氏の紹介
 15:10~15:30 ニコライ&イヴァン両氏によるアラル海の現状および映像内容に関する報告
 15:30~16:05 映像視聴
 "The Contemporary Situation of the Small Aral Sea from the Video Materials of the Aral Sea Expedition August-September 2011"
 16:05~16:30 質疑応答
使用言語:  ロシア語(必要に応じて和露通訳実施、英語での質問も可能です)
  参加自由。皆さまのお越しをお待ちしております。
連絡先: 地田(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp)([at]を@と書き換えて下さい)
8月1日
スラブ・ユーラシア研究センター 中・東欧研究会
スコット・スペクター教授 (Prof. Scott Spector)* 講演会 *
ミシガン大学歴史学・ドイツ研究学部
講演題目: Scholarly Paradigms for the German-Jewish Literature of Eastern Europe
『東欧のドイツ・ユダヤ文学のための諸研究枠組み』
日 時: 2015年8月1日 (土) 14:00-16:00
会 場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 404セミナー室
使用言語: 英 語
講演要旨:

German was often the language chosen by Jewish writers from Eastern Europe between the Enlightenment and the Holocaust. Focusing on the Eastern reaches of the former Habsburg Empire, we will look at the literary production of Jews in German language and try to analyze how they situated themselves within this landscape. What sociological and political explanations for this choice have been assumed, and what alternative paradigms have been explored by scholars of Jewish, German, and East European studies in different disciplines? From the notion of “cultural hybridity” to theorizations of “Central Europe,” scholars have often tended to organize these authors in ways that do not accord to the actual tendencies of their cultural products themselves.

 

啓蒙主義期からホロコーストの時代にかけて東欧出身のユダヤ人作家のもとでは、創作言語としてのドイツ語の採用が多く見られる。この講演では、旧ハプスブルク帝国の東部地域におけるユダヤ人のドイツ文学に注目し、彼らが自分自身とこの地域とを関連づけようとしていった過程を考察していく。創作言語としてはドイツ語を使用しつつ、旧ハプスブルク帝国の東部地域との関係をもち続けるという東欧のユダヤ人作家による決断の背景には、どのような社会学的、政治的な要因が指摘されるだろうか。この問題の解決にあたり、ユダヤ研究、ドイツ文学研究、東欧地域研究は、どのような対案を提起してきたのだろうか。「文化的雑種性」への注目から「中欧」が理論化されていく過程で、それぞれの研究分野がそれぞれの研究領域に属する研究者を組織しようとしてきた。しかし、このような枠組みでの研究は、東欧出身のユダヤ人によるドイツ文学の傾向を把握してはいない。

  スペクター教授プロフィール:
University of Michigan, Professor of History, German, Judaic Studies Chair, Germanic Languages und Literature
連絡先: 中村 寿 (文学研究科専門研究員、ドイツ文学) sing134@zj9.so-net.ne.jp / 090-7609-8060
科研費助成対象事業 (若手研究B) 課題番号: 15K2082305 研究代表者: 中村 寿
8月10日
SRCセミナー
日 時: 2015年8月10日(月) 14:00-16:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告題目: The Martial Art of Nonstandard Language: “Boyovyj Surzhyk” in the Construction of Ukrainian Identity
講 師: Laada Bilaniuk (University of Washington, USA)
連絡先: 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
8月10日
都合により中止となりました。
SRCセミナー
日 時: 2015年8月10日(月) 16:00-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告題目: The Maintenance and Revitalization of Lower Sorbian and the Fate of the Lower Sorbian Dialects
講 師: Gunter Schaarschmidt (University of Victoria, Canada)
連絡先: 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
8月10日
スラブ・ユーラシア研究センター特別講演会
タイトル: 「無声の中国」――1930年代の中国映画におけるネーション、ジェンダーと声の主体性 スラブ・ユーラシア研究センター特別講演会
講演者:
孫柏(中国人民大学)
日 時: 2015年8月10日(月)16:30~18:30
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)
使用言語: 中国語(通訳あり)
通 訳: 趙陽(北海道大学大学院文学研究科博士課程)
要 旨: 1930年から1935年にかけて、中国映画はサイレントからトーキーへの転換を経た。さまざまな歴史的要因の結合により、この過程は銀幕においてネーションの主体性を形成する機会と挑戦を、中国映画にもたらした。音声技術上の未発 達は、中国がいまだ生産していたサイレントを音の欠乏した映画へと変化させたのみならず、ジェンダーの修辞戦略をもってアイデンティティの不安に移しかえるという手法をも発展させた。阮玲玉の銀幕の伝説、ひいては彼女のスターとしての個人の悲劇は、「無声の中国」の映画史における、また歴史における銘文となった。しかし彼女の不朽のイメージにおいて、声の退却そのものは、翻って沈 黙に発話させることとなったのである。
共 催: 中国語中国文学談話会
連絡先: 越野 gkoshino<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
8月13日
SRCセミナー
日 時: 2015年8月13日(木)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告題目: How Yiddish and Romani can contribute to Slavic and German historical linguistics?
講 師: Paul Wexler (Tel-Aviv University, Israel)
連絡先: 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
8月27日
UBRJセミナー 「ロシア極東:中国との統合か、アジア太平洋との統合か?」
日 時: 2015年8月27日(木) 16時半~18時
(これまでの開催時間の案内に誤りがありました。お詫び申し上げます。)
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告題目: 「ロシア極東:中国との統合か、アジア太平洋との統合か?」
報告者:  アルチョム・ルキン(Artyom Lukin)(極東連邦大学・助教)
報告言語: 英語
  参加自由。皆さまのご参加をお待ちしております。
連絡先: 岩下明裕(iwasi[at]slav.hokudai.ac.jp)、内線3312 [at]を@に変換してください。
8月31日
SRC昼食懇談会
日 時: 2015年8月31日(月)12:00-13:00
報告者: 宇山智彦(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
題 目: China’s “One Belt, One Road” Strategy and Xinjiang: Impressions from the Conference Trip to Urumqi and Beijing
報告言語: 英語
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
  弁当は各自ご持参ください。


