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修了者の声 山田愛実(2023年度博士号取得)
貴重な2年間
山田愛実
2 年前の春にスラ研のオリエンテーションに出席したときには、周りの院生の方が異次元の存在に思え、本当に自分は合格したのだろうか、これからきちんと2 年間やっていけるのだろうか…と不安でいっぱいでした。ですが2024 年3 月現在、修了が確定してほっとしながらこの文章を綴っています。
ふりかえってみると、スラ研での2 年間は、学部時代とは比べ物にならないほどの予習・課題に追われ、その忙しさの中で自分の研究・就活も同時並行するというかなりハードなものでした。途中、何度も無理だ…と思いましたが、先生方や先輩方に助けていただき、なんとかやってくることができました。
上記のように院生の2 年間は大変ではありましたが、非常に充実したものでもありました。たとえば必ず研究報告をすることになっている金曜2 限の総合演習では、様々な研究をされている院生の方々、先生方の研究報告から刺激をうけましたし、自分の報告に対する専門が異なる方からのご指摘や質問をいただくことで、自分の研究を客観的に見直す機会となりました。また各演習でもスラ研の皆さんとスラブ・ユーラシア地域の歴史、文化、政治などについて学び、議論できたことも貴重な経験でした。
研究環境の面では、スラ研は院生一人一人にデスク、本棚(段数は決まっている)が割りふられるので、文献や資料の管理、論文執筆には非常に便利でした。また研究室で先輩方とお話する中で、研究のヒントが得られたこともありましたし、行き詰っているときも頑張ろうと立ち直ることができました。
自分は4 月から研究とは関係のない企業で働きますし、同期よりも社会に出るのは遅くなりましたが、先述したようにここでしかできない貴重な経験をした2 年間だったので、学ぶ選択をしたことに後悔はありません。もし少しでも研究を深めたいという思いがあり、状況がゆるすのであれば、大学院進学という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
この2 年間かかわってくださった皆様に心から感謝申し上げます。かけがえのない2 年間が与えられたことに感謝しつつ、春からは社会人として与えられた仕事に誠実に取り組んでいこうと思います。
(2024年3月)
[修了者の声index]
- 山田愛実(2023年度修士課程修了)
- ベクトゥルスノフ・ミルラン(2022年度博士号取得)
- 生熊源一(2020年度博士課程修了)
- 大武由紀子(2018年度博士号取得)
- 谷原光昭(2018年度修士課程修了)
- 秋月準也(2017年度博士課程単位取得退学)
- 服部倫卓(2017年度博士課程修了)
- 長友謙治(2016年度博士課程修了)
- 植松正明(2015年度修士課程修了)
- 真弓浩明(2015年度修士課程修了)
- 井上岳彦(2014年度博士号取得)
- 斎藤祥平(2014年度博士課程修了)
- 野口健太(2011年度修士課程修了)
- 石黒太祐(2011年度修士課程修了)
- 宮風耕治(2010年度修士課程修了)
- 麻田雅文(2010年度博士課程修了)
- 高橋慎明(2009年度修士課程修了)
- 秋山 徹(2009年度博士課程修了)
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