9月

9月7日
Special SRCセミナー
日 時: 2015年9月7日(月) 14:30-16:30
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター セミナー室1(404)
  Umut Korkut (SRC)
"Resentment and Re-organization: Anti-westernism for Conservative Social Control in Hungary"
  Timur Dadabaev (Tsukuba University)
"Vision of self/other in constructing new Eurasia"
  参加自由。
連絡先: 家田  ieda<at>slav.hokudai.ac.jp(<at>を@に変換してご連絡ください)
9月7日
SRCセミナー
日 時: 2015年9月7日(月) 16:30-18:00
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告題目: The Experience of Polish Exile: the Case of Joseph Wittlin
講  師: Ryszard Zajaczkowski (The John Paul II Catholic University of Lublin, Poland)
連絡先: 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
9月16日
鈴川・中村奨励研究員研究報告会
日 時: 2015年9月16日(水)11時00分~12時00分
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
報告テーマ: 日本の最高裁判所との比較から見るチェコ憲法裁判所-司法積極主義?司法の政治化?
報告者: 大場佐和子(神戸大学大学院)
  参加自由
9月18日
北極域研究センター,スラブ・ユーラシア研究センター共催セミナ ー
Governance of the Arctic: What Future Do We See?
日 時: 2015年9月18日(金)17:00-19:00 Slavic-Eurasian Research Center and Arctic Research Center Co-hosted Seminar
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)
報告者: Dr. Kamrul Hossain     
( Research Director (Acting), Northern Institute for Environmental and Minority Law, Arctic Centre, University of Lapland.)
使用言語: 英語
連絡先: Dr. Yuuki Komata (URA)      
y-komata@cris.hokudai.ac.jp
011-706-9595
  参加自由、連絡不要。


10月

10月14日
SRC特別セミナー
タイトル: 「愛しのソ連を後にして:時代のドキュメントとしての日本人捕虜の 感謝のアルバム」
日 時: 2015年10月14日(水)16:30~18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター4階小会議室(401)
報告者: エリザ=バイル・グチノヴァ(学振招へい研究員/サンクトペテルブルグ・ヨーロッパ大学)
使用言語: ロシア語(通訳はつきません)
連絡先: 越野 gkoshino<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)


10月15日
第三回異分野連携勉強会
日 時: 2015年10月15日(木)16:30~ (2時間程度)
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター4階大会議室(403)
話題提供: 田畑伸一郎・後藤正憲(SRC)
「ロシアのヤマロ・ネネツ訪問談:ガス開発地域 の持続的発展の可能性」
立澤史朗(文学研究科)
「シベリアにおける生物多様性と野生生物の保全につい て(仮)」
  参加自由、連絡不要。関心のある方々の参加を歓迎します。


11月


11月6日
New Documents and Perspectives on Chiune Sugihara: Results of Russo-Japanese Cooperative Research
日 時: 2015年11月6日(金)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター4階小会議室(401)
発表者: イリヤ・アルトマン(Ilia Altman)
Co-Chairman, Russian Holocaust Center (Moscow)
使用言語: ロシア語
担当者: David Wolff  (urufu<@>slav.hokudai.ac.jp) <at>を@に変換してご連絡ください
  参加自由。ふるってご参加ください。
11月18日
SRC特別セミナー
タイトル: 「Alexander Serov and the Birth of the Russian Modern」
日 時: 2015年11月18日(水)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター4階大会議室(403)
報告者: ポール デュ・クノワ (SRC)
連絡先: 長縄 luch<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
11月19日
UBRJセミナー  "India and the Asian Balance of Power"
日 時: 2015年11月19日(木)16時半~18時
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター4階小会議室(401)
報告者: ラジャ・モハン(Raja Mohan)(オブザーバー・リサーチ財団・特別フェロー)
使用言語: 英語
連絡先: 地田(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp) [at]を@に書き換えて下さい。
  参加自由。関心ある方のご参加をお待ちしております。
11月21日
研究会「戦争と社会主義のメモリースケープ」
場 所: 明星大学日野校28号館503号 研究会「戦争と社会主義のメモリースケープ」
日 時: 2015年11月21日(土)13:30~18:00
会場情報: http://www.meisei-u.ac.jp/campus/hino.html
 13時30分~14時20分 加藤久子(國學院大學)
他者の歴史を展示するということ―ポーランドにおけるホロコースト・サイトの 保存、展示
 14時30分~15時20分 雑賀忠宏(京都精華大学)
マンガが描く「戦争の記憶」、そして「戦争を描くマンガ」へのまなざし
――京都国際マンガミュージアム「マンガと戦争」展を手がかりとして
 15時30分~16時20分 楊小平(広島大学)
中国の戦争記憶におけるナショナリズムと民間人の役割(仮)
16時30分~18時 台湾金門島調査報告
科研メンバーによる研究報告
 共 催: 仙人の会


12月


12月1日
昼食懇談会 「移民問題と2015年10月のポーランド総選挙」
話題提供 : 仙石学
日 時: 2015年12月1日(火)12:00-13:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
連絡先: 家田
12月2日
SRCセミナー
タイトル: Таджикские трудовые мигранты в Москве: Адаптация к новым реалиям и трансформация традиционных ценностей
(モスクワのタジク人労働移民:新しい現実へ の適応と伝統的価値の変容)
報告者: トヒル・カランダロフ(ロシア科学アカデミー民族学・人類学研究所/SRC)
討論者: 堀江典生(富山大学極東地域研究センター)
日 時: 2015年12月2日(水)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)
言 語: ロシア語(通訳なし)
12月9日
プレシンポジウム企画 「ユーラシアから見た中東難民と欧州統合」
日時:2015年12月9日(水)9:00–16:00
会場:北海道大学学術交流会館
使用言語: 英 語
Middle-Eastern Migration/Refugees and European Integration from Eurasian viewpoints 本年の8月末以降に、シリアなどからバルカン半島を経由して、欧州に押し寄せる難民が急速に膨れ上がった。その数は驚異的な値に達している。経由地となった中欧・東欧諸国には大きな混乱が生じ、またEU全体に難民受け入れをめぐる亀裂が走った。欧州統合の象徴である「シェンゲン条約」が掲げる移動の自由は機能不全に陥り、全EU諸国の内部には政治的、社会的な対立が深刻化している。難民問題は流入先の欧州情勢そのものを流動化させているが、それに留まらない。たとえばトルコのEU加盟交渉が再浮上し、またロシアがシリアへの空爆を開始した。つまり中東地域と全ヨーロッパが連動して、世界史的な大転換期ともいうべき様相を呈しつつあるといえよう。難民問題は第一次世界大戦にまで端緒を遡るが、この根深い問題が、時間によって解決をみるどころか、現状を揺るがし、将来の世界をも揺るがしかねない勢いである。本シンポジウムでは、関連地域の専門研究者が一堂に会して、時機を逸せず、広い視野に立って難民問題を議論し、ユーラシアの将来を展望しようと試みる。国際関係において、日本がこれまで担ってきた独自の役割があり、培ってきた研究業績がある。実践的に、かつ理論的に議論を深め、全世界にむけて発信することには、大きな意義があろう。各位の参加と自由な議論に期待したい。
 開会の辞:井上紘一(北海道大学名誉教授)
 第一セッション 9時-11時 「歴史から見た中東と欧州」
司 会:

家田修(SRC)、ハンガリー

報告者:

黒木英充(東京外国語大学)、中東
 「避けられない波なのか?歴史を踏まえて考えるヨーロッパへのシリア(およびレバノン)移民」
野坂潤子(ビルケント大学)、中東
「黒海沿岸における難民と移民の200年再考」

Basak Kale(中東工科大学)、トルコ  
「大量難民問題を通して見た移民管理の比較:EUとトルコ」 (スカイプでの報告)
遠藤乾(北海道大学法学研究科)、欧州連合  
「難民危機のなかのEU」

討論者: 佐原徹哉(明治大学)、バルカン
 第二セッション 11時10分-13時20分 「中東難民と欧州の現在」(ラウンドテーブル)
司 会: 皆川修吾(北海道大学名誉教授)
報告者: 今井宏平(明治大学) 、トルコ
「トルコの人道外交の有効性と限界――シリア難民への対応を例に――」
Istvan Szerdahelyi (在日本ハンガリー大使)
Bostjan Bertalanic(城西大学)、スロベニア
「スロヴェニアとバルカンから眺める難民情勢」
久保山亮(専修大学) 
「ドイツにおける難民をめぐる政策と政治」  
仙石学(SRC)、ポーランド
「欧州移民危機とポーランド総選挙」
 昼食 13時20-14時15分
 第三セッション 14時15分-16時00分 「難民問題と世界」
司 会: 大津留厚
報告者:

Hans Carl von Werthern (在日ドイツ連邦共和国大使)
梅原季哉(朝日新聞 欧州総局長) 
盛田常夫(立山R&DヨーロッパKFT)、ハンガリー
「中ハンガリーから見た難民問題の現実」 

錦田愛子(東京外国語大学)、パレスティナ
「移動という選択――欧州諸国へのパレスチ難民の移住」
デハ・エルペッキ(在日本トルコ共和国公使参事官)

   
  会議組織担当者: 家田修(SRC)、仙石学(SRC)
  連絡先: ieda@slav.hokudai.ac.jp
12月9日
プレシンポジウム・セミナー
主 催: 科学研究費基盤研究A「比較植民地史」
タイトル: 「植民地反乱と国家・社会関係:露領中央アジアと英領インドの比較」(映画上映あり)
日 時: 2015年12月9日(水)16:30-19:00
会 場: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)
使用言語: 英 語
司 会: 長縄宣博(SRC)
報告者:

クロエ・ドリュー(フランス国立科学研究センター)
「1916年中央アジア反乱:社会運動論からみた歴史の再評価」
クレア・アンダーソン(レスター大学)
「東インド会社治下南アジアの社会変容と1857年反乱」

 

討論者: 宇山智彦(SRC)
   
映画上映: 「夜明け前Tong oldidan」(スレイマン・ホジャエフ監督、1933年、46分。1916年反乱を題材としたウズベク映画)
12月12日
「ユーラシア地域大国(ロシア,中国,インド)の発展モデルの比較」 第2回研究会
日 時: 2015年12月12日(土)午後2時~6時
場 所: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(4階401号室)
報 告: 1. 丸川知雄「中国・新興国産業ネクサス」
2. 上垣彰「世界経済の中のロシア,ソ連,再びロシア」
3. 佐藤隆広「ロシアとインドの地方財政格差」
4. 田畑伸一郎「今後の地域大国比較研究についての問題提起」
※科研費の研究会です。メンバー以外の方の出席も歓迎しますが(一部の時間の みの参加も可),
準備の都合があるので,前日までに田畑まで連絡願います。 shin*slav.hokudai.ac.jp
12月12日
サハリン・樺太史研究会、科研「比較植民地史」合同研究会
塩出浩之『越境者の政治史』をめぐって
日 時: 2015年12月12日(土)14:00~18:00
場 所: 北海道大学人文社会科学総合教育研究棟(W棟)201
第1部 14:00~15:30
報告者: 塩出浩之(琉球大学)
浅野豊美(早稲田大学)
柴田陽一(京都大学)
天野尚樹(北海道大学)
15:30~15:45 休憩
第2部 15:45~18:00 総合討論
主 催: サハリン・樺太史研究会、科学研究費補助金「比較植民地史」
共 催: 科学研究費補助金「サハリン(樺太)島における境界変動の現代史」
12月16日
SRCセミナー
日 時: 2015年12月16日(水) 16:30-18:00 SRCセミナー
会 場: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403)
報告題目: Язык и культура после Чернобыля: проблемы сохранения и исследования
講 師: Павел Гриценко (Інститут української мови НАН України)
連絡先: 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)
12月17日
ユーラシア表象研究会 「ロシアにとってビエンナーレとは何か」
報告者: 生熊源一(北海道大学文学研究科博士課程)
日 時: 2015年12月17日(木)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター401(小会議室)
要 旨: 二年に一度の国際芸術祭を意味するビエンナーレは、芸術界においてますます支配的な形式になってきている。ロシアでも、ビエンナーレは浸透しつつある。昨年には欧州を巡るマニフェスタがサンクトペテルブルクで開かれ、モスクワ・ビエンナーレは今年で10年目の第6回を迎えた。さらに今年は、ビエンナーレの総本山とも言える第56回ヴェネツィア・ビエンナーレが行われた年でもある。これらのビエンナーレについて紹介すると共に、ロシアにとってのビエンナーレの意義を考察してみたい。
12月18日
鈴川・中村奨励研究員研究報告会
日 時: 2015年12月18日(金)16時30分~17時00分
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
報告テーマ: リトアニアにおけるユダヤ人民族自治とシオニスト(仮)
報告者: 重松尚(東京大学大学院)
参加自由。
12月24日
SRCセミナー
日 時: 2015年12月24日(木)16:30-18:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
報告者: Pavel Shabley (SRC/ Kostanay Branch of Chelyabinsk State University)
報告テーマ: Межрегиональные связи мусульман Российской империи во второй половине XIX- начале XXвв. (на примере семьи Яушевых).
連絡先: Norihiro Naganawa (luch<at>slav.hokudai.ac.jp)(<at>を@に変換してご連絡ください)
12月26日
同志社植民地主義研究会・「比較植民地史」科研 共同研究会  
「比較の視点から考える植民地記憶・責任論―近年の日・仏の事例」
プログラム
  1. 報告者:板垣竜太(同志社大学社会学部)   
    タイトル:「日韓をめぐる植民地記憶・責任論の近年の動向」
  2. 報告者:菊池恵介(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科)   
    タイトル:「ハイチへの補償問題―最近のフランスの動向」
司 会:

宇山智彦(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)

日 時: 2015年12月26日(土)14:00~18:30
場 所: 同志社大学烏丸キャンパス志高館203号室
https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/karasuma.html
主 催: 科研プロジェクト「比較植民地史:近代帝国の周縁地域・植民地統治と 相互認識の比較研究」(基盤研究A:代表 宇山智彦)/同志社大学人文科学研 究所・部門研究第18期第10班「植民地主義のグローバル・ヒストリー」


1月


1月19日
SRCセミナー
日 時: 1月19日(火)15:00 - 17:00
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
報告者:

齋藤宏文 (東京工業大学)

報告題目:
科学アカデミーはいかにトロフィム・ルィセンコを受け入れたかーソヴィエト学界の"特進者"をめぐる一考察
1月26日
客員研究員セミナー
日 時: 1月26日(火) 16:30~18:00
報告者:

Alexander Bukh(Victoria University of Wellington)

題 目: 北方領土返還運動と竹島返還運動の比較      
(A Comparison between the Movements for the Return of Northern Territories and Takeshima)
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
使用言語:
発表は日本語、質疑応答は日本語・英語
1月27日
SRC特別セミナー
タイトル:

アヴァンギャルドの爆発から戦争の爆発へ

講 師: コルネリア・イチン(ベオグラード大学教授)
日 時: 1月27日(水) 16時半~18時
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
使用言語: ロシア語
要 旨:
В рамках лекции лектор собирается показать с каким "военным", агре ссивным накалом русские авангардные поэты и художники внедряли в русскую литературу и живопись свою поэтику, и как этот "военный" будетлянский кл ич предвосхитил исторические события. Одновременно собирается показать, как они с началом Первой мировой войны заявляли о войне в своих произвед ениях. Примерами для этого послужат произведения Крученых, Маяковского, Малевича, Гончаровой, Розановой, Филонова. Главное понятие - "взрыв", во спринимаемый в ключе философии нестабильности Ильи Пригожина, а также те ории Юрия Лотмана относительно развития русской культуры.



2月


2月4日
世界経済外交大学(ウズベキスタン)・北海道大学・国際共同セミナー
“Transformation and Sustainable Development in Uzbekistan”
ウズベキスタンにおける体制転換と持続的開発
使用言語: 英 語
報 告: Atamurodov Tulkin (世界経済外交大学・国際経済関係学部)
Kholbaev Sanjar (世界経済外交大学・国際管理監督部)
Islamov Bakhtiyor (北海道大学大学院経済学研究科・特任教授)
日 時: 2016 年2 月4 日(木)17:00 ~ 18:30
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター大会議室 (403)
経済学研究科主催
スラブ・ユーラシア研究センター 及び公共政策大学院共催
  参加自由。
問い合わせ:
樋渡 (mhiwatari@econ.hokudai.ac.jp)
2月13日
境界地域研究ネットワークJAPAN
「根室セミナー」
日 時: 2016年2月13日(土)13:00~
会 場: 北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)
〒087-0037 根室市穂香110-9
  主催:境界地域研究ネットワークJAPAN
共催:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)、根室市
協力:NPO法人国境地域研究センター、地域研究コンソーシアム、九州大学アジア太平洋未来研究センター、標津町
協賛:大地みらい信用金庫、小林商店、久保治療院、あんくる&チボリ
プログラム
13:00 開場
13:30

御挨拶 長谷川俊輔(代表・根室市長)
司 会:古川浩司(副代表代行・中京大学)

13:40-15:20
第1部 境界地域に暮すこと:北方領土・竹島・尖閣
司 会:古川浩司
報 告:「国境と呼べないまち」根室から  織田敏史(根室市北方領土対策課長)
  隠岐からいかに声をあげていくか 米澤壽重(隠岐の島町議)
 「領土問題と呼べない島」と向き合って 小嶺長典(与那国町長寿福祉課長)
コメント:ファベネック・ヤン(北海道大学)
15:30-17:10 第 2 部 日本のボーダーツーリズム:成果と展望
司 会:高田喜博(北海道国際交流・協力総合センター)
報 告: 北のボーダーツーリズム―稚内・オホーツクからサハリンへ
中川善博(稚内市サハリン課主査) ・岩下明裕(北海道大学)
 西のボーダーツーリズム―福岡・対馬から釜山へ
平間壽郎(対馬市総合政策部長)・花松泰倫(九州大学)
 南のボーダーツーリズム―八重山から台湾へ
小濱啓由(竹富町企画財政課課長補佐) ・島田龍(九州経済調査協会)
コメント:久保実(五島市市長公室長)
17:10-17:30 総括・討論 (司会:古川浩司 討論:小笠原村東京事務所から)
   ※なお、報告者及び報告タイトルはすべて予定で、変更の可能性があります。
問い合わせ先: JIBSN 事務局・企画部会 岩下明裕
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター内
iwasi@slav.hokudai.ac.jp   Tel.011-706-2388(代表)
2月16日
客員研究員セミナー
日 時: 2月16日(火) 15:00~16:30
報告者:

藤代 節 (神戸市看護大学)

題 目: 20世紀初頭トゥルハンスク地方のドルガン語形成事情について
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
2月16日
ユーラシア表象研究会
報告者: 笹山啓 (東京外国語大学大学院博士後期課程)
タイトル: 「きわめて個人的な救済へむけて ―V・ペレーヴィンの自我論―」
日 時: 2016年2月16日17時~18時半
場 所:

スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)

要 旨: ペレーヴィンが自我をめぐって展開する、ときに人を食ったような哲学的議論にまじめにつきあうべき理由があるとすれば、そこに滲出する作家の個人主義的な価値観が、ロシアという国の自己規定のありようを束縛する「中心‐周縁」という二分法に対するオルタナティブとして機能しうるからである。欧米的な規範を軸に据え構築された価値体系からの距離によって規定を受ける「周縁」としてのアイデンティティ、それゆえに先鋭化する愛国的な思想、現代ロシアを語るうえで無視できないこうした問題を論ずるにあたり、自己の意識のみが存在するというペレーヴィンの発想が思いもかけぬ切り口を与えてくれる可能性を本発表では論じたい。
2月17日
科学研究費補助金・基盤研究(C)
「近現代ロシアにおけるスポーツ表象の諸相 と系譜」研究会
日 時: 2016年2月17日(水)16時~18時
場 所:

北海道大学スラブ研究センター・大会議室(403室)

プログラム: 16時~ 
大平陽一 (天理大学) 「帝政ロシアおよび在外ロシアにおける《ソコル 》:体操運動と民族主義、汎スラヴ主義」
17時~ 
岩本和久 (稚内北星学園大学) 「ロシアの現代美術とスポーツ」
司 会: 侘美俊輔 (稚内北星学園大学)
共 催: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
問い合わせ: 岩本和久 (iwamoto@wakhok.ac.jp)
2月18日
UBRJセミナー 「越境する中東難民と欧州安全保障」
日 時: 2016年2月18日(木)16時半~18時
会 場:

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403室)

内 容: 報告①      
「難民流入がもたらす欧州の安全保障上のインプリケーション」      
鈴木 一人(北海道大学大学院法学研究科・教授/UBRJメンバー)     

報告②      
「ヨーロッパ難民危機と越境移動」      
樽本 英樹(北海道大学大学院文学研究科・准教授/UBRJメンバー)   
  
コメント      
岩下 明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授/UBRJユニットリーダー)     
司会      
地田 徹朗(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・助教/UBRJメンバー)
  中東地域でのISISの活動の結果、その支配地域からの難民が次々と欧州に押し寄せ、対応に苦慮するEU各国が異なった対策をとっていることは世界中のメディアが毎日のように報道しています。今回は、安全保障と移民問題を研究するUBRJメンバーの先生方二名にご報告いただき、中東難民と欧州安全保障の問題という極めてアクチュアルな問題に切り込みます。
  参加自由。
連絡先: 地田(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp) *[at]を@に変換してメールを送信ください。
2月19日
SRC特別セミナー
「文化理論としてのユーリー・ロトマンの記号論:ロシアと韓 国の文化を例にして」
日 時: 2016年2月19日(金)15:30~18:30
場 所:

北海道大学スラブ研究センター4階401号室

報告者: ・キム・スファン(SRC/韓国外国語大学)
 「文化記号論から見た韓国ポップカルチャー:ユーリー・ロトマンの異文化コミ ュニケーションの仕組みについて」
・クセニア・ガリャエヴァ(ウィレム・デ・クーニング・アカデミー、ロッテル ダム)
 「非在の地所:記号圏としてのダーチャ(別荘)」
使用言語: 英語(質疑ではロシア語・韓国語も可能)
連絡先: 越野(gkoshino@slav.hokudai.ac.jp)
2月20日-21日
プロジェクト研究会「ユーラシア諸国におけるキリスト教受容の比較研究」
日 時: 2016年2月20日(土)~21日(日)
会 場:

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)

  報告時間45分+質疑応答15分
プログラム

2月20日(土) 14:00~17:40
司 会:井上貴子  
14:00~15:00  報告1  高橋沙奈美 「救世主としての最後の皇帝ニコライ二世」
15:00~16:00  報告2  井上岳彦 「ヴォルガ下流域における宣教師と現地民による文通」
16:00~16:20  休 憩
16:20~17:20  報告3  村上志保 「中国におけるプロテスタント教会―政治的圧力と教会の受容・変容―」
17:20~17:40  中村唯史 研究経過報告

 

2月21日(日) 10:00~15:00
司 会:望月哲男
10:00~11:00  報告4  深堀彩香 「音楽面からみるイエズス会の東洋宣教 ―16世紀半ばから17世紀初期におけるゴア、日本、マカオを対象として―」
11:00~12:00  報告5  井上貴子 「南インドにおける教会と聖歌―公共圏論をてがかりに―」
12:00~13:00  昼 食
13:00~14:00  報告6  松川恭子「インド・ゴアにおける聖人信仰の現状」
14:00~15:00  総合討論  
コメント:望月哲男
司 会:井上貴子

  参加自由。
連絡先: 高橋(takahashi.sanami<at>slav.hokudai.ac.jp) <at>を@に変換してメールを送信ください。
2月23日
客員研究員セミナー / UBRJセミナー 「北海道・ロシア(サハリン州)の地方間交流の比較分析:根室と稚内」
日 時: 2016年2月23日(火)16時半~18時
会 場:

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(403室)

報 告: 「北海道・ロシア(サハリン州)の地方間交流の比較分析:根室と稚内」      
古川 浩司(中京大学法学部・教授/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター客員教授/境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)  副代表代行)
  本セミナーでは、境界地域研究ネットワークJAPANの活動を発足当初から事業部会長として主導し、現在も副代表代行をつとめられる、日本を代表する国境地域研究者の一人である古川浩司先生に、北海道とロシア・サハリン州との地方間交流の実態と展望についてご講演いただきます。北方領土問題を考える上でも、今そこに住んでいるロシア人の方たちとどのようにつき合っていくのかということを考えずにすますことはできません。この点からも示唆的なセミナーになると思います。皆さまのお越しをお待ち申し上げております。
  参加自由。
連絡先: 地田(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp) *[at]を@に変換してメールを送信ください。
2月27日
アントレプレナーシップ研究会
日 時: 2016年2月27日(土)14:00~18:30
場 所:

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401)

主 催: 科研費基盤研究(C)「ポスト社会主義国における経営主体のアントレプレナーシップに関する文化人類学的研究」
報 告: 「チュヴァシの農業再編における協同組合と自営農家」 後藤正憲(SRC)
「家業と企業の間:モンゴル牧畜民とアントレプレナーシップ」 辛嶋博善(SRC)
「首長、組合、モラル:西アフリカ農村社会におけるアントレプレナーシップ」 佐久間寛(東京外大AA研)
「西太平洋の遠洋航海”社”:貝殻交易の歴史と革新から見るアントレプレナーシップ」 深田淳太郎(三重大)
連絡先: 後藤正憲 goto@slav.hokudai.ac.jp
  ご関心ある方の参加を歓迎します

 


3月


3月3日
UBRJセミナー:BOOK TALK "Reproductive States: Global Perspectives on the Invention and Implementation of Population Policy"
日 時: 2016年3月3日(木)16時半~18時
会 場:

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター小会議室(401室)

内 容: ブックトーク "Reproductive States : Global Perspectives on the Invention and Implementation of Population Policy" (New York: Oxford University Press, 2016), eds. Rickie Solinger and Mie Nakachi
報告者: 中地 美枝(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・共同研究員)
コメンテーター: ポーラ・マイケルズ(Dr. Paula Michaels)(モナシュ大学・上級講師、オーストラリア)
司 会: 岩下 明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授)
 

"Reproductive States" brings together works by experts from around the world, illuminating the reproductive politics of some of the most populous countries in the world: Brazil, China, Egypt, Germany, India, Iran, Japan, and Nigeria, as well as USSR/Russia, and the United States. Each chapter analyzes specific characteristics of national population policies after World War II. The demographic policies of these countries are often categorized differently in terms of the level of economic development (i.e. "developing," "developed" nations; or the "First," "Second," or "Third" worlds), and ideological, political, or religious orientations (capitalist, socialist, communist, Catholic, or Muslim). At the same time the book goes beyond the boundaries of these categories and demonstrates the common denominator of all reproductive policies--the perception of women's bodies as a political resource.

At the seminar Dr. Nakachi, coeditor, will present some of the key findings from this book project. She will also discuss the role of socialism in the contexts of Soviet/Russian and Chinese family and demographic policies, a subject that is often overlooked in the discussion of postwar development of World population control.

使用言語: 英語
  参加自由。皆さまのお越しをお待ちしております。
連絡先: 地田 徹朗(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp) [at]を@に変換してください。

3月14日・18日

SRC特別セミナー
アレクサンドル・ドゥリチェンコ教授のスラヴ・ミクロ文章語に関する連続講義

報告言語:ロシア語
本セミナーは、北海道大学平成27年度大学間協定交流事業に基づき行われます。また、本セミナーは「日本スラヴ学研究会」の特別講演会を兼ねます。

日 時: 2016年3月14 日(月)16:30〜18:00 日 時: 2016年3月18日(金) 17:00-18:30
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401) 場 所: 立教大学池袋キャンパス5号館5403
報告題目: Литературные микроязыки: новая языковая категория в современном сл авянском мире 報告題目: Феномен славянских микрофилолгий в современном славяноведении

講 師: Aleksandr Duličenko (Tartu University, Estonia)
連絡先: 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)

3月15日・17日
ワークショップ&セミナー  
《中世スラヴテクストへの新たなアプローチ》
ワークショップ 3 月15 日(火)15:00〜18:00
『スラヴ世界の内と外から 見たスラヴ・アポクリファ』

セミナー 3 月17 日(木)15:30〜17:30
『中世スラヴテクスト:昔と今』
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401) 場 所: 東京大学文学部 3 号館7 階スラヴ語スラヴ文学演習室
司 会: 三谷惠子 司 会: 三谷惠子

<討論者と報告>
アレクサンドル・ボブロフ (ロシア科学アカデミー・“プーシキン館”)
 “Новозаветные апокрифы в версиях Ефросина Белозерского”
三浦清美 (電気通信大学)
 “К вопросу о древнерусском  мифотворчестве и религиозном воображении в мире славянских срендевековых апокрифов”
服部文昭 (京都大学)
 “Слово о двенадцати снах Шахаиши”

 

-- 休憩 --

 

アニサヴァ・ミルテノヴァ (ブルガリア科学アカデミー・文学研究所)
 “Medieval Texts with a Multilingual Tradition: Apocrypha”
三谷惠子(東京大学)
 “Apocrypha in Apocrypha: The Story about Twelve Fridays”

 

討 論

<講師>
アレクサンドル・ボブロフ
  “Культурное и политическое значение монастырских книжных центров Великого Новгорода”
アニサヴァ・ミルテノヴァ
  “The Workplace of the Medievalist and Information Technologies: Digital Editions and Electronic Corpuses”

 

討論
服部文昭
三浦清美

通訳なし・事前申し込み不要・来聴を歓迎します。
問合せ: tridoline@mail.goo.ne.jp または slav@l-u.tokyo.ac.jp (三谷惠子)
なお本ワークショップとセミナーは、スラブユーラシア研究センター 平成27 年度プロジェクト型共同研究『中世スラヴ語テクストの多元的研究-スラヴ文献言語学 の新たなアプローチをめさして-』の研究報告会を兼ねています。
3月16日
客員研究員セミナー
日 時: 3月16日(水) 15:00~18:00
報 告:

木村護郎クリストフ(上智大学)
  「境界研究にとって「言語」とは何か ― ドイツ・ポーランド国境地域を事例として」
小森宏美(早稲田大学)
  「記憶の中のペレストロイカ期ーラウリスティン、サヴィサール、リューテル」

場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
3月17日
客員研究員セミナー
日 時: 3月17日(木) 16:00~17:30
報告者:

澤田 和彦 (埼玉大学大学院人文社会科学研究科)

題 目: ブロニスワフ・ピウスツキ関係新発見資料について
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター小会議室 (401)
3月23日
SRC特別セミナー
タイトル: Filming the terror in USSR
講 師: Kristian Feigelson (パリ第3・新ソルボンヌ大学/映画映像研究所)
場 所: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター4階小会議室(401号室)
日 時: 2016年3月23日(水)午後4時半~6時
連絡先: 越野 gkoshino@slav.hokudai.ac.jp
言 語: 英語
3月24日
国際シンポジウム「中東難民と欧州統合」
Middle East Refugees and European Integration
巨大な難民の流れは世界史に転換点を生み出す。20世紀は戦争の世紀であり、多くの難民を生み出した。21世紀も難民の世紀が続く。  欧州は昨年来、中東難民問題をめぐって混乱の渦中にある。さらに連続テロが発生するなど、欧州統合の根幹が揺らいでいる。今も欧州をめざす中東難民の大移動が止まない。  欧州と中東をめぐる人の大移動は今回が初めてではない。第二次世界大戦後、ナチスの収容所から解放された数十万のユダヤ人が難民化し、パレスチナに「永住の地」を求めて移動した。これが中東戦争の発端であり、中東難民問題の出発点でもある。  中東難民の行く手には、また揺らぐ欧州統合の先にはどのような未来が待っているのか?そして世界史はどう動くのか?現在進行中のシリア和平会議の混乱と混迷が象徴しているように、中東難民問題は大国の利害や思惑を巻き込んで、解決の糸口を未だ見いだせないでいる。  今回企画された難民シンポジウムではシリア難民問題を大国の視点ではなく、関係する諸地域の視点から捉える。中東研究とスラブ東欧研究、そしてヨーロッパ研究が恊働することにより、難民問題への理解を深めるだけでなく、新たな世界史認識の視座を模索する。日本は世界の地域研究分野において独自の地歩を占め、欧米とは異なる優れた成果を生み出してきた。本シンポジウムは中東難民問題において国際的な議論の牽引役となる。
日 時: 2016年3月24日(水)13時30分〜19時30分
場 所: 明治大学(駿河台)リバティータワー1階、1011教室
会議言語: 日本語
問題の提起 13時30分-13時40分
家田修 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター

第一セッション:欧州の統合と分裂 13時40分-15時30分
樽本英樹 北海道大学文学研究科  「ヨーロッパ難民危機の構造と影響」
中澤達哉 東海大学文学部  「スロヴァキアのシリア難民問題ー民族自然権原理の発動にみる 東欧小民族の寛容性と排他性ー」
仙石学  北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター  「移民/難民問題とポーランド−東欧の「例外」から「一員」へ」
第二セッション:中東難民の現在 15時40分–17時20分  
アフムド・アル=マンスール(アレッポ大学/慶応大学総合政策学部客員) "Syrian Refugees and the Future, Dilemma Needs Attention"  
ナジーブ・エルカシュ ジャーナリスト、シリア出身  
今井宏平 日本学術振興会特別研究員PD    「トルコとEUの難民/移民対策の現状と課題」
第三セッション:中東難民の将来 17時30分–19時30分  
酒井啓子 千葉大学法政経学部    「戦後イラクにおける排他主義の浸透を考える」  
長澤栄治 東京大学東洋文化研究所    「アラブ革命と難民問題」  
佐原徹哉 明治大学政治経済学部     「中東難民問題と世界の将来:トルコの思惑、ロシアの軍事介入、ウィーン和平プロセス、クルド問題、対EU・NATO外交の裏側」

開催校: 明治大学政経学部
共 催: 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター    
明治大学国際武器移転史研究所    
科研費基盤研究A「現代中東・アジア諸国の体制維持における軍の役割」    
科研費基盤研究A「アラブ革命と中東政治の構造変容に関する基礎研究」    
科研費基盤研究B「多層的な民族共生への道」
後 援: 地域研究コンソーシアム
連絡先: メール wakamidori_ki@yahoo.co.jp (今井)
電話:090-7178-8104(今井) / 090-2813-4907(家田)
3月28日
客員研究員セミナー
日 時: 2016年3月28日(月) 17:00~18:30
報告者: 日臺健雄(埼玉学園大学)
題 目: 1930年代ソヴェトにおける農民の生活とコルホーズ市場:スヴェルドロフスク州の事例を中心に
場 所: スラブ・ユーラシア研究センター4階小会議室(401号室)
3月28日・29日
ロバート・グリーンバーグ教授の人文学・社会科学に関する連続講義
2016年3 月28日(月)10:00〜12:00
『高等教育における人文学・社会科学の地位の主張:アメリカ合衆国とニュージーランドの視点』

2016年3 月29日(火)16:40〜18:30
『いかに言語学的分析をインパクトあるものにするか:スラヴ諸語研究への学際的アプローチ』
    

開催場所: スラブ・ユーラシア研究センター 小会議室(401)
使用言語: 英語 ※いずれの講義も通訳はありません。

北海道大学「グローバル大学創成」トップコラボ事業B:
「グローバル化時代における人文学研究教育の挑戦:言語文化研究を題材に(代表 野町 素己)」

連絡先 : 野町 mnomachi<at>slav.hokudai.ac.jp (<at>を@に変換してご連絡ください)


 


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